ゴエモンのつぶやき

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リコーダーで知的障害者施設の聖夜彩る 佐野・市民サークル「ひばり」が初舞台

2014年12月28日 01時31分26秒 | 障害者の自立

 【佐野】田沼福祉コミュニティーセンターのリコーダーサークル「ひばり」が24日、小中町の知的障害者支援施設「とちのみ学園」のクリスマス会で演奏し、活動開始から約1年での初舞台を無事勤め上げた。代表の砂川もとさん=足利市瑞穂野町=は「とても緊張したが、皆さん温かく盛り上げてくれたので楽しくできました」と胸をなで下ろしていた。

 児童が授業で使い、多くの家庭にあるリコーダーを活用しようと昨年秋、同センターで初心者講座を開いた。受講生4人がひばりを結成。いずれも60歳台の女性で、同センターの関谷秀館長(52)も加わり、小中町のピアノ調律師岩永秀彦さん(57)の指導で月2回の練習を重ねてきた。

 人前での初演奏となったこの日は、岩永さんが約8年前から犬伏公民館で指導している姉妹グループ「カナリア」に続きステージへ。「ふるさと」「聖者の行進」など5曲を披露し、同学園の入所者、職員計約120人から盛んな拍手を浴びた。

 
 
12月26日     下野新聞

障害者福祉団体施策改善を要望 仙台市に

2014年12月28日 01時27分03秒 | 障害者の自立

 県内の障害者福祉関係37団体でつくる「みやぎアピール大行動実行委員会」は25日、仙台市の奥山恵美子市長に障害者福祉施策の改善を求める要望書を提出した。
 要望事項は、精神障害者保健福祉手帳を持っている人への医療費助成、精神疾患の人の地域移行支援など。災害に備えた一般避難所のバリアフリー化や、福祉避難所の整備・拡充も求めている。
 市役所を訪れた実行委の鷲見俊雄代表は「いずれも必要不可欠な問題。一日も早く解決してほしい」と訴えた。
 奥山市長は「皆さんや家族が地域で安心して暮らせるよう、順次進めていく」と説明。市が2016年4月施行を目指す「障害による差別解消条例(仮称)」にも触れて「条例の作成過程に、なるべく多くの人の意見を取り入れたい」と述べた。

2014年12月27日土曜日       河北新報


視覚障害者らのコンクール優勝 長野の小5 終業式で歌声披露

2014年12月28日 01時21分27秒 | 障害者の自立

 長野市南部小5年の芳沢和子(わこ)さん(10)が視覚障害のある子らが出場する第64回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール(11月、東京ヘレン・ケラー協会主催)小中学生独唱の部で優勝し、26日、同校の2学期の終業式で、全校約610人に歌声を披露した。

 小3まで市内の県長野盲学校に通っていた芳沢さんは「同学年の大勢の友達と過ごしたい」と、小4の4月から南部小に通っている。重度の視覚障害のため、文字の大きい「拡大教科書」を使うなどして学校生活を送っている。

 歌は、5歳から通うピアノ教室や須坂市の児童合唱団で練習してきた。同コンクール出場は小3の時に続いて2度目。小中学生独唱の部は芳沢さん1人だったが、審査で「1位となる実力に達している」と判断された。芳沢さんは「初めて出た時は2位だったので、1位と聞いてうれしかった」と振り返る。

 この日の終業式で、芳沢さんは、コンクールで歌った「風の子供」を披露。澄んだ高音を響かせ、児童らも「すごい」。芳沢さんは「緊張したけど、また皆の前で歌ってみたい」と話していた。

全校児童を前に、コンクールで歌った曲を披露する芳沢さん(右)

12月27日(土)        信濃毎日新聞


罪と罰どう理解させる PFI刑務所、社会復帰に向けた民間ならではの「福祉的支援」

2014年12月28日 01時12分33秒 | 障害者の自立

 検察官が取り調べを録音・録画したDVDを法廷で再生している間、被告席に座っていた男は、何かをぼそぼそとつぶやいていた。明瞭(めいりょう)な言葉になったのは、録音された自分の声がこのくだりに差しかかったときだ。「刑務所に行くなら、死んだ方がましや」

刑務所嫌がり…「自殺する」

 9月26日、自動車盗の常習累犯窃盗罪に問われた京都市内の男(37)の公判が、京都地裁で行われていた。「死んだ方がましや」。男は自らの供述をなぞるかのように、法廷でそう吐き捨てたのだ。

 男は重度の知的障害があり、平成24年9月に犯した前回の自動車盗の後、精神年齢が「4歳7カ月」と鑑定されている。

 25年8月、1審京都地裁で「無罪」とされ、塀の外に出た男は、半年後に再び車を盗んだとして逮捕された。検察側は、取り調べをすべて録音・録画して起訴し、公判にDVDを証拠として提出した。

 傍聴席には音声しか流れてこない。それでも、男が犯行状況を筋道立てて説明できず、女性の取調官が調書を作るのに苦慮する様子はうかがえた。男は刑務所を嫌がって「自殺する」と言いだし、取調官は「悲しむ人がいっぱいいるよ。自殺なんてしなくていいよ」と諭していた。

 そして、取り調べの最後に、男は唐突なひと言を口走った。「出所したらエロ本買いたい」と。

2審で逆転有罪

 今回の事件でも無罪を主張している弁護人の西田祐馬弁護士(京都弁護士会)は「彼が取り調べの場をどのように理解しているかは疑問だ」と指摘する。

 DVDの再生から1カ月後の10月24日、今度は男を精神鑑定した男性医師の証人尋問があった。

 医師は「被告が真に反省している可能性は高い」としつつも「悪いことは悪いという経験を重ねることが必要ではないか」と、刑罰を受ける必要性を指摘した。

 すでに前回の「無罪」は覆っている。今年8月、2審大阪高裁が懲役2年の逆転有罪を言い渡した。精神鑑定の結果から、男が善悪の判断や行動の制御ができない「心神喪失者」だったという結論を導いた1審判決を「誤解だった」と破棄したのだ。

 弁護人は上告したが、男はこれからどこまで自らの罪と罰を理解できるのか。男のような再犯を重ねる知的障害者、いわゆる「累犯障害者」を生み出さないために、刑務所にできることはあるのだろうか。

官民協力し処遇

 民間企業が運営に加わるPFI刑務所、播磨社会復帰促進センター(兵庫県加古川市)。JR加古川駅から車で約30分の山あいにあり、知的障害や精神疾患のある受刑者を収容する「特化ユニット」を備える。

 7月末時点で、収容者の1割強に当たる85人が特化ユニットで服役していた。3つの工場に分かれて部品の仕上げやキッチン用品の包装といった簡単な刑務作業を行い、社会復帰に向けた教育プログラムや職業訓練も受けている。

 処遇には国家公務員である刑務官と、大林組の関連会社や綜合警備保障などの民間企業のスタッフが協力して携わる。中でも、教育プログラムを企画立案し、実行に移しているのは民間スタッフだという。

 国職員の大西洋調査官(53)は明かす。

 「官と民がそれぞれの得意分野を生かしている。そして民間ならではといえる視点の一つが、福祉的支援だった」

 刑務所に収容された累犯障害者はどのように更生への道を歩むのか。刑罰の実情に迫る。

 【用語解説】PFI

 プライベート・ファイナンス・イニシアチブの略。民間の資金やノウハウを活用して公共施設の建設や運営を行う手法を指す。発祥は英国で、日本では平成11年から活用され始めた。PFI刑務所は全国に4カ所あり、官民協働で施設を運営することで、経費削減と地域雇用の創出を実現。13~14年に受刑者3人を死傷させた名古屋刑務所事件の反省から、民間の視点を取り入れた処遇の向上にも力を入れている。

2014.12.27      産経ニュース


提訴:障害者施設で死亡 両親、賠償を求め地裁に /広島

2014年12月28日 01時08分00秒 | 障害者の自立

 安佐南区の障害者支援施設で今年3月、入所者の男性(当時38歳)が急性心筋梗塞(こうそく)で死亡したのは施設が体調不良の男性を見守る安全配慮義務を怠ったのが原因として、西区の両親が施設を運営する社会福祉法人に慰謝料など1億1000万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。提訴は25日付。

  訴状によると、男性には自閉症などの障害があり、3月3日に施設に入所。発熱などの体調不良が見られ、同月24日午前6時ごろ、宿直の職員が居室内で死亡しているのを見つけた。検案医は急性心筋梗塞で午前2時に死亡と認定。職員は午前0時と午前4時に見回りをしたが、異変に気づかなかったという。

 両親は「急性心筋梗塞は徐々に死に至り、少なくとも1時間は救命の機会があった。施設は男性の不調を把握し危険を予測でき、すぐに発作に気付けば死亡しなかった」と主張。法人は「担当者が不在でコメントできない」としている。また男性の両親は26日、男性が死亡したのは施設入所前に入院した東広島市の病院での治療が原因だとして、損害賠償を求めて同病院を提訴した。

毎日新聞 2014年12月27日 地方版