「障害者の人権110番」は、東京の3つの弁護士会などが8日合同で行っていて、千代田区にある弁護士会館では、8日朝から4人の弁護士が電話とFAXで相談に応じています。
午前中は、入所している施設の対応に反論したところ、追い出されそうになっているとか、職場での偏見をおそれて障害を隠して働いているが、隠し続けるべきかどうか悩んでいるといった相談が寄せられていました。
弁護士会によりますと、最近は施設での虐待のほか、障害を理由にした職場での差別的な扱いや学校でのいじめに関する相談が多いということです。
東京弁護士会の藤岡毅弁護士は、「差別や偏見を受けることがまだ多いと聞くが、法律的な側面からアドバイスできることもあると思うので、ぜひ気軽に連絡してほしい」と話しています。
この電話相談は8日の午後4時までで、電話番号は03‐3504‐2961、ファックス番号は03‐3504‐2965です。
区立障害者就労支援センター「すきっぷ」を視察され、クリーニング作業の女性に声を掛けられる天皇、皇后両陛下=8日午前、東京都世田谷区(代表撮影)
天皇、皇后両陛下は8日午前、東京都世田谷区の区立障害者就労支援センター「すきっぷ」を訪問し、知的障害がある人々が就職に向けて作業を行う様子を視察された。例年、12月の障害者週間(3~9日)前後に施設を訪問されている。
同センターは障害者の就業移行支援事業の全国的モデルとなっている。両陛下は、役所などから受託された名刺印刷やチラシの封筒封入、シーツなどのクリーニングの様子をご視察。両陛下は1人ずつねぎらい、陛下は、企業へ就職が決まったとの話を聞いて「よかったですね」と喜ばれた。
2014.12.8 11:47 産経ニュース
障害者週間を記念して京丹後市内の障害者福祉施設の利用者による「ほっとはあと製品展」が、同市峰山町の市役所峰山庁舎で開かれている。来年の干支、ヒツジをイメージした陶器の置物や、さをり織りのバッグなど授産製品約450点を展示。9日まで。
「よさのうみ」と「あみの」「久美の浜」「丹後大宮」の4福祉会のほか市身体障害者団体連合会、府聴覚障害者協会京丹後支部が合同で企画。各施設の作業所で、利用者が毛糸を編んで創作した色鮮やかな帽子やタペストリー、丹後ちりめん端切れを活用した財布などの小物、手すき和紙によるポチ袋なども展示されている。障害者週間を記念したコーナーでは、陶芸や書道などの作品も。
期間中は正午からパンやクッキーなどの授産製品を特別販売している。
問い合わせは市障害者福祉課(電)0772・69・0320へ。
2014.12.8 07:01 産経ニュース
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ダプテッドエアロビックの活用などが紹介されたシンポジウム=横浜ラポール
障害児者の健康づくりと運動指導を考える「全国アダプテッドエアロビックシンポジウム」(県エアロビック連盟主催)が7日、横浜市港北区の横浜ラポールで開かれた。福祉関係者ら約40人が参加し、職場や授業などでのエアロビックダンスの活用を報告。プログラムや指導者の充実の必要性が指摘された。
「アダプテッドエアロビック」は、障害者を中心に個人の運動能力に合わせたエアロビックダンス。指導者育成や教材製作に向け、ことし4月には全国協議会が設立され、県エアロビック連盟の関口美恵子理事長が会長に就任した。
シンポでは、障害者47人が社員になっている特例子会社ファンケルスマイル(横浜市栄区)の簑島修社長が講演。「毎日元気に働くには健康な体が必要。運動に縁が遠い障害者のために、毎週エアロビック教室を開き、競技大会にも参加している。参加者の健康増進を実感している」と語った。
また、横浜ラポール・スポーツ事業課の宮沢京子さんは、ダンス教室の開催などラポールでの普及事業を紹介。福島、奈良両県の養護教諭2人は授業での活用状況を語った。
シンポではこのほか、生涯スポーツとして継続できる環境の整備、指導者の育成など、普及に向けた取り組みの必要性が指摘された。
【神奈川新聞】 2014.12.08 03:00:00
県は、今年度の優秀勤労障害者2人を発表した。県内で長く働く障害者を応援するため、県が毎年選考しており、今年度は日本ハムファクトリー茨城工場(筑西市)に勤務する知的障害者の中嶋元さんと、栗田アルミ工業(土浦市)に勤務する知的障害者の青柳久美香さんを選出した。