ゴエモンのつぶやき

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盲導犬傷つけないで 視覚障害者8団体、南越谷駅で呼び掛け

2014年09月18日 11時31分38秒 | 障害者の自立

 盲導犬を傷つけないで―。視覚障害者の市民団体「ロービジョン友の会アリス」(越谷市)など県内の8団体が16日、JR武蔵野線南越谷駅の広場でチラシを配布した。

 県内で7月、盲導犬「オスカー」が傷つけられた事件を受け、盲導犬や視覚障害者への理解を深めてもらおうと行われ、約30人が「盲導犬は視覚障害者にとって大切なパートナーです」と呼び掛けた。

 盲導犬は視覚障害者を誘導するため、繁華街や公共交通機関などで、適切な行動が取れるように訓練を受けている。それでも突然声を掛けられたり、触られたりすると、注意がそがれ、予測不能な動きが起こりかねないという。

 同会の阿保裕子代表は、盲導犬や視覚障害者に対する社会の理解が十分でない現状を危惧している。

 阿保代表は「目が不自由になると、引きこもりになってしまう人が多い。やっと外に出られるようになっても、心ない人によるいたずらが恐怖心を与えてしまう。盲導犬は目の不自由な人の体の一部。安心して日常生活が送れるよう、多くの人に理解してほしい」と話す。

 自身も視覚障害者の「虹の会」(草加市)の宮田新一代表は、これまで白いつえを3回折られたり、点字ブロック上の自転車に衝突したことが度々あるという。

 盲導犬オスカーが刺された事件については「痛いのは犬も一緒。それでもほえないのはユーザーとの信頼関係が成り立っているから」と指摘。その上で、「私たちは外に一歩踏み出せるようになるまで約1年かかる。真っ暗の中を歩くことがどれほど不自由で怖いか、少しだけ考える瞬間を持ってほしい」と話していた。

市民団体が盲導犬や視覚障害者への理解を呼び掛けるチラシを配布した=16日午後、JR武蔵野線南越谷駅前

2014年9月17日(水)     埼玉新聞


花の香り閉じ込めて 都筑の障害者施設が養蜂やハチミツ製品開発 20日にケーキやパン販売へ

2014年09月18日 11時22分30秒 | 障害者の自立

 横浜市都筑区の自然と季節の花々を生かそうと、同区の障害者施設が養蜂とハチミツ製品の開発に取り組んでいる。その成果を披露する「てつなぎつづきハニーフェスタ」が20日、同区のららぽーと横浜で開かれる。都筑の花の香りを閉じ込めたハチミツとそのハチミツを使ったケーキ、グミ、パン、キャラメルなど10製品を販売する。各事業所は「工夫を凝らした製品をぜひ味わってほしい」と来場を呼び掛けている。

  企画を進めているのは、都筑区地域活動支援センター・地域作業所ネットワーク「てつなぎつづき」(22事業所)。都筑区は農地や公園が多く、季節ごとにさまざまな花が咲き誇る。10月の区制20周年に合わせ都筑の自然をアピールするとともに障害者の自立支援に、と企画した。

  ことし3月、農作業を行っている地域活動支援センター「都筑ハーベスト」に巣箱2箱を設置。利用者、職員計7人のチームで養蜂作業を始めた。「春はサクラや菜の花が多く、花の香りが強く、さわやかな味の透明なハチミツが採れた」と鈴木智志所長。都筑の花暦に従い、ハチミツも変わっていく様子にチームは驚き感動した。晩春から夏には「クリ、カキ、サルスベリの花などが蜜源で、色も茶色で熟成した味、香りになった」。

  9月上旬までに約100キロを収穫。100グラム500円で売り出す一方、「てつなぎつづき」の施設のうち、菓子製造などの7事業所で製品の開発を行った。施設利用者のデザインで「はちみつづき」の共通シールも作った。

  地域活動支援センター「うぇるぷらんと」の製品は、はつみつレモングミとはちみつレモンゼリー。グミは口に入れるとハチミツの味、香りがぱっと広がる。シンプルな製法で「花の香りを最大限生かした」と羽生彩子統括所長。就労継続支援B型事業所「アスタ荏田」は、はちみつレモンジュレのレアチーズケーキなどを開発した。販売担当の角田泰子さんは「ハチミツはケーキ本体でなくジュレに使い、香りを生かした」と話す。フェスタでは各事業所が試行錯誤を重ねた自信のハチミツ製品と、その他の製品が販売される。

  会場はセントラルガーデンステージと周辺。午後1~5時、入場無料、雨天中止。問い合わせは、てつなぎつづきの野々垣さん電話080(4422)8347。

 

都筑の花暦を反映し、季節により色、香り、味も違うハチミツ。左が春、右が夏の収穫  

2014.09.17 12:54:00    【神奈川新聞】


優秀勤労障害者に大村さん 知事表彰 「勇気と希望与えた」

2014年09月18日 11時14分43秒 | 障害者の自立

 【那覇支社】優秀勤労障害者などへの表彰式が16日、県庁1階県民ホールで開かれ、宮古島市の大村政喜さん(60)らが知事表彰を受けた.
 今月8日に東京国際フォーラムで開催された全国表彰式に出席し、高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰された川満徳男さん(58)も紹介された。


障害者雇用優良事業所としてオキコストアや沖縄ホンダなど3社が知事表彰、理事長努力賞伝達表彰された。


 県は9月の「障害者雇用月間」啓発活動の一環として、障害者の職業的自立を促し、事業主の障害者雇用への関心、理解の促進を目的に毎年実施している。障害者雇用に積極的に取り組み、ともに働ける職場環境作りに尽力した事業所や、長年勤務に精励された障害者を表彰する。


 仲井真弘多知事(代読・武田智商工労働部統括監)はあいさつで「長年にわたり仕事に精励されて他の従業員の模範であり、障害をもつ方々へ勇気と希望を与えてきた」とたたえた。


 大村さんは左足の障害を義足で克服し、タクシー乗務員として「まるちく」勤務約12年。川満さんは左上肢機能障害を抱えながら協栄タクシー勤務約17年で無線担当。


 表彰式の後、大村さんは「大変驚いたが、認めてもらえて光栄。この賞が若い人たちへの励みになればうれしい」と喜びを語った。

優秀勤労障害者で知事表彰された大村政喜さん=16日、県庁1階県民ホール

2014年9月17日(水) 9:09    宮古毎日新聞


障害者目線で施設造り考える 松本大生、諏訪地方の美術館など巡る

2014年09月18日 11時07分44秒 | 障害者の自立

 松本大(長野県松本市)の学生が16日、諏訪地方の美術館や博物館、観光施設、公園を巡り、障害者や若者の目線での施設造りを考えた。諏訪市、岡谷市、諏訪郡下諏訪町の美術館などでつくる「諏訪湖アートリング協議会」が依頼。3市町の17館が約1カ月間、さまざまな催事を開く「諏訪湖まちじゅう芸術祭」(23日まで)で商工会議所、行政、住民の「産・官・民」が連携しており、「学」の視点も加えたいと考えたという。

 聴覚障害者と交流し、支援もする学生団体「Sign(サイン)」メンバーら14人が参加。4班で21カ所を巡った。「車いす専用駐車場の有無」「エレベーターの広さ」などを確認し改善点を探った。

 巡回後は諏訪市原田泰治美術館に集合。画家の原田さんは両脚が不自由で、展示されたかつての愛車には手動ブレーキがあることを、職員が説明した。学生たちは「展示物のガラスが水平になって(上から見る展示になって)いると、車いすから見にくい」「展示説明の文字が小さい」などと指摘。「もっと体験型の展示を」という提案もした。

 下諏訪町の奏鳴館などを巡った班代表で観光ホスピタリティ学科4年の清水彩花さん(21)は「予算の関係でハード面は限界があるが、職員の対応などソフト面で補える」と発言していた。

 協議会事務局長で原田泰治美術館副館長の細川智浩さん(52)は「さまざまな人を巻き込み意見を吸収し、地域づくりにつなげたい」とした。

諏訪市原田泰治美術館で手動ブレーキを付けた原田さんのかつての愛車の説明を受ける松本大生

09月17日(水)     信濃毎日新聞


知的障害者サッカーW杯4強 西コーチら報告

2014年09月18日 11時01分46秒 | 障害者の自立

 知的障害者のサッカー世界選手権ブラジル大会に日本代表コーチとして臨んだ姶良市役所職員の西真一さん(41)と、代表選手の谷口拓也さん(19)=鹿児島市=が16日、姶良市で報告会を開いた。初の決勝トーナメント進出で4強入り。充実感の中に悔しさをにじませ、大会を振り返った。

 ブラジルのサンパウロ州で8月中下旬にあった大会には8チームが出場した。グループリーグ(4チーム)初戦で地元ブラジルと対戦。個人技にたけた相手に隙を突かれ、ハーフタイムの前後に2失点。それでも諦めずに走り抜き、谷口選手のスルーパスからのゴールで反撃、2―2の引き分けに持ち込んだ。

 ブラジル戦で得た「走り抜く」自信は、負けると後がない第3戦のドイツ戦に生きた。走りまくってゴールを量産。7―0で決勝トーナメント進出(4チーム)を決めた。準決勝と3位決定戦では力及ばなかったが、これまでで最高の順位を刻んだ。

 ヴォルカ鹿児島(現鹿児島ユナイテッドFC)の選手だった西さんは、ブラジル入りしてからも「選手の力を最大限引き出す準備をしているか」と自問自答を続けたという。「責任と重圧を感じたが、選手たちの頑張りで一定の成果があった」と振り返る。

 「世界との差も感じた。4年後の次回大会へ向けて課題を整理し、地域に立ち返って積み上げていきたい。サッカーをしたい障害者はもっといる。さらに人材を発掘し、育成したい」と語った。

 谷口さんは大分市出身。鹿児島市の会社に勤めながら競技に打ち込む。「走ってクロスボールを上げる自分の持ち味が出せた」と手応えを語る一方、「世界ではもっと走る体力が必要とわかった。次も代表に選ばれるよう、走る体力をつけたい」と先を見据えた。

 大会は、FIFAワールドカップ(W杯)と同じ年に同じ開催地であり、「もう一つのW杯」とも呼ばれる。日本は過去3大会に出場し、これまでの最高は10位だった。

2014年9月17日03時00分     朝日新聞