ゴエモンのつぶやき

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筑波技術大:障害者の情報取得支援者を養成へ新専攻 /茨城

2013年11月10日 01時21分12秒 | 障害者の自立
 筑波技術大(つくば市天久保4)は8日、来年度から聴覚や視覚障害者の情報取得支援者を養成する修士課程「情報アクセシビリティ専攻」(定員5人)を設置すると発表した。障害者支援のあり方を学ぶとともに、支援機器の研究や開発を行っていく。同大によると、同専攻の設置は全国で初めて。

 筑波技術大は2005年創立。これまでは聴覚や視覚障害者を入学対象にしてきたが、新専攻は健常者も受け入れる。修業年限は2年で、「情報保障学」の修士を取得できる。入試は来年1月に実施する。記者会見した村上芳則学長は「支援者側の人材を育成し、社会全体による上質なサポートを広げていきたい」と語った。

毎日新聞 2013年11月09日 地方版

障害者が元気に働ける場 NPOがビュッフェと土産店

2013年11月10日 01時15分40秒 | 障害者の自立
 福知山市岡ノ三町の隣接する市の遊休2施設を借り受けて、NPO法人人権の会しあわせネットワークは、障害者が働くバイキング(ビュッフェ)レストランと土産品直売所「四季の味 勇気」を15日にオープンさせる。8、9両日に試食会を開き、訪れた100人以上を豊富なメニューで喜ばせた。


 2施設は、レストランで使う旧「おかの里」と、直売所で使う旧「岡ノ三こども会館」。福知山城下の集客施設ゆらのガーデンから南に約100メートル、線路高架下を過ぎて左手にある。近年は使われておらず、市が福祉施設として活用する方針を打ち出し、しあわせネットワークの事業提案が採択された。約500万円で厨房整備など内部を改装した。

 メニューは、目玉品のおからハンバーグとサバの煮つけのほか、酢豚、唐揚げなどの肉類、カレーライス、ちらしずし、季節の食材を生かしたサラダや煮物、フルーツ寒天やケーキのデザートなどで30品以上を並べる。できるだけ地元の食材を使ってヘルシーメニューを中心にしたいという。

 栄養士を中心に職員4人、障害者3人態勢で切り盛りする。味は何度も改良を重ね、お辞儀やあいさつの接客研修も2カ月間みっちりとやってきた。

 試食会には多くの人が訪れて「(品目が)たくさんあって迷う」「どれもおいしい」と声を弾ませた。8日に約50人から取ったアンケートでは8割以上が満足と答え、手ごたえを感じている。

 営業はランチタイムのみで、一日の来客目標は50人。非雇用型のB型事業所からのスタートだが、ゆくゆくは企業性が高く、最低賃金を保障するA型事業所にして、障害者がより元気に働ける場所を目指す。

 山口正孝理事長は「利用者(障害者)の考え方が前向きになってきているのがわかります。店の名前もみんなでアイデアを出し合って考えました。良いスタートが切れそうです」と力を込めた。

■土産品直売所は「ゆらのガーデン」と相乗効果を狙う■

 レストラン横の土産品・新鮮野菜直売所は、ゆらのガーデンに土産店がないことを補う形で観光ポイントとしてのつながりをつくり、市外からの観光客を引き込む相乗効果を狙う。

 福知山の特産品を取りそろえ、しあわせネットワークでつくる小豆、やくの高原市生産者の野菜も並べる。

■15日に記念式典■

 15日は市、府などの来賓を招き、午前10時から「四季の味 勇気」オープン式典を開いたあと、11時に開店する。

 営業時間は、レストランが午前11時から午後2時まで、直売所が午後4時まで。いずれも水曜日休み。レストランはフリードリンク付きで1人1050円。子どもや高齢者は割引料金を設定する。


写真=レストランと同時オープンさせる直売所

両丹日日新聞2013年11月 9日のニュース

あらゆる人に優しい目を ラジオで福祉トーク…京都

2013年11月10日 01時09分36秒 | 障害者の自立
 障害者の活動を支える美術家や音楽家らが文化的な視点で「福祉」について語る異色のラジオ番組「Glow(グロウ)」が、地元のラジオ局で放送されている。

 司会を務めるミュージシャンのアサダワタルさん(34)は「あらゆる人に優しいまなざしを向ける福祉の考え方を広げたい」と語る。

 番組は「日本の障害者福祉の父」といわれ、戦後の混乱期に孤児や知的障害者のための施設を創設した糸賀一雄(1914~68年)の生誕100年を迎えるのを前に、福祉施設や障害者の家族会などでつくる記念事業実行委が企画。

 番組名は、障害の有無に関わらず、誰もが快適に過ごせる社会の実現を願って輝きや幸福感を意味する英語からとり、10月から放送を始めた。これまで障害者の音楽祭を企画し、活動を促してきたフォーク歌手の小室等さんらが出演している。

 番組では障害者福祉のほか、「苦しみを抱えるあらゆる人に目を向けよう」と、災害被災者らもテーマに上る。1日には、2012年8月から東日本大震災の被災地・宮城県女川町で、住民が「迎え火」をたくプロジェクトを進める京都市立芸術大准教授の小山田徹さん(52)がゲスト出演。「仮設住宅に入ると会話が少なくなり、コミュニケーションが途切れてしまう」と心配する被災者の声を紹介し、「迎え火の風習がない地域で年に一度、人々が集まって震災の話ができる場として根付かせたい」と、地域の絆を再生するプロジェクトの狙いを語った。

 番組では今後、引きこもりや貧困で苦しむ人々を支える場所作りに取り組む詩人・上田假奈代さん、アルツハイマー病の母親との生活を撮影した映画監督・関口祐加さんらが登場し、司会のアサダさんと福祉支援のあり方などを語る予定。放送はKBS京都ラジオで、毎週金曜午後9時~9時20分。

(2013年11月6日 読売新聞)