ゴエモンのつぶやき

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正宝電気(佐賀市大和町)

2015年07月25日 02時41分38秒 | 障害者の自立

 正宝電気(佐賀市大和町)は23日、障害者の自立や就労支援に役立ててもらおうと、ふるさと納税制度を通して佐賀県に100万円を寄付した。ふるさと納税制度の開始以降、県に「障害者の就労支援」を指定した寄付は初めて。県は、障害者の工賃(賃金)向上に役立てる。

 県庁で贈呈式が開かれ、古賀正信社長(60)が目録を船津定見県健康福祉本部長に手渡した。

 正宝電気は従業員が50人未満で、法律で障害者を雇用する義務を負ってはいない。ただ、古賀社長は、信号機の設置や業務用太陽光発電設置の工事など公共的な仕事をしていることもあり「障害福祉の側面で、何か恩返しをしたいと考えた」と話す。「本来は障害者を雇用するという形が一番いいのだろうが、工事現場への配置は難しく、寄付という形での協力に至った」と経緯を語った。

 目録を受け取った船津本部長は「障害者福祉に長年力を入れているが、障害者の賃金が課題。障害者が作った物品販売会のPRなどでも使わせていただきたい」とお礼を述べた。

「障害者の賃金向上に役立てて」と船津定見県健康福祉本部長(中)に目録を手渡した正宝電気の古賀正信社長(左)と古賀信太朗常務

2015年07月24日     佐賀新聞


14年度の県内障害者工賃、向上支援の目標届かず

2015年07月25日 02時38分44秒 | 障害者の自立

■月1万7065円 施設増え平均額抑制

 一般企業への就労が困難な障害者が働きながら訓練する「就労継続支援B型事業所」の工賃(月額平均)は2014年度1万7065円で、「工賃向上支援計画」の目標1万8600円に届かなかったことが、県のまとめで分かった。未達成に終わった07年度からの「工賃倍増5カ年計画」に続き、「実現可能な目標」に路線変更し策定した新計画だったが、最終年度も目標を達成できなかった。

 工賃は県内88カ所の平均額で前年度より190円増えた。時間額平均は6円増の182円だった。県障害福祉課就労支援室は目標が達成できなかった理由として、施設数の増加を挙げる。計画スタート時と比較して23カ所増え「新しい施設の工賃が低かったため」と分析する。

 工賃向上支援計画は12年度に3カ年計画で策定した。経営コンサルタントの派遣や、授産品をPRする「共同受注支援窓口」の強化などで段階的に工賃を押し上げる目標で、最終年度に11年度より15%増とした。

 12年度が目標1万7000円に対し、1万6081円、13年度が目標1万7800円に対し、1万6875円。年々増加しているが、すべての年で目標を下回った。13年度、全国順位は10番目。「他県が工賃を伸ばしているため、順位が下がる傾向がある」という。

 就労支援室は、障害者が地域で自立した生活を送るため、新たな総合計画で15年度は1万8605円、16年度1万9491円、17年度2万377円の目標を掲げる。一方、「その目標をどう達成していくかの道筋は示せていない」とも話し、「今後、事業所の声を聞きながら、平均工賃に届かない事業所の底上げができるよう取り組みたい」としている。

 ■就労継続支援B型事業所 一般企業などでの就労が困難な人に生産活動の機会を提供、働きながら知識や能力向上の訓練を行う。従来の授産施設にあたる。雇用契約を結ばない福祉的な支援のため、最低賃金は適用されない。

015年07月24日      佐賀新聞


コーヒー豆 真心の味 輪島の障害者施設が焙煎

2015年07月25日 02時30分44秒 | 障害者の自立

口コミ広がり、人気県外にも

 六年前からじか火焙煎(ばいせん)のコーヒー豆作りに取り組んでいる輪島市河井町の障害者通所施設「輪島あすなろふたばの会」が、固定客をつかみ、市内外だけでなく県外にも販売するまでに成長した。顧客から「安くておいしい」と評判になっている。

 二〇〇八年に、施設の主力商品だったクッキーの材料となる小麦粉の価格が高騰。仕入れが難しくなったため、価格が比較的安定していたコーヒー豆に着目し、転換した。

 協力してくれる企業を探したところ、大分県の専門商社が生豆の仕入れと、焙煎の技術指導を引き受けてくれた。作業所の職員は、商社が経営する堺市の「珈琲(コーヒー)豆処 夢珈(ゆめか)」で作り方を学び、〇九年四月に焙煎と販売を始めた。

 作業は市内の二十~五十代の通所生六人と職員三人が担当。通所生は職員のサポートを受けながら、生豆の中から未成熟なものを手作業で取り除く「ハンドピック」のほか、専用機械でじか火焙煎する作業も担っている。

 いりたての香ばしい味が口コミで広まり、市民のほか市役所や県の出先機関、穴水、中能登両町の福祉施設が常連に。評判を人づてに聞いた横浜市や神奈川県小田原市、埼玉県日高市の住民からも注文が入る。

 コーヒー豆は、通所施設と市ふれあい健康センターにある「まんなかふれあいさろん」で販売されているほか、注文を受けた所へ配達もしている。一番人気は「あすなろブレンド」で、二百グラム三百四十円と格安。ほかにも六種類ある。

 森本毅施設長(58)は「みんな真剣に向き合って作っている。ぜひ一度味わってほしい」と話している。

購入予約は通所施設=電0768(22)2950=へ。

 

「一度味わって」と呼び掛ける施設の通所生たち

2015年7月24日     中日新聞

 
 
 

発達障害者対象に就労相談会 つくばで来月6日

2015年07月25日 02時26分19秒 | 障害者の自立

 発達障害者やその両親などを対象に、支援機関による事例紹介や個別相談を行う「就労支援ワンストップ相談会」が8月6日、つくば市東新井の「つくば市民大学」で開かれる。

 昨年2月に初めて開催し、今回で2回目。参加支援機関は、茨城障害者職業センターや、発達障害者の就労訓練も行う「カフェ・ベルガ」など官民7機関。
 各支援機関の具体的な事例を通じた支援内容の紹介や、全体での質疑応答、各支援機関別に自身の悩みや疑問に対し、回答、マッチングを受ける個別相談が開かれる。その場での就職の斡旋、紹介は行わない。

 参加費は無料。事前申込制で、定員は40人。

◆問い合わせは、つくば市民大学・徳田太郎さん(電話029・828・8891、火、木、土、日曜日の午後1時から6時まで)。

2015年07月24日    常陽新聞スマートフォン版


知的障害者サッカー代表がコーチに 加藤さん、小学生を指導

2015年07月25日 02時19分33秒 | 障害者の自立

 知的障害者サッカー世界選手権に3大会連続で出場した秋田市牛島の加藤隆生さん(26)が、サッカーコーチとして市内で小学生の指導に当たっている。これまで市内の福祉関連会社で働いていたが、6月からは雄和の総合型地域スポーツクラブ「スポルティフ秋田」に勤務。コーチと選手の二足のわらじを履いて奮闘している。加藤さんは「子どもたちの中からプロ選手を育てたい」と意気込んでいる。

 川添サッカースポーツ少年団に所属していたころから加藤さんを知るスポルティフ秋田の佐藤勇一代表(64)が、これまでの経験や技術を生かして後輩にサッカーを指導してもらいたいと、加藤さんにコーチ就任を依頼した。

 好きなサッカーを仕事にできればボールに触れる時間も増える、と考えた加藤さんは転職を決意。5月いっぱいで勤め先を退社し、6月からコーチに就任した。日本知的障害者サッカー連盟によると、知的障害のある選手がサッカーのコーチを務めるのは国内では2人目だという。

 クラブでは主に小学生の指導を担当。大型免許も取得し、バスで子どもたちを送迎している。日本代表に選ばれる高い技術を持つ加藤さんだが、指導者としては駆け出し。子どもに教えることの難しさを肌で感じている。

子どもたちにサッカーを指導する加藤さん(左)

2015/07/24      秋田魁新報