障害者の雇用・就労促進事業に取り組む川崎市と事業提携したNPO法人ピープルデザイン研究所(東京都渋谷区/須藤信之(しんじ)代表)はこのほど、第1弾イベントをラゾーナ川崎プラザソルで開いた。障害者らがスタッフとなって映画上映の運営など就労体験を実施、障害への理解を深めるトークショーも行った。
両者の連携による障害者雇用・就労促進事業では、「心のバリアフリー都市川崎」を目指し、様々な取り組みを実施していく。その第1弾して映画上映やトークショーなどを行う「夏休みピープルデザインシネマ」を開いた。就労体験として障害者9人を含むスタッフ27人で会場設営や受付を実施、170人の来場者を出迎えた。上映されたのは「グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―」という新作映画で、親子として向き合えずにいた父親と、車いすの息子がトライアスロンに出場し挑戦する感動作品。聴覚障害者向けにパイオニア株式会社が開発した体感音響システムで映画を楽しむスタイルを実践するなど民間企業による協力も得てイベントは行われた。就労を体験した人は「映画の舞台づくりに自分が携われたのが良かった」「自信になった。またやりたい」などと感想を話した。トークショーでは、須藤代表がロンドンパラリンピックに出場した山田拓朗選手らとハンディを可能性に変えることをテーマに対談を行った。
川崎市と7月に協定を結んだNPO法人ピープルデザイン研究所は、今後、イベントを通した就労体験のほか、研修や講演などを行い、市民や市職員などに向けた、心のバリアフリー意識の普及啓発を行う。
就労体験をする参加者
2014年9月12日 タウンニュース