ゴエモンのつぶやき

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「きょうされん全国大会」 障害者ら3000人交流へ 10月神戸

2015年07月17日 02時15分50秒 | 障害者の自立

 障害がある人や家族、支援者ら約3千人が全国から集まる「きょうされん全国大会inひょうご」が10月9、10の両日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場で開かれる。参加者は暮らしや労働などをテーマにした分科会で学び合い、交流を深める。阪神・淡路大震災20年に合わせ、「神戸から、東日本の被災地や未来にエールを送る大会にしたい」(実行委員会)という。 

 障害者が働く事業所などでつくる全国組織「きょうされん」(本部・東京都)は年1回、各地で大会を開き、兵庫では10年ぶり。今回は「とどけたい20年のありがとう-わすれない震災を つたえよう私たちの今を 未来につなぐ権利条約と平和」を大会テーマに掲げ、兵庫県立リハビリテーション中央病院の澤村誠志名誉院長が実行委員長を務める。

 9日のオープニングでは、県内の障害者が朗読などで震災の経験を伝えるほか、クラウン(道化師)に扮(ふん)したり、和太鼓を演奏したりして盛り上げる。

 分科会や交流会などは、両日で計17を予定する。日本が昨年、批准した国連の「障害者権利条約」を学んだり、「働きがいのある労働」やお金の問題、アート活動について考えたりするほか、「ゆたかに老いる」「障害がある人の恋愛や結婚」などもテーマに据えた。

 また、阪神・淡路大震災と東日本大震災、戦後70年を扱う特別分科会も用意。阪神・淡路で自宅が被災し、直後に夫を亡くした視覚障害者の女性や、震災で全壊した作業所の元施設長が経験を語り、福島県からの参加もある。障害者への理解が不十分だった戦時中についても、兵庫県内の事例をもとに考える。

 2日間の参加費は、障害者6千円、そのほか1万2千円。8月7日締め切り。ボランティアや協賛金も募集している。きょうされん兵庫支部TEL078・582・4016

  ◇歓迎伝える垂れ幕作り

 10月9、10日に開かれる「きょうされん全国大会」に向け、兵庫県内の障害者らが、全国から仲間を迎える準備を進めている。

 月1回、県内10カ所の事業所に通う知的障害や身体障害、精神障害がある約30人と、職員約10人が神戸市内に集合。「いらっしゃ~い!兵庫」などのメッセージを伝える垂れ幕(縦1・5メートル、横4メートル)を貼り絵で作ったり、9日夜の「大交流会」で披露する出し物の内容を話し合ったりしている。

 集まりの部会長で、目や足などに障害がある勝田歩さん(25)=神戸市中央区=は「全国の皆さんに楽しんでもらえる大会にしたい。どんなことがあってもみんなで一緒に乗り越えよう、というメッセージを伝えたい」と力を込める。

 副部会長の巽(たつみ)勇太さん(26)=尼崎市=も「元気やパワーをぜひ感じてほしい」。脳性まひのため車いすで生活し、「自分の目線だからこそ伝えられることがある。障害者が住みやすいより良い社会になるよう、大会で発信したい」と話している。

垂れ幕を手作りするメンバーら=神戸市中央区

2015/7/15    神戸新聞


障害者の店支える割引クーポン券 足立区、全32万戸に配布

2015年07月17日 02時09分20秒 | 障害者の自立

 足立区は、障害者が働く飲食店や福祉施設の利用を区民に促すため、区内の全32万戸に商品代金の値引きに使えるクーポン券を配布した。心身に障害のある人が働いたり、社会参加に向け訓練したりしている区内23の飲食店や福祉施設、作業所などで利用できる。国の交付金を活用し、障害者の就労支援の一環として区が企画した。 

 障がい福祉課によると、カラー刷りのチラシに添えられたクーポン券は、百円分が二十枚の計二千円分。購入金額の四割分までの支払いに充てられる。クーポン券が使われた金額を区が集計し、店側に支払う仕組みという。

 チラシは六月下旬に全戸配布され、十二月二十八日までクーポン券を利用できる。各店の所在地や取扱商品はチラシに掲載しており、軽食や弁当、パン、菓子類、雑貨などを販売している店が多い。

 足立区綾瀬五の「喫茶 レスポワール」は利用可能店の一つ。カレーライスやケーキ、コーヒーなどを提供するほか、手作りのポットマット(鍋敷き)や髪留めを販売している。運営するNPO法人レスポワールによると、精神・知的障害のある約二十人が接客や調理を担当したり、近くの作業所でケーキや小物の製作販売に励んだりしているという。

 理事長の勝本正実さん(65)は「障害者が社会に出るためには、本人の努力と社会の理解の両方が必要。クーポン券の活用をきっかけに理解が広がり、誰もが住みやすい街になれば」と期待を寄せている。

飲食や手作りのポットマットなどを販売する「喫茶レスポワール」

2015年7月16日    東京新聞


「障害者になりたいのか」所属タレントを脅迫した疑いで事務所会長を起訴

2015年07月17日 02時03分37秒 | 障害者の自立
タレントのクララを脅迫した疑いで一光(イルグァン)グループのイ・ギュテ会長が追加起訴された。当初イ・ギュテ会長がクララと彼女の父である歌手イ・スンギュを脅迫の疑いで告訴したが、逆にイ・ギュテ会長がクララを脅迫した内容が捜査の過程で明らかになった。

ソウル中央地検刑事3部(部長検事:イ・チョリ)はイ・ギュテ会長を脅迫の疑いで追加起訴したと15日に明かした。その反面、クララとイ・スンギュの脅迫容疑に対しては無罪を言い渡した。

検察によるとイ・ギュテ会長は昨年8月、ソウルの某カフェでクララと彼女の父に会い、「障害者になりたいのか」などの低俗な発言でクララを脅迫したという。

イ・ギュテ会長は昨年10月、クララとイ・スンギュを脅迫の疑いで告訴した。クララとイ・ギュテ会長は専属契約の問題で対立し、イ・ギュテ会長はクララが「性的羞恥心を感じさせたため契約の取り消しを通告し、契約を解除しない場合、警察に申告する」という内容証明を送って脅迫したと告訴した。

警察ではクララの嫌疑が認められると起訴意見として検察に送致したが、検察はクララの行動が正当な権利だと判断し、無罪を言い渡した。

クララは専属契約と関連して一光Polarisエンターテインメントと民事訴訟中であり、イ・ギュテ会長は空軍の電子戦訓練装備の納品仲介詐欺の疑いで裁判を受けている。
 

元記事配信日時 : 2015年07月15日

 

バリアフリー社会どう思う? 障害者らが「しゃべり場」

2015年07月17日 01時56分55秒 | 障害者の自立

 障害者が今の社会をどう感じているのか知ってもらおうと、障害者らが言い合うイベント「しゃべり場」(社会福祉法人AJU自立の家主催)が名古屋市内であった。身体障害や自閉症、統合失調症などの障害とともに生きる六人が登壇。会場に詰めかけた二百人とともに、すべての人が暮らしやすい社会の実現を願った。

 「自閉症の植松です」と口火を切ったのは植松龍一さん(32)。植松さんが電車に乗ったときに困るのは、改札口付近にあるはずの精算機だ。「駅によって置いてある場所が違い、分からなくて困る」。健常者は探せば済むと思うことでも、発達障害の人は決まった場所にないことが不安につながってしまうことが多い。

 障害者は、外出すると困難にぶち当たる。生まれつきの病気で、車いすが必要なフィリピン国籍のエンリケス・マルビンさん(18)は、エレベーターの車いす用ボタンを取り上げた。「低い位置にないとボタンを押せない。他の人が来るまで待つこともあります」

 オートバイレース中の事故で下半身不随になった元レーサー芳賀健輔さん(42)は、飲食店の障害者用駐車場の整備を要望した。障害者用スペースは通常よりも幅広で、車いすでの乗り降りが楽にできるようになっているため、インターネットで障害者用があるかどうか事前に探している。

 飲食店内にも壁はある。「ムードを出すために照明を落としてある店が多く、メニューに何が書いてあるかだけじゃなく、何を食べているかも見えないんです」。ユーモアを交えて語ったのは、弱視で聴覚障害もある小林功治さんだ。「男性の低い声は聞き取りにくく、女性の高い声は聞きやすい。誤解されます」と笑いを誘った。

 偏見が根強い精神障害は、会社に病名を伝えることにためらう人が今も多い。統合失調症の井上雄裕(たけひろ)さん(47)は「僕は病名を会社に告げているが、病名を隠して働くと体調が悪い時にすごくつらい。オープンにしても大丈夫な世の中にしたいというのが願いです」と発言した。

 脳性まひで手足が不自由な滝由依さん(26)は学生時代、セルフ式の食堂でカレーをよく食べていた。「私がカレー好きと思っていた人がいるかもしれないけど、お盆を多少傾けてもこぼれないから。一人では汁物は持って来られない」

 誰かに助けを求めればと問いかけられると、滝さんは「私が将来、誰にも頼らずに生きていけるようにとの思いから、自分で何でもやりなさいと両親に言われてきた。助けを求めるのが苦手なんです」と生きづらさを語った。

(佐橋大)

◆住みよい街づくり、進化の途上

 駅や道路、公園にバリアフリー化を義務付ける二〇〇〇年の交通バリアフリー法と〇六年のバリアフリー新法の施行などで、障害者も住みよい街づくりが進みつつある。各自治体は、バリアフリー化の対象を拡大する独自の条例も制定。障害者の利用が増えた飲食店の中には、自発的にトイレを障害者用に改装することもある。

 しかし、日本盲人会連合(東京都)によると、点字ブロックを視覚障害者が見やすい黄色以外に着色する自治体も。精神障害に対する偏見はまだ根強く、長期入院している人の社会復帰はなかなか進まない。

 「障害者が街に出やすい環境づくりや、人々の意識の変化はこの十五年で随分進んだ。障害者が社会に出て、接する機会がさらに増えればもっと違ってくると思う」。AJU自立の家職員の木下努さん(50)は指摘する。

障害者らが生きづらさについて語り合った「しゃべり場」

2015年7月16日    中日新聞


障害者に働く場 神戸電鉄葉多駅前に開設 小野

2015年07月17日 01時50分39秒 | 障害者の自立

 兵庫県小野市葉多町の神戸電鉄葉多駅前に障害者の働く場「ワークひろば」がオープンした。企業などに就職の難しい障害者へ職場を提供する就労継続支援B型事業所で、利用者は菓子箱の組み立て作業などで工賃を得る。16日午前10時~午後4時に内覧会があり、誰でも見学できる。

 同市のNPO法人「ひろばの会」が運営する。理事長を務める冨田たき子さん(63)=同市鹿野町=は障害者支援施設「小野起生園」(同市新部町)に定年まで勤め、障害者が2年間の就労移行支援を受けた後も、なかなか一般就労できない現状を見てきた。

 B型は、雇用契約を結んで働くA型と比べると自由で、調子が悪い時は休憩室で休むこともできる。同市のB型事業所は公的な2施設しかなく「地域に障害者を受け入れる場所がもっと必要」と1月に同法人をつくり、開設準備を進めてきた。

 事業所は、同駅前2階建ての1階部分114平方メートル。利用者は午前9時40分に出勤し、ラジオ体操と朝礼の後、50分間の作業と10分間の休憩を、昼休みを挟み4回繰り返す。

 加西市の紙器印刷会社から仕事をもらい、ケーキや菓子、電器製品を入れる箱を折ったり組み立てたりする。

 週1回は午前を散歩やスーパーへの買い物体験、音楽療法などリフレッシュ活動に充てる。隣接する畑で農作業をすると賃金は割り増しになる。定員は10人。

 冨田さんは「誰しもすべきこと、行くべき場所があることが大事。障害に応じて生き生きと暮らすきっかけを提供したい」と話している。

ワークひろばTEL0794・60・2692

 

「ワークひろば」を開く冨田たき子さん(左)と、利用者に教える作業を練習する職員ら=小野市葉多町

2015/7/16    神戸新聞