ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

手話や文字での伝達課題 太田で県総合防災訓練

2014年09月08日 02時54分32秒 | 障害者の自立

 大規模地震を想定した県総合防災訓練が6日、太田市原宿町の渡良瀬スポーツ広場であり、聴覚障害がある市民3人が初めて参加した。手話通訳者の助けを借り、避難するときの行動を確認。正しい情報伝達が欠かせない災害時の課題も見つかった。 

 「太田市に避難勧告が出ました。避難してください」。会場にアナウンスが響いた。訓練では午前八時四十分ごろ、県南東部を震源とするマグニチュード7・1の直下型地震が発生し、太田市で最大震度6強の強い揺れを観測したと想定した。

 三人は、市障がい福祉課の荒木明美さん(53)らの手話でアナウンスを知り、住民約五十人とともに避難所に移動した。実際の災害発生時には、自分たちで手話通訳者を依頼するため、市社会福祉協議会を拠点とするボランティアセンターでの手順も確かめた。

 松本英明さん(61)は「周りの人たちのまねをして行動した。耳が聞こえないことを自分から意思表示した方がいい」と話す。高山三夫さん(60)は「広報が聞こえないので、紙に大きな字で書いて示してほしい」と求めた。

 災害対策基本法の改正で今年四月から、避難行動要支援者の名簿づくりが市町村に義務付けられた。自力避難が難しい重度の障害者、介護の必要な高齢者らが対象。「災害弱者」の支援が明確になったため、今回、聴覚障害者が訓練に参加することになった。

 太田市内には、五百人ほどの聴覚障害者がいるが、ボランティア登録をしている手話通訳者は七人にすぎない。荒木さんは「通訳者は足りず、ずっと付き添うこともできない。聴覚障害者だと分かったら、周りの人も身ぶりや文字で情報を知らせてほしい」と、地域住民の協力を期待していた。

 2014年9月7日     東京新聞

聴覚障害者へのファックス遅れる

2014年09月08日 02時50分34秒 | 障害者の自立

広島市の土砂災害で、避難勧告が出された際に、区役所から聴覚障害のある人たちに送られるはずのファックスが、担当の職員が寝ていて呼び出しに気付かなかったため、およそ5時間遅れていたことが分かりました。
広島市は今後、確実に情報が伝わるよう連絡体制を見直したいとしています。

広島市は、避難勧告などを出した際には、事前に登録した聴覚障害のある人たちに、それぞれの区役所から勧告が出された地域や避難場所をファックスで知らせることにしていて、先月20日の土砂災害が起きた時点では、安佐南区で16人、安佐北区で10人が登録していました。
今回の土砂災害では、安佐南区と安佐北区がそれぞれ午前4時半と午前4時15分に最初の避難勧告を出しましたが、広島市によりますと、それぞれのファックスを送る担当の職員がいずれも寝ていて、災害対策本部からの呼び出しの連絡に気付かなかったということです。
その後、担当の職員はそれぞれ、午前6時から7時ごろにかけて区役所に登庁しましたが、到着後もそのほかの対応に当たっていて、すぐにはファックスを送っていませんでした。
結局、ファックスが送られたのは、安佐南区が勧告からおよそ5時間後の午前9時40分ごろ、安佐北区が午前9時ごろだったということです。
広島市によりますと、その後、登録していた聴覚障害のある人たちは無事だったことが確認されたということです。
広島市は今後、確実に情報が伝わるよう連絡体制を見直したいとしています。

9月6日 17時32分   NHK

「就職したい」後押し 障害者にアドバイス 3人の成功例解説

2014年09月08日 02時46分41秒 | 障害者の自立

 成功事例を通じて障害者の就労をアドバイスする講座が6日、横浜市都筑区の中川地域ケアプラザで開かれた。就労移行支援事業所のスタッフが講師になり、就労までの流れや克服すべき課題などを説明。精神障害者ら約20人が熱心に聞き入った。

 「都筑区生活支援センターこころ野」が主催。一般社団法人ペガサス(横浜市港北区)の社会福祉士・松葉菜都さん(36)、綜合キャリアトラスト(東京都)の相談支援員・小林義幸さん(30)が、就労支援に成功した3人の事例を解説した。

  ペガサスが支援した統合失調症の40歳男性の場合は、事業所内トレーニングで生活リズムの安定、体力アップなどを図り、企業実習では、簡単な仕事から段階的に難易度を上げていった。就職後は障害を開示した安心感の中で資格取得の目標も掲げ、充実した日々を送っているという。

  また、綜合キャリアトラストは、統合失調症の45歳女性が事業所に通所する中で、髪形や化粧などの身だしなみ、言葉遣いなどのビジネスマナー、自己理解などの課題を克服したこと、同社と就労支援センターの定着支援を受けて現在はフルタイムで働いている経緯について説明した。

  同市鶴見区から訪れた統合失調症の男性(33)は「入院が長くブランクがあるが大丈夫か」と質問、小林さんから「就労先は数多くあります」との回答を得てほっとした表情を見せた。「就職したいと思っていたので、講座はとても有益だった」と話した。

 【神奈川新聞】    2014.09.07 03:00:00


障害者ピアノコン:国際フェス入賞者、澄んだ音色響かせ /栃木

2014年09月08日 02時43分06秒 | 障害者の自立

 国際障害者ピアノフェスティバルの入賞者らによるチャリティーのコンサートがこのほど小山市文化センターで開かれ、聴覚や手足に障害のあるピアニスト4人が響かせる澄んだ音色に聴衆から大きな拍手が送られた。収益はNPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会に寄付される。

  昨年ウィーンで開かれた第3回国際障害者ピアノフェス聴覚障害部門金メダリストの小林淳一さん(長野県出身)は、重度難聴のハンディを感じさせない指づかいで「ラ・カンパネラ」などを演奏。手足に障害のある能松七海さん(写真、東京都出身)は車椅子でステージに上がり、自力で椅子に座って「エリーゼのために」を弾いた。市内在住のピアニスト、鈴木卓さんも賛助出演した。
 
毎日新聞 2014年09月06日 地方版

在宅の障害者どう支える 医療、教育、家庭連携を 関係者集い久留米で講演会

2014年09月08日 02時38分58秒 | 障害者の自立

 痰(たん)の吸引など医療的ケア(医ケア)が必要な重症心身障害者について、病院や特別支援学校での支援策を考える講演会が6日、久留米市の聖マリア学院大学であり、医師や看護師が家庭と各機関の連携の必要性を訴えた。

 福岡の医療と教育を考える会が主催し、支援学校の教員や保護者など約120人が参加した。

 飯塚病院の岩元二郎小児科部長は保護者の要望を受け、18歳未満の障害児を対象に呼吸管理や薬物療法が適正かどうか検査する形で、一時預かりを実施していることを報告。同病院の時津晴美看護師は受け入れ年齢の引き上げや保護者の病気など緊急時の課題を説明し、「要望をどこまで取り入れるか。在宅生活を送る子どもと家族を支える良い方法を病院全体で考えていきたい」と述べた。

 一方、福岡市立心身障がい福祉センターの宮崎千明センター長は、本年度から県教育委員会が特別支援学校で教員による医ケアの実施を認めたことを踏まえ、学校現場のケアの進め方について説明。保護者や医療機関との連携のほか、医療事故につながりかねない「ヒヤリハット」事例の分析の重要性を訴え、「子どもたちのために医ケアを半歩でも一歩でも進めてほしい」と呼び掛けた。

=2014/09/07付 西日本新聞朝刊=