県が宇都宮市若草1丁目に整備している障害者スポーツ拠点施設が8月、オープンする。障害者スポーツ専門の施設を県が新設するのは初めて。2022年に本県で開催される全国障害者スポーツ大会に向け、選手育成、強化の場として期待される。

 県障害福祉課によると、工期は6月下旬までで7月中旬には引き渡される予定。オープンに合わせ、障害者スポーツのエキシビションゲームを計画している。

 施設は車いすバスケットボールのコートが確保できるアリーナ、視覚障害者用卓球(サウンドテーブルテニス)室、手すり伝いに周回できるウオーキングデッキなどを備える。バスケ用車いす、座った姿勢で競技するシッティングバレーボール用ネットなど、競技用具もそろえる。

 屋外から直接2階の観覧スペースに入れるスロープ、ユニバーサルデザインの男女別トイレなど、使いやすさにも配慮した。

 
県が整備を進めている障害者スポーツ拠点施設の完成予想図

1月4日      下野新聞