視覚障害がある人に、おしゃれを簡単に楽しんでもらおうと、服に取り付けて指で触れば、微妙な色の違いや上着とスカートを「似た色」で組み合わせるといったコーディネートのしかたも分かる特殊なラベルが開発され、ファッション分野のバリアフリーを広げる新たな取り組みとして注目されています。
「カラータグ」と呼ばれるこのラベルを開発をしたのは、色彩感覚を研究している日本女子大学の佐川賢さんの研究グループです。
これまでの研究で、生まれつき全盲の人も日常会話を通じて、青は海や水を連想する「冷たい色」、黄色は工事中のように「危険な色」といった、色に対する一般的なイメージを持っていることが分かっていました。
研究グループでさらに詳しく調べたところ、このイメージは、「反対の色」や「似た色」など色の相関関係を円の形で表す「色相環」と呼ばれる図と一致することが分かったということです。
「カラータグ」は、この「色相環」をデザイン化したラベルで、服に取り付け、円の形に並んだふくらみや穴を手で触ることで、原色から中間色まで23色を区別できる仕組みです。
さらに色の相関関係も確認できるため、「同系色」の上着とスカートを組み合わせるなど、簡単におしゃれを楽しめるようデザインされています。
研究グループによりますと、早速アパレルメーカーから引き合いがきているということで、ファッション分野のバリアフリーを広げる新たな取り組みとして注目されています。
9月4日 5時06分 NHK
「カラータグ」と呼ばれるこのラベルを開発をしたのは、色彩感覚を研究している日本女子大学の佐川賢さんの研究グループです。
これまでの研究で、生まれつき全盲の人も日常会話を通じて、青は海や水を連想する「冷たい色」、黄色は工事中のように「危険な色」といった、色に対する一般的なイメージを持っていることが分かっていました。
研究グループでさらに詳しく調べたところ、このイメージは、「反対の色」や「似た色」など色の相関関係を円の形で表す「色相環」と呼ばれる図と一致することが分かったということです。
「カラータグ」は、この「色相環」をデザイン化したラベルで、服に取り付け、円の形に並んだふくらみや穴を手で触ることで、原色から中間色まで23色を区別できる仕組みです。
さらに色の相関関係も確認できるため、「同系色」の上着とスカートを組み合わせるなど、簡単におしゃれを楽しめるようデザインされています。
研究グループによりますと、早速アパレルメーカーから引き合いがきているということで、ファッション分野のバリアフリーを広げる新たな取り組みとして注目されています。
9月4日 5時06分 NHK