ゴエモンのつぶやき

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震災銘板:新たに24人の名前 貝原前知事も…神戸

2014年12月22日 01時15分20秒 | 障害者の自立

 阪神大震災の犠牲者名を刻んだ神戸市中央区の「慰霊と復興のモニュメント」に20日、新たに24人の名前が追加された。被災者支援を続け、9月に死去したNPO法人「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」(神戸市)理事長の黒田裕子さんと11月に事故死した貝原俊民前兵庫県知事(81)の名も、復興に貢献したとして被災者とは別の場所に刻まれ、銘板の総数は4972人になった。

 この日、震災で亡くなった母房子さん(当時74歳)の銘板を張り付けた兵庫県西宮市の会社員、熊本清さん(64)は、東京に住む孫に震災を語り継ぐため名を刻むことを決めた。「今度、孫を連れてきます」と話した。

 神戸市長田区出身だった房子さんは夫の死後、同県芦屋市の文化住宅に1人で暮らしていた。1995年1月16日夜、熊本さんは風邪気味だった房子さんを心配して訪ね、保険証を手渡した。「ごめんな。ありがとう」と言われたのが最後だった。

 翌朝、倒壊した文化住宅の中から、水玉模様のパジャマ姿の房子さんが見つかったが、亡くなっていた。前夜の顔が目に浮かび、「なぜ母が死ななければならなかったのか」と悔やみ続けてきた。だが、震災から20年を前に3人の孫に震災を語り継ぐ決心をしたという。

復興に貢献した関係者を悼む特別枠に追加された黒田裕子さんと貝原俊民・前兵庫県知事の銘板=神戸市中央区で2014年12月20日

毎日新聞 2014年12月21日