ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

入所者の預金の不適切管理で改善案を報告

2015年07月13日 01時25分42秒 | 障害者の自立

湯沢市が運営する障害者支援施設「皆瀬更生園」で入所者の預金などを不適切に管理していた問題で市は改善策を県に報告しました。これまではすべての入所者に預金の管理を施設に委任するよう求めていましたが、原則として入所者本人が管理することに改めています。
湯沢市の皆瀬更生園では、おととしまでの10年間に入所者から預かっていた金を親族に貸し付けたり贈与したりした45件のうち23件で、書類に入所者の同意を示す署名がないなどの不備が見つかっていました。これまではすべての入所者に預金の管理を施設に委任するよう求めていて園長の印鑑で入所者の預金を引き出せるなど不適切な管理が行われていました。湯沢市が示した改善策は「入所者の預金は本人の印鑑のみで引き落としができるようにすること」「預金など入所者の財産は原則本人が管理し、施設に管理を委任する場合は本人や保護者の意思を確認すること」などが柱となっています。報告を受けた県では「内容を精査した上で実際に改善がはかられているかどうか施設に出向いて確認したい」と話しています。

[ 7/10 19:58 秋田放送]

IPC水泳世界選手権まであと2日! 選手たちの練習風景

2015年07月13日 01時19分10秒 | 障害者の自立

7月11日、グラスゴー市街より3kmほどのトルクロスパーク内にあるトルクロス国際水泳センターで各国の選手たちが3日目の公式練習を行った。
59カ国から571(男子337・女子234)の選手が集まり開催されるIPC水泳世界選手権まであと2日となった。

日本選手団も全員が午前中、メインプールでの式練習を行った。練習の時間は現地組織委員会から平等に割り振られ1日2回をメインプールあるいはサブプールを使って行っている。
「怪我や事故もなく、順調に練習ができている。数名中国からの選手がみあたらないが、世界からライバルの選手の多くが集まり、選手たちも自分の状況や目標と向き合っている。」と峰村史世日本代表監督は話していた。

ロンドンパラリンピックから3年、1年後にリオパラリンピックを控えたパラスイマーにとってもっとも重要な大会と位置付けられている。日本選手団の新たな取り組みは、ロンドンでも功を奏したバジルドンでの調整合宿を行ったことや、オリンピック選手へのサポートから始まったJSC(日本スポーツ振興センター)のスタッフによるマルチサポートをうけながら直前の練習に挑んでいることだろう。

練習風景は、真剣そのものだった。また、寝食をともにする仲間どうし自分たちの泳ぎを確かめ合っているようだった。パラリンピック3大会、4大会に出場したベテラン、今大会が大きな経験となる若手のそれぞれが、トップスイマーとして立ち向かっていた。

IPC水泳世界選手権の会場で練習する日本選手団。

2015年7月12日     パラフォト


『いっしょに走ろう』  道下美里 著

2015年07月13日 01時13分21秒 | 障害者の自立

 いっしょに走ろう-。視覚障害者がマラソンを走るには伴走を含め多くのサポートが必要となる。4月のIPCマラソン世界選手権(ロンドンマラソン)を3位でフィニッシュした福岡県太宰府市在住の筆者がつづった半生記は、かけがえのない仲間との出会いの記録でもある。

 1977年、山口県下関市で生まれた筆者の右目に異変が生じたのは、小学校4年のとき。中学時代に角膜移植など度重なる手術を受けたが、右目の視力を失った。残された左目も同じ病気で視力が下がり始め、25歳で視力0・01以下となり、調理師の仕事を離れることになる。「失うばかり」の失意の人生は、山口県立盲学校(現下関南総合支援学校)で一変する。前向きで明るい学友に刺激を受け、陸上に夢中になっていく。2008年からフルマラソンに挑戦を始め、14年は3時間を切って、日本記録を更新。リオデジャネイロパラリンピック(16年)の視覚障害女子マラソンでは、日本代表推薦順位1位が内定している。

 「仲間の存在があるから、マイノリティである私が生きる意味、社会における役割を見いだせた」と筆者は語るが、仲間を引き寄せるポジティブなパワーと意志の力があればこそ。その魅力が、文章からひしひしと伝わってくる。

『いっしょに走ろう』道下美里著(芸術新聞社・1620円)

=2015/07/12付 西日本新聞朝刊=


手話落語「心の架け橋」に 桂福團治さん嬉野中で紹介

2015年07月13日 01時07分32秒 | 障害者の自立

■高座上がり生徒実演

 健常者でも聴覚障害者でも楽しめる手話落語に触れ、手話や人権への理解を深める会が10日、嬉野市の嬉野中であった。手話落語の考案者でもある落語家の桂福團治さんと弟子で聴覚障害者の宇宙亭福だんごさんが、生徒約370人に実演を交えて手話落語を紹介した。

 桂さんは、のどの手術で約3カ月間、声を失った経験から「耳が聞こえない人のことを初めて心から思い、彼らが使う手話を自分も覚えたくなった」と手話との出合いを紹介。手話落語を続けている経緯を「初めて依頼を受けた時に古典芸能を勝手に作り替えてはと一度は断ったが、実際に演じると涙を流して喜んでもらえた」と説明した。

 生徒たちが手話落語を体験する時間もあり、数人がごく短い手話落語を覚えて高座で演じてみせると、会場は笑いに包まれた。3年の山口裕太さん(14)は「手話でも、何となく言いたいことが分かる気がした。手話を使う人と接する機会があれば、できる限りの表現で助けてあげたい」と話した。

 手話の普及啓発に向け「心の架け橋手話言語条例」を制定している同市が実施した。桂さんらは12日午後2時から、嬉野市社会文化会館「リバティ」でも手話落語と講演を行う。問い合わせは同市文化・スポーツ振興課、電話0954(66)9320へ。

桂福團治さん(右)に教わりながら短い手話落語を演じる嬉野中の生徒=嬉野市の嬉野中

2015年07月11日      佐賀新聞