ゴエモンのつぶやき

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障害者手作りスイーツが好評

2013年11月15日 02時05分14秒 | 障害者の自立
 知的、精神障害者らが有名パティシエらの指導を受けて作るスイーツが百貨店などで販売され、人気を呼んでいる。

 障害者の低賃金問題を改善しようと、障害者就労支援施設などと洋菓子店が協力。一流の味と、絵本作家らがデザインしたおしゃれなパッケージでファンが増えている。

 洋菓子店「クラブハリエ」(滋賀県近江八幡市)や、野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」(東京都目黒区)など10店が、マドレーヌやケーキなど約40種類のレシピを用意。絵本「くまのがっこう」の絵を描いたあだちなみさんや、絵本作家の長谷川義史さんらがパッケージをデザインした。それぞれ、大阪や京都など10府県の10施設で作り、全国の百貨店などで期間限定で販売している。

 発案したのは、福祉系コンサルティング会社「テミル」(東京都港区)の船谷博生社長(46)。障害者約13万人が雇用契約を結ばず、訓練として軽作業する就労支援施設では、平均賃金が1人あたり月額1万3586円(2011年度、厚生労働省調べ)と低い。「障害者が施設で作って販売する菓子をブランド化し、商品単価を上げよう」と、4年前、東京・自由が丘の洋菓子店「モンサンクレール」のパティシエ辻口博啓さんに協力を依頼。他の店のシェフやパティシエ、絵本作家らにも賛同者が広がった。

挑戦1年近く

 菓子店と施設が当初、心配したことがあった。名前負けしない、おいしい菓子を必要な数量用意し、出荷できるだろうか――。

 クラブハリエのグランシェフで、社長の山本隆夫さん(41)は、施設の設備を調べ、作る人たちの経験や腕前を見極めるところから始めた。「工夫次第でこれだけのものができるんだというレシピを用意した」。製作する長野県や青森県の施設を他のパティシエと訪ね、障害者に生地の作り方から教えた。

 それでも、販売できるものを作れるようになるには時間がかかる。京都府亀岡市の通所施設内にある「ベーカリーカフェぱすてる」は、福知山市の洋菓子店「マウンテン」シェフの水野直己さん(35)にキャラメルナッツのオレンジケーキなど3品のレシピを考えてもらった。だが、焼き菓子の生地の表面が真っすぐにならなかったり、毎回、焼き色が違ったり。水野さんからのお墨付きが出るまでに1か月半、販売までに1年近くかかった。

 ナッツを一つずつ丁寧に飾るなど、得意な作業もある。同施設の主任、森下耕太郎さん(38)は「福祉バザー向けにいろいろな菓子を作り続けたが、市価より安いのが当たり前だった。今はこんな味が出せるなら、障害者が作ったお菓子だからと言って売るのは、逆に甘えだと思うようになった」と話す。

 挑戦する施設も増え、来年の発売を目指して、さらに4施設で準備が進む。兵庫県西宮市の「武庫川すずかけ作業所」は、芦屋市の洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」の協力で、地元の酒かすを使った焼き菓子を販売する予定だ。

「働きがい」に

 菓子の販売価格は洋菓子店並みの設定で、マドレーヌ150円、オレンジケーキ200円など。月約1万円だった賃金が4万円になった施設もある。

 クラブハリエの協力で、昨年9月からマドレーヌなどを販売する長野県飯田市の事業所「いずみの家」の牧内克博所長(37)は「みんないきいきと働くようになった。有名なパティシエと一緒に作ったり、全国の人に食べてもらえるようになったりしたことが励みになっている」と喜ぶ。

 大丸心斎橋店と大丸梅田店で12日まで2週間販売し、完売した商品もあった。15日には、テミルのホームページを通じて毎月、違う施設のお菓子を楽しむ頒布会が始まる。


障害者が作った菓子を買い求める客(9日、大阪市北区の大丸梅田店で)

(2013年11月14日 読売新聞)

アート街全体で楽しもう 中野・野方で障害者の力作 商店街70店にポスター掲示、抽選会も /東京

2013年11月15日 02時02分02秒 | 障害者の自立
 障害のある人たちのアート作品を展示する「アール・ブリュットde街おこし展3」が中野区野方で開かれている。野方商店街振興組合と、障害者施設を運営する区内の社会福祉法人「愛成会」の共催。ギャラリーでの作品展示の他、ポスターを西武新宿線野方駅前の商店街約70店に掲示し、街全体でアートを楽しめる。17日まで。

 アール・ブリュットは「生の芸術」という意味のフランス語で、障害者らが既存の美術教育に影響されずに生み出す作品を指す。日本人作家の作品は昨年4月から欧州各国を巡回し、高い評価を得ているという。

 メイン会場のWIZギャラリー(野方5)では、イタリア・ベネチアで開催中の世界最大の国際美術展「第55回ベネチア・ビエンナーレ」の企画展に陶芸作品を出品した、滋賀県の澤田真一さんら12人の絵や立体作品約150点を展示。画材はクレヨン、色鉛筆などさまざまで、ノートや段ボールに描いたものもある。愛成会の小川由香里さん(33)は「力のある作品ばかり。『芸術はよく分からない』という人にも楽しんでもらえるはず」と話す。

 作品のポスターを掲示する店で抽選券を配布し、ギャラリー内で応募すると景品が当たる抽選会(17日開催)もある。野方商店街振興組合理事の小川和彦さん(43)は「作品を見ながら、商店街も回ってもらえたら」と期待している。

 17日にはアートディレクターの小林瑞恵さんによるギャラリートークもある。展示時間は午前10時〜午後5時(17日は同3時まで)で観覧無料。


障害のある人たちのアート作品を展示している「アール・ブリュットde街おこし展3」=中野区野方5の「WIZギャラリー」で

毎日新聞 2013年11月14日 〔都内版〕

“まごころ”地域定着 障害者奮闘し10周年 製麺、調理、接客 成田の福祉事業所直営そば店

2013年11月15日 01時49分36秒 | 障害者の自立
 成田市並木町の多機能型福祉サービス事業所「ビーアンビシャス」が直営する日本そば店「まごころ庵」が今月、開店10周年を迎えた。障害のある通所者たちが手に職を付けることを目指し、従業員となって製麺から調理、接客までを協力して担当。こだわりのそばを味わってもらおうと奮闘し、地域に定着してきた。

 同店は「ひきたて、打ちたて、ゆでたて」の「三たてそば」が売り。隣にある事業所では毎朝、北海道産のソバの実を自家製粉。手打ちして伸ばし、食べやすい長さに手際良く切りそろえる。通所者同士で工程を教え合う場面も。サポート役の指導職員が経験の長い通所者からコツを伝授してもらうこともあるという。


オープンから10年を迎えた「まごころ庵」の店内。こだわりの本格そばと親切な接客が売りだ=成田市並木町

 店では常時10人前後の通所者が得意分野を生かして働き、最近では50~60食の注文を受ける日もあるという。

 これまでは水曜日~日曜日の営業だったが、12月からは祝日や連休期間を除く毎日営業に拡大する予定。問い合わせは、電話0476(24)2131。


手作業で丁寧にそばを打つ「まごころ庵」の製麺担当スタッフ

47NEWS- 2013年11月14日 11:41

累犯障害者の更生「支援委」16日始動

2013年11月15日 01時44分21秒 | 障害者の自立
 ◆弁護士、福祉とつなぐ◆

 知的障害などのある被告の障害の程度や、福祉による更生支援の必要性を調べる「障がい者調査支援委員会」が16日、県内で初めて開かれる。対象となるのは、無銭飲食をして詐欺罪で起訴された40代の男性被告。過去に逮捕歴があり、精神障害の疑いがあるという。

◆法整備なく 被告情報を収集◆

 委員会を立ち上げたのは島根県が全国で4番目。県社会福祉協議会が事務局となり、精神科医や心理判定員ら福祉の専門家5人がメンバーの委員会で審査する。

 委員会では10月下旬、初めての事例を受理。男性被告の担当弁護士から相談があった。

 法律家としての立場から助言し、司法と福祉の橋渡しをしているのが山田明弘弁護士(31)。2011年から法テラス浜田の常勤弁護士として、刑事、民事とも幅広く事件を担当してきた…

朝日新聞-2013年11月14日09時35分

学ぶ仲間支えたい 障害者や新入生手助け 富山

2013年11月15日 01時41分25秒 | 障害者の自立
障害のある学生や入学直後の新入生を、学生同士の仲間(ピア)で支え合う「ピアサポート活動」が北陸地方の大学でも広がっている。活動の範囲は、障害のある学生の教室間移動の手伝いや、新入生を対象としたひとり暮らしに関する相談など様々。学内の学生間の交流にも一役買っているという。

朝日新聞-2013年11月14日03時00分