■2・27%達成割合1位維持
佐賀県内の企業(従業員50人以上)の障害者雇用率は2・27%で、前年より0・10ポイント上昇し、全国3位と順位を一つ上げた。法定雇用率(2・0%)を達成している企業の割合は前年比2・8ポイント増の66・4%で、4年連続全国1位を維持した。
障害者の法定雇用率2・0%が適用される従業員50人以上の県内企業535社の状況について、佐賀労働局が6月1日時点でまとめた。
535社の労働者数8万8293人のうち、障害者数は2003人で、実雇用率は2・27%だった。法定雇用率達成企業数は前年比20社増の355社で、達成率は66・4%だった。
調査時点で、県、市町で法定雇用率2・3%(県教委は2・2%)を達成していなかったのは神埼市、上峰町、みやき町、玄海町、白石町、有田町教委の6機関だった。玄海町と白石町、有田町教委は現在、法定雇用率を達成している。
佐賀労働局は「県内企業は全体的にみれば、障害者雇用に対する理解が進んでいる。ただ、3分の1は法定雇用率を達成していないので、共生社会の機運を高め、全体を底上げしたい」と話す。
2014年12月04日 佐賀新聞