ゴエモンのつぶやき

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「萌」30周年 聴覚障害者へ分かりやすい言葉に 勉強会で訓練積む /茨城

2014年09月25日 01時55分55秒 | 障害者の自立

 聴覚障害者のため、話し言葉を素早く文字にして伝える要約筆記サークル「萌(もえ)」(水戸市)が今年、設立30周年を迎えた。同種サークルでは県内最古の歴史を持つという「萌」。会員は「要約筆記と聴覚障害者への理解を広げていきたい」と活動に打ち込んでいる。

 同サークルは1984年8月、東京で要約筆記の活動を見学した県内在住の聴覚障害者が支援者らに「県内でも活動を広めてほしい」と要望し、支援者らが結成した。現会員22人は毎月、第1水曜日の午前▽第2水曜日の夜▽第3水曜日の午前と午後の計4回の定例勉強会を開き、要約筆記を学んでいる。

 勉強会では、録音された講演を聞きながらパソコンに打ち込んだり、書き込んだりして、話し手の意図を正確に伝える訓練を積んでいる。泉岡由紀子会長は「ただ短くまとめるだけでは伝わらない。話し手の意図を理解し、分かりやすい言葉に置き換える技術が必要」と解説する。

 サークルには聴覚障害者自身も参加。聴覚障害のある団体職員の女性会員=水戸市=は「自分が参加することで、要約筆記の水準を上げたい」。泉岡会長も「当事者ならではの視点で助言をもらえる」と交流の大切さを指摘した上で、聴覚障害者や要約筆記初心者の参加を呼び掛けている。

 問い合わせは水戸市社会福祉協議会ボランティアセンター(電話029・309・1011、ファクス309・1139)。

毎日新聞 2014年09月24日 地方版


県障害者競技大会 15種目で鍛錬成果競う−−山口 /山口

2014年09月25日 01時53分33秒 | 障害者の自立

 県障害者陸上競技大会が23日、山口市の維新百年記念公園補助陸上競技場であった。身体障害や知的障害、精神障害がある県内のアスリートら約140人が参加し、日ごろの鍛錬の成果を競った。

 大会は県障害者スポーツ協会などが主催し、今年で6回目。走り幅跳びや800メートル走など計15種目の競技があり、選手たちは障害の種類や程度に分かれて戦った。陸上初心者も「チャレンジ種目」としてソフトボール投げや50メートル走に参加した。

 観客席からは、懸命に取り組む選手たちに「もっと腕を振って」などと大きな声援が送られた。

 ソフトボール投げで11メートル20センチを記録した宇部市あすとぴあ、新居田ゆかりさん(29)は「結果は今一つでした。手の上がりが悪かったので、練習で意識して直していきたい」と早速、次を見据えていた。

毎日新聞 2014年09月24日 地方版


「障害者への理解を」 警官に取り押さえられた後急死の遺族ら、大分市・コンパルホールで27日に /大分

2014年09月25日 01時48分23秒 | 障害者の自立

 佐賀市で知的障害者の男性が警察官に取り押さえられた後、急死した事件について男性の遺族らが語る集会が27日、大分市のコンパルホールで開かれる。主催する実行委は「大分でも起こりうる事件。障害者への理解を考える第一歩にしてほしい」と参加を呼びかけている。

 安永健太さん(当時25歳)は2007年、佐賀市の国道を自転車で蛇行運転し、バイクに追突し転倒。現場に駆け付けた警察官5人に取り押さえられ、その後、急死した。遺族は佐賀県に慰謝料などを求める損害賠償訴訟を起こし、1審は敗訴。福岡高裁に控訴している。

 集会は午後3時から開かれ、父の孝行さんらが事件について語る。実行委は「障害者への理解があれば起こらなかった事件だったのではないか」と話している。参加無料。問い合わせは097・597・8817。

毎日新聞 2014年09月23日 地方版


災害時の避難所生活 子どもらが支援実体験 日出

2014年09月25日 01時42分44秒 | 障害者の自立

 災害発生時、避難所で共同生活をする障害者や高齢者を周囲がどのように支えるかが課題になる。日出町の育児ボランティア団体「カレイなる日出町母親クラブらんらん」は2日間かけて、町保健福祉センターで、子どもを対象に、障害者や高齢者の支援を含めた災害避難体験合宿を実施。サポート方法などを実体験した。

 防災機運の高まりから、避難や避難所生活を体験する訓練は県内各地で開かれているものの、障害者や高齢者との共同生活に焦点を当てた訓練はまだ少数。町内には障害者が働く企業や入居する施設が多く、町も指針づくりを進めているという。
 町内の3歳~小学6年生の22人が参加。会場は災害時の避難所の一つで、6グループに分かれて段ボールの簡易トイレや非常口の位置把握、食事作りなどに挑戦した。
 目の不自由な人や車椅子利用者、高齢者も加わり、「歩く速さを介護する人に合わせる」「進んでドアの開け閉めをする」「車椅子から離れる際は必ずブレーキをかける」などのアドバイスを受けた。多くの子どもは体験して初めて接し方に気付いた様子。始めは遠慮がちだったが終盤は自発的に声掛けするようになった。
 訓練に参加した障害者、高齢者らでつくるNPO法人「あっとほぅむぷれいす」(別府市)の川野陽子さん=同市=は「いろいろな立場の人がおり、支援の内容も違うことを知ってもらえれば」という。
 訓練に携わったNPO法人「レスキュー・サポート九州」(中津市)の木ノ下勝矢代表理事は「合宿を通して自分で何とかするという気持ちを養ってもらえたと思う」。
 皆本万葉さん(12)=日出小6年=は「非常時には合宿で学んだことを生かして障害者や高齢者の人を支え、得た知識や技術をほかの人にも伝えたい」と話した。

※この記事は、9月24日大分合同新聞朝刊9ページに掲載されています。