ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者雇用を促進 ヤマハ発が新会社設立へ

2015年07月04日 01時56分52秒 | 障害者の自立

 ヤマハ発動機は1日、障害者雇用促進のために新たな子会社「ヤマハモーターMIRAI」を10月1日に設立すると発表した。より多くの障害者が活躍できる職域の確保を進め、能力開発や社会的自立を支援する。
 新会社は磐田市新貝のヤマハ発本社内に事務所を置き、事業開始は2016年4月の予定。当初は部品包装や清掃業務などを担い、段階的に製品組み立てや一般事務などへと職域を拡大していく。従業員27人のうち16人が障害者となる見込み。
 事業開始後に障害者雇用促進法に基づく特例子会社の認定をハローワーク磐田に申請する。特例子会社となれば、新会社の障害者雇用数を親会社の障害者雇用率に算入できる。ヤマハ発の障害者雇用率は6月現在で1・92%。県内平均(1・8%)を上回っているが、13年に引き上げられた法定雇用率(2%)に届いていない。担当者は「新会社で障害者個々に合わせた柔軟な人事評価制度や効率的な管理指導態勢を整備する」と説明した。

2015/7/ 2     @S[アットエス] by 静岡新聞


長崎モデルの明暗(5)

2015年07月04日 01時48分23秒 | 障害者の自立

「刑務所に入れて更生にどう役に立つ」 刑罰か福祉かを超えて…問われるのは社会の「情」

 社会福祉法人「南高愛隣会」(長崎県雲仙市)の取り組みには、法務・検察当局も注目する。長崎地検の幹部がこう打ち明けた。

 「刑罰が理解できるのか、刑務所に入れて更生にどう役に立つのか。疑問を持たざるを得ない容疑者や被告はいる」

 「累犯障害者」を司法手続きのレールに乗せるだけで、再犯は防げるのか。刑務所以外での処遇を模索する法務・検察当局の意識もまた、長崎から芽生えた。

 地検が重視するのは、福祉施設で刑務所に代わる適切な矯正教育が行われているかどうかという点だ。南高愛隣会の施設見学や担当者との協議を繰り返し、知的障害のある容疑者や被告を起訴猶予としたり、執行猶予付きの判決を求刑したりする体制を、平成24年までに整えたという。

 軽微な犯罪で、被害が回復され、被害者が処罰を望んでいない、という条件は付ける。弁護人には更生に向けた支援計画書の提出を求め、本人にも計画を守ることを書面で確約させている。地検幹部は「南高愛隣会のおかげで『長崎モデル』は機能している。逆に言えば、しっかりした福祉施設が増えないと全国には広がらない」と話す。

南高愛隣会の外へ

 「いつか家に帰って今まで通りの生活に戻りたい」。軽度の知的障害を持つ20代の男性は、再出発への希望を口にした。

 男性は24年、バスの車内で酒に酔って女性の体を触り、長崎県警に逮捕された。不起訴になり、南高愛隣会が運営する更生保護施設「雲仙・虹」で生活しながら、トレーニングセンター「あいりん」で罪と向き合う矯正教育を受けた。

 昨年8月、別の社会福祉法人「山陰(やまかげ)会」(同県南島原市)のグループホームに移ってきた。現在は共同生活を送りつつ、農作業などの職業訓練を受けている。

 男性は、山陰会が南高愛隣会の依頼で受け入れを始めた最初の累犯障害者だ。その背景を、施設管理者の本田崇一郎さん(35)は、図らずも「情」の福祉に通じる言葉で説明した。

 「再犯のリスクや他の利用者への悪影響ばかり心配すると、行き場がなくなる。手を差し伸べる気持ちが本人に届けばいい」

 南高愛隣会も支援を後押しする。職員は男性に「いつ戻ってきてもいい」と声をかけ、本田さんにも「何か問題が起きれば、すぐ行きます」と約束している。

計り知れない影響

 最長2年間、社会から隔離して生活させる国立「のぞみの園」(群馬県高崎市)や、民間の視点で独自の自立訓練を行う刑務所「播磨社会復帰促進センター」(兵庫県加古川市)、そして長崎地検と山陰会。南高愛隣会が福祉関係者や法務・検察当局に与えた影響は計り知れない。

 それは、累犯障害者の再犯防止と社会復帰を、もはや刑罰か福祉かという二者択一で考える時代でなくなったことも意味している。

 精神年齢が4歳7カ月と鑑定された京都市内の男(38)。自動車盗を繰り返して10代のころから計7回服役しても、福祉の支援を受け続けても、車に乗りたいという欲求を抑えることはできなかった。

 7月10日に控訴審の判決が言い渡される常習累犯窃盗事件で、1審通り懲役1年10月の実刑が確定すれば、前回事件の確定判決(懲役2年)と合わせ、刑期は3年10月。拘置所での勾留日数が差し引かれると、3年以内に社会に戻ってくる計算だ。

 そのとき、刑罰や福祉に任せ切りにするのでなく、社会で生きるだれもが男に手を差し伸べることは、できるだろうか。問われるのは、私たちの「情」なのかもしれない。  =おわり

社会福祉法人「山陰会」で職員(右)と談笑する20代の入所者男性=長崎県南島原市

2015.7.3    産経ニュース



なくそう障害者差別 7月26日 講習会

2015年07月04日 01時41分56秒 | 障害者の自立

 心のバリアフリー講習会「障がい者差別解消法について考えよう〜誰もが暮らしやすい社会を目指して〜」が7月26日(日)、湘南NDビル(藤沢109の6)で開かれる。時間は午後2時(受付は1時30分)から午後4時まで。参加無料。

 講師を務めるのは、元宮城県知事の浅野史郎氏。2016年4月に施行される「障がい者差別解消法」の内容をはじめ、互いに支え合う誰もが暮らしやすい社会づくりについて語る。

 希望者は市障がい者生活支援センターかわうそに【電話】0466・48・4586、または【FAX】0466・48・2202で申し込む。定員は先着100人で、締め切りは7月21日(火)。手話・要約筆記あり。

 詳細、問い合わせは同センターへ。

浅野史郎氏

2015年7月4日    タウンニュース


福祉施設職員2人を停職 下関・障害者暴行事件

2015年07月04日 01時38分01秒 | 障害者の自立

 下関市の知的障害者福祉施設「大藤園」で起きた暴行事件に絡み、施設を運営する同市の社会福祉法人「開成会」は2日、利用者に暴言を浴びせたとして主任支援員の男性職員(49)を停職2か月、利用者の頭をシールの束でたたいたなどとして支援員の男性職員(55)を同1か月とする処分を行った。

 同法人は同日、井上昌士施設長を監督不十分として支援員に降格させ、新たな施設長に、同法人が運営する障害者支援施設「王司山田園」(下関市山田)の佐藤潔・総括支援員を充てた。

 同法人の木谷義孝理事長(79)は大藤園で開いた記者会見で「いずれ理事長を退任することになるが、(それまでに)大藤園を立ち直らせるよう努力したい」と述べた。再発防止策として、作業室の窓ガラス16枚を、すりガラスから透明なガラスに替え、作業室と廊下に防犯カメラ計16台を設置したという。

 今回、停職1か月となった男性職員は先月24日、暴行容疑で山口地検下関支部に書類送検されている。

2015年07月03日 Copyright © The Yomiuri Shimbun



熊本)やり投げ障害者記録の稲岡さん、高校野球始球式に

2015年07月04日 01時31分41秒 | 障害者の自立

 第97回全国高校野球選手権熊本大会の5日の開幕試合で「夢舞台」に立つ県立盲学校の生徒がいる。始球式で投げる高等部3年の稲岡憲吾さん(17)=八代市。やり投げで障害者の日本記録を出した稲岡さんは視力が低下するまでは野球少年だった。「野球ができることに感謝してほしい」。一球にそんな思いを込める。

 小学3年の時、野球を始めた。中学の時は野球部の投手として活躍し、八代市選抜にも選ばれた。そんな野球漬けの生活が、中学2年の冬、一変した。

 2011年11月上旬。いつもなら良く見える捕手のサインが見えにくい。打席でもバットの芯に当たらない。「コンタクトレンズが合わないのかな」。平凡なピッチャーゴロ。「よし、打ち取った」。グラブを伸ばした瞬間、顔とグラブの間をボールがすり抜けた。「やっぱり、おかしい」

 市内の眼科を回り、熊本大医学部付属病院を紹介された。血液検査の結果、告げられた病名は「レーベル病」。視神経が萎縮し、両眼の視力が低下する。「治ってほしい」。しかし、視力は徐々に低下し、一時は両目とも0・02以下に。授業では黒板の字が見えなくなり、野球もできなくなった。

 盲学校入学後、先生の勧めでやり投げを始めた。最初はやりが顔に触れ、うまく投げられなかったが、高等部2年の夏から本格的な練習に取り組むと、もともと肩が強かったこともあり、少しずつ距離を伸ばした。今年5月の大会の弱視のクラス(視覚F13)で日本記録となる51メートル98センチを投げ、優勝した。

 始球式で投げる話が進んでいた6月上旬、グラブをオーダーした。刺繡(ししゅう)で刻んだ文字は「夢舞台」。小中学校時代にチームメートだった八代東の主将、大野陸さん(17)のグラブと同じ文字だ。

 当時、大野さんは中堅手としてマウンドの稲岡さんの姿を見つめていた。当日は中学時代のチームメートが藤崎台県営野球場のスタンドに集まり、見守る。二人にとっての「夢舞台」。大野さんは「あいつの分まで、気持ちを背負って頑張りたい」と話す。

 「今はやり投げへの思いの方が強い」と話す稲岡さんだが、野球が好きな気持ちは今も変わらない。始球式では「思いっきり投げて、これからはやり投げに打ち込みたい」と言う。

 稲岡さんの一球で、甲子園を目指す夏が始まる。稲岡さんは言う。「野球ができることに感謝して、楽しんでほしい。それを始球式の一球で伝えたい」

写真・図版

やり投げの練習をする稲岡憲吾さん=熊本市東区東町3丁目の県立盲学校

2015年7月3日      朝日新聞