ゴエモンのつぶやき

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就職件数最高 障害者広がる活躍の場

2014年09月25日 02時17分03秒 | 障害者の自立

 9月は「障害者雇用支援月間」。徳島労働局によると、2013年度のハローワークを通じた障害者の就職件数は474件で、4年連続で過去最高を更新した。障害者雇用を義務付けた障害者雇用促進法の法定雇用率が同年度から引き上げられたことが、追い風になったとみられる。ただ、法定雇用率を達成している県内企業は約半数にとどまっている現状もあり、障害者が就職できる業種や職種を増やすことが課題だ。

 就職件数の内訳は、身体障害者が前年度比6・8%増の173件、知的障害者が同1・4%増の150件、精神障害者が同42・7%増の137件、発達障害者などが同22・2%減の14件。

 一方、同労働局によると、13年6月1日時点で法定雇用率を達成している企業の割合は、53・3%。13年度から雇用が義務付けられた従業員50人以上から56人未満の企業では、29・7%にとどまっているという。担当者は「リーマン・ショックで中小企業を取り巻く環境が厳しくなったことが背景にある」と分析、「障害者が働ける業種や職種を開拓する必要がある」とする。

 同労働局などは25日、障害者の就職を支援するため、徳島市のホテルクレメント徳島で「ふれあい就職面接会」を開く。午前10時半からの第1部では、企業の採用担当者向けのセミナーを開催。午後1時半からの第2部は、障害者と企業との合同面接会がある。いずれも参加無料で、事前申し込みは不要。問い合わせは県内のハローワークや同局職業安定部(088・611・5387)。

 障害者雇用を巡っては、県内で新たな動きも出てきている。大塚製薬の子会社「はーとふる川内」(徳島市、西野直樹社長)は7月、阿波市に障害者が働く農場「まごころファーム『コスモス』」を開設した。

 同社は、障害者を雇用すれば、親会社の雇用として算定される「特例子会社」。身体、知的、精神障害者計24人が、印刷や発送業務に従事する。

 農場開設は、「園芸療法」としての側面に着目したため。園芸療法は、植物と触れ合うことで生活にリズム感が生まれ、気分転換やストレスの解消につながるとされる。同社は、障害者が将来、地域の就農人口減少を補うことも想定する。

 農場は約1ヘクタールで、ハウス2棟で土を使わない養液栽培でトマトを栽培する。車いすでも移動しやすいよう、苗を植える間隔を広くするなど工夫。2年後には年間80トンの収穫を目指しており、グループ会社を通じて市場に販売する予定だ。

 農場で働く知的障害のある10代男性は「一生懸命頑張って、おいしいトマトを作りたい」と笑顔を見せ、西野社長は「特別支援学校の就業体験の場としても活用できれば」と話す。

2014年09月24日       読売新聞

純粋な創作意欲 障害者アート

2014年09月25日 02時13分35秒 | 障害者の自立

 ◇県内巡回、入場者を魅了

 障害者らの独創的な作品を集めた「そこにある美術―アール・ブリュット―展」(厚生労働省、県、鳥取市主催)が、米子市美術館で開かれている。伝統や流行にとらわれず、「作りたい」という衝動を純粋に表現した作品が、来場者を魅了している。倉吉、鳥取両市でも巡回展示する。

 「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」の一環。アール・ブリュットはフランス語で「生(き)の芸術」という意味で、美術の専門教育を受けていない人たちが独自の手法で創作した作品をさす。障害を持つ人によるものが多く、県内の6人を含む計34人の713点を展示している。

 段ボールをキャンバスに赤色の色鉛筆で人物などを描いたり、町を鳥瞰(ちょうかん)し、ビルや道路、車などをびっしりと細密に描写したりした絵画など、画材や表現方法は多様。境港市の門山幸順(ゆきなり)さん(62)が創ったカニは、赤、青、黄など極彩色の合成樹脂で彩られている。

 作品に見入っていた島根県出雲市、特別支援学級教師の小村みゆきさん(48)は「段ボールや方眼紙を使うなど、既存の枠に収まらない表現の作品に衝撃を受けた。普段接している障害を持つ子どもたちの指導の参考にしたい」と話していた。

 無料。日程は▽米子市美術館 28日まで(水曜休館)▽倉吉博物館(倉吉市) 10月9~19日▽県立博物館(鳥取市、作品は約800点) 10月25日~11月3日。

2014年09月24日      読売新聞

知的障害者の貯金着服疑い 元施設職員を逮捕

2014年09月25日 02時10分52秒 | 障害者の自立

 福岡県警小郡署は23日、知的障害者施設の入所者の貯金を勝手に引き出して着服したとして、元施設職員で同県小郡市大保、飲食店従業員上田有紀子容疑者(50)を横領容疑で逮捕した。

 発表によると、上田容疑者は2010年10月4日、同市にある施設に入所していた女性の郵便貯金口座から60万円を引き出し、うち50万円を着服した疑い。「借金返済に充てた」と、容疑を認めているという。上田容疑者は08年4月から11年6月まで施設で勤務し、通帳などを預かっていた。

2014年09月24日   読売新聞

障害者41人参加 品川で水泳大会 東京

2014年09月25日 02時07分49秒 | 障害者の自立

 2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、障害者スポーツの振興を図ろうと、障害者水泳大会が23日、品川区東五反田の日野学園温水プールで開催された。

 同区内在住、在勤、在学者で、小学校3年から65歳まで41人がエントリー。障害区分によるクラス分けはせず、競技は男女別に自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ(各25、50メートル)、ビート板(25メートル)で、小中学生、高校生以上に分かれて実施した。

 頑張って50メートルにエントリーした参加者もいて、プールサイドからは「最後までしっかり」と応援の声が飛んだ。泳ぎ切った選手らは拍手のなかで、苦しそうながら、達成感に満ちた表情を見せた。

 区スポーツ協会も「普段、水泳教室などで練習している方々に、日頃の成果を発揮できる場を提供できてよかった」としている。

 同区内では2020年パラリンピックで、視覚障害者5人制サッカーと脳性麻痺者7人制サッカーが開催される予定。

2014.9.24 07:02      MSN産経ニュース


障害者の良質雑貨販売 京都・宇治に就労施設がショップ

2014年09月25日 02時00分29秒 | 障害者の自立

 デザイン性の高い陶器製品のオリジナルブランドを製造する障害者就労支援施設エクスクラメーション・ファクトリー(京都府八幡市上津屋)のグループが、雑貨店ちょうちょスーベニアショップ(宇治市広野町)の運営を始め、全国の障害者施設の雑貨など国内外の手仕事を生かした製品を販売している。さまざまな社会問題に気付くきっかけになってほしいという。

■受注や販拡の拠点に

 Tシャツ型の陶製の花器、レジ袋を素材にした紙のような触感のカラフルなバッグ、蛍光色のチョークとミニ黒板のセット、笑顔の形のクリップ…。店内はおしゃれな雑貨が並ぶ。

 全国の障害者施設や障害者が多く働く企業、地場産業の小さな工場などの製品だ。いずれも洗練されたデザインが特徴で、訪れる女性たちの目を引いている。

 運営するのは、エクスクラメーション・スタイル(京都市伏見区)のグループ。八幡市で発足し、高い技術を持つ障害者の製品に、デザインの概念を採り入れ、大手通販会社や企業から受注を得るなど、福祉とビジネスをつなぐ活動をしてきた。これらの経験を生かし、全国の障害者施設の良質な雑貨販売の拠点にしたいと同店の運営を1月から始めた。従来からのアジア雑貨に加え、徐々に障害者製品などの品ぞろえを増やしている。

 店のマネジャー秋保行宏さん(42)は「見本市のように、おもしろい商品を展示し、一括受注の窓口になるなど、販路を増やす継続的な支援をしたい。ストーリー性のある雑貨を楽しんでほしい」と話す。店のオリジナル商品の製造を各地の障害者施設に呼び掛け、販売することも計画している。

 同店は市植物公園向かい。

【 2014年09月24日 08時50分 】    京都新聞