通所者に虐待をしていた福岡県小郡市の障害者就労支援施設「ひまわり」を運営するNPO法人「リブロ」が、坂本勉理事長ら個人名義の乗用車の自動車税などを負担するなど、ずさんな運営実態だったことが、福岡県の調査でわかった。
県は今年7月と8月、2010年度以降の法人運営について立ち入り調査を計3回実施。その結果、理事長名義の乗用車2台、職員名義の乗用車2台の自動車税、保険料が、リブロから支払われていたことがわかった。更に、理事長や一部職員は、リブロから貸し付けを受けていたことも判明。今後、車の名義を変更し、金銭返還計画書を作成して貸付金を返済するとしている。
また、リブロは、実際には職員ではない人物1人に対し、10年4月〜今年8月にわたって給与を支払っていたこともわかった。この人物は財務処理をしていたといい、リブロは県に「勤務実態はあった」などと説明したが、今月末までにこの人物への給与支払いを見直し、出退勤管理を徹底するとしている。
リブロは、外部アドバイザーの指導の下で、こうした運営体制の見直しを進め、今月から来年6月までの間は毎月、県に改善状況を報告するなどとした改善計画書を県に提出。県は「改善が進まなければ、NPO法人認証の取り消しもあり得る」としている。
毎日新聞の取材申し込みに対し、リブロ側は7日現在、担当者不在を理由に回答していない。
毎日新聞 2013年11月08日 07時47分
県は今年7月と8月、2010年度以降の法人運営について立ち入り調査を計3回実施。その結果、理事長名義の乗用車2台、職員名義の乗用車2台の自動車税、保険料が、リブロから支払われていたことがわかった。更に、理事長や一部職員は、リブロから貸し付けを受けていたことも判明。今後、車の名義を変更し、金銭返還計画書を作成して貸付金を返済するとしている。
また、リブロは、実際には職員ではない人物1人に対し、10年4月〜今年8月にわたって給与を支払っていたこともわかった。この人物は財務処理をしていたといい、リブロは県に「勤務実態はあった」などと説明したが、今月末までにこの人物への給与支払いを見直し、出退勤管理を徹底するとしている。
リブロは、外部アドバイザーの指導の下で、こうした運営体制の見直しを進め、今月から来年6月までの間は毎月、県に改善状況を報告するなどとした改善計画書を県に提出。県は「改善が進まなければ、NPO法人認証の取り消しもあり得る」としている。
毎日新聞の取材申し込みに対し、リブロ側は7日現在、担当者不在を理由に回答していない。
毎日新聞 2013年11月08日 07時47分