葛飾区立石の京成押上線・京成立石駅周辺で六日、恒例の「立石フェスタ」(立石商店連合会主催)が開かれる。サンバパレードなどとともに今年は、障害者ディスコイベントの常連たちがチームを組んで初参加。AKB48のヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」で「一緒に踊ろう」と呼び掛けている。 (丹治早智子)
保護者やボランティアの応援団など総勢約六十人で参加するのは、駅近くのライブハウスで偶数月の最終土曜日午後に開かれるイベント「立石ディスコアフタヌーン」に通うメンバー。
イベントは「障害者でも気軽に参加できるディスコをつくりたい」と、かつて同商店街で総菜店などを営んでいた会社員、大嶋高士さん(51)が友人らに呼び掛け二〇〇五年七月から開催。口コミで人気を呼び、今では区内の通所施設で働く知的障害者ら三十~四十人がディスコダンスに熱中している。
常連の一人で区内のスーパーマーケットで野菜売り場を担当している伊藤文那さん(25)は、子どものころからアイドルの振りは一度で覚えてしまうほどのダンス好き。「緊張するけど、大勢の人に見てもらえるのがうれしい」と、フェスタ当日を待ちわびている。
数カ月前から立石ディスコにボランティアとして参加している作業療法士、遊佐将人さん(27)。発達障害者の訪問看護に携わり、家に引きこもりがちの障害者の多くを見てきた。「立石ディスコに通い始めて、彼らの実に陽気で生き生きとした姿に驚いた。フェスタでは、観客の人にもぜひ一緒に踊り、彼らと心を通わせてほしい」と話す。
立石フェスタは、駅周辺の五つの商店街が、にぎわいづくりのため二〇〇三年に始め、十二回目。午前九時~午後五時まで、中央通り、アーケードステージ、立石一丁目児童公園など八会場をメーンに、サンバパレードや音楽祭、地元小中学生の金管バンドやダンスパレードなどが行われ、個人や団体約五十組が出演する。「立石ディスコ」の常連チームは午後四時から、駅通りで踊る。
本番に向け、ダンスの練習をする立石ディスコアフタヌーンのメンバー=葛飾区立石で
2014年9月5日 東京新聞
保護者やボランティアの応援団など総勢約六十人で参加するのは、駅近くのライブハウスで偶数月の最終土曜日午後に開かれるイベント「立石ディスコアフタヌーン」に通うメンバー。
イベントは「障害者でも気軽に参加できるディスコをつくりたい」と、かつて同商店街で総菜店などを営んでいた会社員、大嶋高士さん(51)が友人らに呼び掛け二〇〇五年七月から開催。口コミで人気を呼び、今では区内の通所施設で働く知的障害者ら三十~四十人がディスコダンスに熱中している。
常連の一人で区内のスーパーマーケットで野菜売り場を担当している伊藤文那さん(25)は、子どものころからアイドルの振りは一度で覚えてしまうほどのダンス好き。「緊張するけど、大勢の人に見てもらえるのがうれしい」と、フェスタ当日を待ちわびている。
数カ月前から立石ディスコにボランティアとして参加している作業療法士、遊佐将人さん(27)。発達障害者の訪問看護に携わり、家に引きこもりがちの障害者の多くを見てきた。「立石ディスコに通い始めて、彼らの実に陽気で生き生きとした姿に驚いた。フェスタでは、観客の人にもぜひ一緒に踊り、彼らと心を通わせてほしい」と話す。
立石フェスタは、駅周辺の五つの商店街が、にぎわいづくりのため二〇〇三年に始め、十二回目。午前九時~午後五時まで、中央通り、アーケードステージ、立石一丁目児童公園など八会場をメーンに、サンバパレードや音楽祭、地元小中学生の金管バンドやダンスパレードなどが行われ、個人や団体約五十組が出演する。「立石ディスコ」の常連チームは午後四時から、駅通りで踊る。
本番に向け、ダンスの練習をする立石ディスコアフタヌーンのメンバー=葛飾区立石で
2014年9月5日 東京新聞