視覚障害者の立場に立った支援を身に付けようと「視覚障害福祉セミナー」が4日、松山市本町6丁目の愛媛県視聴覚福祉センターで始まり、医療や福祉の関係者ら14人が目隠しするなどして障害者の生活を模擬体験し、心を寄せた。5日まで。
2006年からセンターが主催し、視能訓練士や看護師、社会福祉士らが参加。5日は視覚障害者とのコミュニケーションを学ぶ体験や、ルーペの選び方などの講演がある。当日参加も受け付ける。
4日は、目を閉じて縫い針に糸を通しながら3種類の補助道具の使いやすさを検証。安全確保のために針の本数をあらかじめ決めて取り出し、確認しながらしまうことなどを学んだ。
【写真】アイマスク姿で恐る恐るコーヒーをそそぐ参加者