障害のある人が主体的に避難所運営に関わる防災訓練が16日、京都市西京区の就労継続支援施設「友輪館」であった。精神障害のある人たちが意見を出し合いながら、少しでも落ち着いた状態で避難生活を送ることができる空間づくりに取り組んだ。
障害者や高齢者ら避難時に支援が必要な要配慮者でも災害時に果たせる役割があることに着目し、佛教大と京都市社会福祉協議会が初めて企画した。地元のNPO法人「なんてん」なども協力した。
訓練は京都で震度6強の地震が発生したとの想定で実施した。精神障害のある施設利用者16人が友輪館に集まり、机と床に新聞紙を敷く二段ベッドづくりや非常食の試食などを体験した。懐中電灯の設置場所や情報の入手方法などを確認した。
訓練終了後は意見交換会を開いた。
参加者は「硬いベッドだったが、いい勉強になった」「避難が長引くと薬がなくならないか心配」などと話していた。
精神障害のある人たちの防災訓練で、床に段ボールを敷いて寝床を確保する参加者(京都市西京区・友輪館)
京都新聞-【 2013年11月17日 11時14分 】
障害者や高齢者ら避難時に支援が必要な要配慮者でも災害時に果たせる役割があることに着目し、佛教大と京都市社会福祉協議会が初めて企画した。地元のNPO法人「なんてん」なども協力した。
訓練は京都で震度6強の地震が発生したとの想定で実施した。精神障害のある施設利用者16人が友輪館に集まり、机と床に新聞紙を敷く二段ベッドづくりや非常食の試食などを体験した。懐中電灯の設置場所や情報の入手方法などを確認した。
訓練終了後は意見交換会を開いた。
参加者は「硬いベッドだったが、いい勉強になった」「避難が長引くと薬がなくならないか心配」などと話していた。
精神障害のある人たちの防災訓練で、床に段ボールを敷いて寝床を確保する参加者(京都市西京区・友輪館)
京都新聞-【 2013年11月17日 11時14分 】