ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

【社説】障害者虐待 施設職員の質向上急務

2014年12月13日 01時03分23秒 | 障害者の自立

 厚生労働省はこのほど、2013年度1年間の障害者虐待の件数を公表した。被害者は全国で2659人に上り、うち3人が命を落とした。

  県内では156人が被害に遭った。このうち73・1%が家族から虐待を受けている。自宅で介護する家族が精神的にも肉体的にも追い詰められ、いつの間にか「加害者」となっているのが実態だろう。障害者本人とともに、介護家族に対しても公的な手厚い支援体制を早急に構築する必要がある。

  今回公表された「加害者の7割は家族」という内容から、障害者虐待は家庭内の問題、と捉える向きがあるとすれば、認識を改める必要がある。県内では被害者の19・2%は利用する福祉施設で、7・7%は国を挙げて雇用を推進する職場で虐待を受けている。特に、障害者支援の専門家が集まっているはずの福祉施設が虐待の舞台になっている事実は、極めて深刻だ。

  事業形態別の内訳を見ると、入所施設とグループホームが計55・2%と半数以上を占める。こうした施設は、障害者の「ついのすみか」であり、家族にとっては「親亡き後」を託せる数少ない場所だ。だが絶対数が足りず、対応に不満があっても施設を移ることは簡単ではない。おのずと障害者側が我慢することになる。障害者虐待が顕在化しにくいのは、そうした事情が影響している。公表された件数は、氷山の一角にすぎないと考えるべきだ。

  虐待を行った職員の内訳も、問題の根深さを象徴している。年齢に偏りはなく、職種では4人に1人が経営者やサービス管理責任者ら管理職だ。家族から虐待を受けて入所した施設で、今度は障害者に寄り添い社会との橋渡し役となるはずの施設職員から虐待を受ける、という悲劇が起こり得る。数字をそう読み解くのは、決してうがちすぎとはいえまい。職員の質向上が急務であり、これまで以上の取り組みが必要だ。

  都道府県別では、施設での相談・通報件数も虐待件数も、神奈川が最も多い。だが、前向きに捉えたい。障害者虐待防止法が施行されてまだ2年余り。通年の公表は初めてで、児童や高齢者に比べ、認知度は低い。そうした中でも本人や家族、職員が訴え出て、行政による指導につながっている。さらに被害を訴えやすい風通しのよい環境をつくることに、行政も施設も力を入れてほしい。

 2014.12.12 12:20:00       【神奈川新聞】

 

 

 

【神奈川新聞】


障害者の観光考える/沖縄観光バリアフリー

2014年12月13日 01時00分14秒 | 障害者の自立

講演やワークショップ開催

 沖縄観光バリアフリー推進を考えるワークショップ(主催・県文化観光スポーツ部観光振興課主催)が11日、宮古空港ターミナルビル会議室で開かれた。観光や福祉事業者、障害者らが参加。「バリアフリー旅行」商品を提供するNPO法人しゃらく(神戸市)代表理事の小倉譲氏による講演や、沖縄観光とバリアフリーについて考えるワークショップなどが行われた。


 講演で小倉氏は、認知症を患っていた自身の祖父が旅先で知り合った人との交流で認知症が完治したことをきっかけに、付き添い介護付きの「バリアフリー旅行」商品を提供するNPO法人の旅行社を立ち上げたことを説明。ターゲットは主に要介護度が3から5の高齢者で、8割の人はその人の障害に応じたオーダーメイド旅行を選択している状況などを語った。


 障害者であっても、その人の介添えの要望に応えることができれば旅行することは可能との考えを示す小倉氏。「何かがあった時の対応を必ず考えておくことが必要」と指摘した上で「配慮が必要とする人を相手にする場合、先入観を持って見てはいけない。とにかく聞くことが大切」と強調した。


 講演終了後のワークショップでは、沖縄でのバリアフリー観光を考えた場合の課題や解決策について参加者が意見を交わしたほか、空港でのフィールドワークも実施。講演前には県子ども生活福祉部障害福祉課の石川香那広域相談専門員が昨年10月に交付された「県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」について説明した。

2014年12月12日(金) 9:09      宮古毎日新聞


「普通」とは何か 聴覚障害者が13日に南足柄で講演

2014年12月13日 00時51分28秒 | 障害者の自立

 聴覚障害者で、エッセイストなどとして活躍する松森果林さん(39)=千葉県船橋市=の講演会が13日、南足柄市関本の金太郎みらいホールで開かれる。地域の“ママ友”と手話で情報交換をする「井戸端手話の会」を立ち上げるなど先駆的な活動を行っている松森さんは「誰もが自分らしく生きられる社会とは何か、『普通』とは何か、問いかけながら伝えたい」と参加を呼び掛けている。同市の主催。

  松森さんは小学4年で右耳、高校卒業までに両耳が聞こえなくなった。現在は育児と両立しながら、ユニバーサルデザインに関するアドバイスやテレビの手話講座への出演など、多忙な毎日を送っている。

  講演では、耳が聞こえなくなったころの絶望、周囲の支えを受け新たな生き方を見いだすまでの経過、「聞こえないこと」を強みに活動している現在の生活や子育てなどについて語る。

  午後1時半~同3時。入場無料。手話通訳あり。定員に達し次第締め切る。

申し込みは、同市市民活動課電話0465(73)8036、ファクス0465(72)2018、電子メール(shougaigakushuu@city.minamiashigara.kanagawa.jp)。 

 聴覚障害者で、エッセイストなどとして活躍する松森果林さん(39)=千葉県船橋市=の講演会が13日、南足柄市関本の金太郎みらいホールで開かれる。地域の“ママ友”と手話で情報交換をする「井戸端手話の会」を立ち上げるなど先駆的な活動を行っている松森さんは「誰もが自分らしく生きられる社会とは何か、『普通』とは何か、問いかけながら伝えたい」と参加を呼び掛けている。同市の主催。

  松森さんは小学4年で右耳、高校卒業までに両耳が聞こえなくなった。現在は育児と両立しながら、ユニバーサルデザインに関するアドバイスやテレビの手話講座への出演など、多忙な毎日を送っている。

  講演では、耳が聞こえなくなったころの絶望、周囲の支えを受け新たな生き方を見いだすまでの経過、「聞こえないこと」を強みに活動している現在の生活や子育てなどについて語る。

  午後1時半~同3時。入場無料。手話通訳あり。定員に達し次第締め切る。申し込みは、同市市民活動課電話0465(73)8036、ファクス0465(72)2018、電子メール(shougaigakushuu@city.minamiashigara.kanagawa.jp)。 

 

講演する松森果林さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【神奈川新聞】        2014.12.12 03:00:00


北斎の絵が立体に!! 視覚障害者のための“手でみる絵画”がすごい

2014年12月13日 00時48分01秒 | 障害者の自立

 「3D北斎ほしい」「モデリング能力凄いな」――3Dプリンタで立体的に造形された北斎の浮世絵がTwitterで話題を呼んでいます。富嶽三十六景の1つで、富士山をバックに巨大な波が描かれた名作「神奈川沖浪裏」を、波の1つ1つにいたるまで丁寧に立体化し、波が画面からせり出した迫力のあるアートに仕上がっています。これはすごい!!

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すごい!!
photo この迫力!!
photo 見事に浮き彫りになっています
photo 波の1つ1つの造形が見事!

 実はこの作品、視覚障害者のための「手でみる絵画」として制作されたもの。国立特別支援教育総合研究所の大内進さんの研究に、3Dデジタルツールの販売などを行うケイズデザインラボが協力し、制作しました。「手でみる絵画」は、イタリアのアンテロス美術館の学芸員ロレッタ・セッキさんが、視覚障害を持つ人のための絵画鑑賞プロジェクトとして1994年に取り組みをはじめ、大内さんらによって日本でも研究が進んでいます。

 さらにこの作品、制作手法もユニークです。まず、石膏の原型を3Dスキャンし、それを「Geomagic Freeform」というデジタルモデリングツールを使って形を整えているんだそう。このGeomagic Freeformは、ペンのようなデバイスを使って“彫刻”感覚で3Dデータを整形できるツール。ペンで実際に画面上のデータを触ると、その感触がペンにフィードバックされるんだとか。デジタルだけどアナログ!!

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作り方に工夫あり

 こうして3Dプリンタで出力された立体版「神奈川沖浪裏」は、湘南藤沢にある「Fujisawa SST」内にオープンした「湘南T-SITE」1号館2階ラウンジにて展示中です.

2014年12月12日 12時03分       ねとらぼ


障害者雇用数、5年連続で最高更新 県内企業

2014年12月13日 00時46分01秒 | 障害者の自立

 滋賀労働局は、県内に本社のある企業で、今年六月一日時点で雇用されている障害者の数が二三七〇・五人と、五年連続で過去最高を更新したと発表した。全体の労働者数で割った実雇用率は1・87%で、全国平均の1・82%を上回った。

 重度の障害者を二人、短時間労働者を〇・五人として数えるなどして集計。雇用者は前年に比べ4・5%増加。特に精神障害者の雇用が17・0%増と伸びた。

 実雇用率は0・06ポイントの上昇し、法定雇用率(2%)を達成した企業割合は54・9%。こちらも全国平均の44・7%を上回った。分野別で見ると、医療・福祉、運輸業・郵便業、金融業・保険業で法定雇用率を超えた。

 野田律局長は「各企業の理解が進んでおり、障害者自身も働く意欲が強まっている。まだまだ法定には達しないが改善が進んでいる」と話した。

 常時雇用する労働者五十人以上の県内本社企業七百五十二社の集計結果をまとめた。

2014年12月12日        中日新聞