ゴエモンのつぶやき

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県、障害者用体育館を整備 17年度供用開始目指す

2014年09月07日 02時26分10秒 | 障害者の自立

 県は5日、障害者用体育館を岐阜市内に整備する方針を明らかにした。現在、新築工事中の岐阜希望が丘特別支援学校(岐阜市鷺山向井)の整備計画を変更。同校の平屋建て体育館を2階建てにし、1階を同校、2階を一般の障害者が使う。県内に障害者用体育館ができるのは初めてで、2017年度の供用開始を目指す。

 同日、岐阜市内で開いた県障害者施策推進協議会で明らかにした。県議会9月定例会に提出される補正予算案に調査費などの約1400万円が盛り込まれる。本年度中に設計と土地の造成工事を行い、来年度の着工を目指す。

 障害者用体育館は、車いすで動き回っても大丈夫なように床を強化。車いすで昇降できる大型エレベーター2基も設ける。今後、障害者団体の意見を聞いて設計に反映させる。

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、県は選手強化の方針を示している。通年利用が可能な障害者向け屋内温水プール「新福祉友愛プール(仮称)」も16年度の供用開始を目標に同校の隣接地に整備中。

 県は同校一帯で障害者用運動施設の集積・再整備を進めており、障害者の競技力向上とともに、スポーツを通した社会参加に弾みを付ける考え。

2014年09月06日10:02    岐阜新聞


視覚障害者の権利拡大に奔走 梅尾朱美さんが自伝

2014年09月07日 02時20分28秒 | 障害者の自立

 名古屋市熱田区の鍼灸(しんきゅう)師で、愛知視覚障害者協議会(愛視協)会長の梅尾朱美さん(64)が今月、半生をまとめた「権利の芽吹きは足もとに」(かもがわ出版)を刊行した。全盲の梅尾さんは、市による障害の認定区分を不服とし、認定取り消しを求めて点字の訴状を名古屋地裁に提出した「点字書面訴訟」の原告。幼少期や権利拡大を目指した活動を振り返り、視覚障害者の置かれた現状を訴えている。

 梅尾さんは香川県生まれ。生後十カ月で高熱を伴う結核性髄膜炎にかかり、視力を失った。周囲の無理解などで学校へ通わせてもらえず、通常なら四年生になる九歳でようやく高松市内の盲学校の一年生に入学。「盲学校の存在さえ知らず、どうしてよいか分からなかった親を地元の民生委員が説得してくれたのだと思う」と振り返る。

 盲学校が自宅から遠かったため入寮。十五畳ほどの部屋に七、八人で共同生活をするように。覚えたての点字で親きょうだいに会えない寂しさをつづり、寮母に文字に訳してもらって自宅へ出した。学校では弱視者が全盲者よりも強い立場にあったといい、差別によるいじめにも遭った。

 入学数年後に父親が仕事を求めて名古屋市へ移り、母親と妹、弟も続いて転居した。最後まで香川県に残った梅尾さんも、十六歳で同市へ。名古屋盲学校高等部に入り、十九歳でライフワークとなる愛視協を知った。先輩の女性に「三カ月分の会費を払ってあげるから、入会して」と半ば強引に誘われたからだった。

 全日本視覚障害者協議会(東京)の機関誌「点字民報」を読み、視覚障害者を取り巻く現状に疑問を持った。自ら声を上げ初めて取り組んだのが母子健康手帳の点訳化。長男を出産した三十四歳のときだった。

 妊娠で手渡された手帳は、点字がないため内容が全く分からない。予防接種の必要事項や公費で受けられる健康診断など、健常者であれば簡単に入手できる情報さえ得られず、怒りが込み上げてきた。

 愛視協として市や県に点訳を要望したが、当初は全く聞き入れてもらえず、「手帳は医師や看護師らが読むもので、親が読めなくても問題ない」とまで言われた。粘り強く要望を続けた結果、市は四年後に全国初の母子健康手帳の点字解説書を作成した。

 そのほかにも、バスの音声案内の実施や、転落事故を防ぐため地下鉄ホームに可動柵設置の要請などに取り組んだ。二〇一〇年の「点字書面訴訟」では、名古屋地裁は全国で初めて点字の訴状を受理。判決文の点訳を渡す異例の対応をして注目された。梅尾さんは敗訴したが、障害者の司法参加への道を広げた。

 著作は、訴訟で支援してくれた弁護士が「経験を伝えることで、障害者への理解が進むのでは」と背中を押してくれ、書きためた日記に加筆しまとめた。

 六章構成で、梅尾さんが最も読んでほしいと思っているのは「見えない日常のなかで」と題した五章。技術が進んで電車のドアの開閉音が小さくなり、ドアが開いたのに気付かずに乗り遅れてしまったこと。トイレの水洗レバーは設置されている位置が種類によって異なるため、レバーを探し当てるのに苦労することなどを記した。「いろいろな立場の人の経験を多く積み上げることで、より良い社会を築けると思う」と話す。

 四六判、百九十一ページ。税別千八百円。購入は書店で。

2014年9月6日     中日新聞


視覚障害者の雇用・就労を考える集い:横浜であす /神奈川

2014年09月07日 02時12分54秒 | 障害者の自立
 県内の視覚障害者などでつくる2団体が「視覚障害者の雇用・就労を考える集い」を7日、横浜市神奈川区の「はーと友神奈川」で開く。午後1時半から4時半までで、雇用主などの参加を広く呼び掛けている。申し込み不要、入場無料。

 いずれも視覚障害者で、中途視覚障害者の復職支援をするNPO理事長、県立高校教諭、福祉施設の機能訓練指導員ら5人がシンポジウムで自らの経験を語り、課題を話し合う。

 主催団体の一つ「視覚障害者支援センターピアプレース」の神崎好喜代表(64)によると、事務職に必要なパソコン操作は技術の発達で視覚障害者もできるようになったが、雇用の広がりは狭い分野にとどまっている。多くの視覚障害者が従事するマッサージ業なども、新規業者の大量進出で自立は難しいという。神崎代表は「視覚障害者の生活実態や雇用への理解が広がってほしい」と話している。

毎日新聞 2014年09月06日 地方版

グリーの特例子会社が障害者雇用職場改善好事例奨励賞受賞

2014年09月07日 02時08分29秒 | 障害者の自立
障がい者雇用推進、拡大をめざした賞

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が主催し、厚生労働省が]後援している「障害者雇用職場改善好事例募集」。

これは障がい者雇用の促進と職域拡大などを目的に、障がい者雇用において雇用管理や環境などを工夫、改善を実行し、いろいろな取り組みを行っている事業所の中から、他のモデルとなる好事例を募集するもの。

グループのサポート業務などを担当する特例子会社

2014年9月1日グリー株式会社は同社の特例子会社グリービジネスオペレーションズ株式会社(本社神奈川県横浜市)がこの募集において今年度の奨励賞を受賞したことを発表した。

2012年5月に認定されたグリービジネスオペレーションズは、データ作成や入力業務、社内申請および総務、労務のサポート業務、マッサージルーム運営業務などグループ会社の業務プロセス支援業務を担当する会社。

受賞のポイントは社内コミュニケーションの重視

同社では社員それぞれの特性を理解し、その能力をより生かすことのできる担当業務の見直しをすることで職場への長期定着をめざし、環境面については定期的に社員の障がいに配慮したオフィス環境の改善を行っている。

そのほか社員自身が発言できる機会を設けていること、また社内コミュニケーションの活性化を促す仕組みなどが評価された形だ。

このような好事例はこれから障がい者雇用を行う、また雇用に悩む企業にとって参考になる内容であり、特に近年注目されている特例子会社の成功事例は障がい者雇用の今後の展望にも明るい材料となろう。

2014年9月5日 18:00 障害者雇用インフォメーション

お菓子コンクール:姫路、神崎の障害者授産施設、初開催

2014年09月07日 02時04分29秒 | 障害者の自立
 ◇金賞「ひまわりクッキー」ゆうかり作業所(市川)

 ◇銀賞「ソルティチーズ」真砂園(姫路)

 姫路市、神崎郡にある障害者授産施設が作ったお菓子のコンクールが初めて開催され、社会福祉法人いづみ福祉会・ゆうかり作業所(市川町甘地)の「ひまわりクッキー」が金賞に選ばれた。

 実施した中播磨県民センターによると、障害者が作る授産品は一般に認知度が低く、販路拡大が課題。コンクールは優秀な作品を紹介するとともに、授産品のPRを兼ねて行われた。

 出品は施設単位。コンクールでは、ラスクやまんじゅうなど12事業所の16製品が入賞を競い合った。金賞の「ひまわりクッキー」は直径8センチと大判で、ひまわりの種が材料に使われ、新食感が楽しめることが評価された。また銀賞は真砂園(姫路市大津区真砂町)のソルティチーズが受賞。黒こしょうの風味で、大人のクッキーに仕上がっている。

 審査員からは「とてもおいしく、各作品のレベルは高かった」との声が多かったという。授産品の入手方法など問い合わせは同県民センター中播磨健康福祉事務所(079・281・9215)。

〔播磨・姫路版〕毎日新聞 2014年09月05日