ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

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2016年01月26日 02時14分40秒 | 障害者の自立

 ◇コカ・コーラ競技場改修 3月下旬完成へ

 ◇段差や溝撤去■投てき台の土台固定

 今夏のリオデジャネイロパラリンピック代表選考会を兼ねた障害者陸上の「第27回日本パラ陸上競技選手権大会」(4月30、5月1日)に向け、会場のコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場(鳥取市布勢)の改修工事が今月、始まった。国内初となる車いす競技設備を開発・設置する予定で、2020年東京パラリンピックのモデルとしても注目されている。

 今回の改修工事では、弾力性があり好記録が出やすいとされる陸上トラックを、現在と同じ素材で新しく張り替え、車いす競技者の来場に合わせて、駐車場から競技場までの段差や溝などをなくす。会議室や控室などとグラウンドを仕切っていた手すり壁は車いすの通行を妨げるとしてすでに撤去され、3月下旬までに工事を終える予定だ。

  • 土台に固定した投てき台を使った円盤投げ(コカ・コーラウエストスポーツパークの投てき場で)
    土台に固定した投てき台を使った円盤投げ(コカ・コーラウエストスポーツパークの投てき場で)

 注目は、車いす投てき競技の新設備だ。立位で投げられない選手が出場する同競技は通常、各選手が体や投げ方に合わせて用意した「投てき台」を使用。投げる際、台が倒れないように固定する必要があるが、国内の主な大会では、大きな土台を置き、ベルトなどで台と結びつけるだけだった。

 また、車いすに座ったままでの投てきも規則で認められているが、国内の競技場には、車いすをベルトにつないで固定するためのフックがフィールド表面に設置されておらず、車いすでは参加ができなかった。

 今回は全国で初めて、土台をフィールドに固定できる設備と、反転させて地中から取り出す、埋め込み式のフックを併せて導入する。

 県は現在、日本パラリンピック委員会(JPC)などと意見交換しながら、設備メーカーと試作品の製作を進めている。JPCは、20年東京パラリンピックの舞台・新国立競技場(東京都)での導入も見据え、同選手権大会での実績を注視するという。

 また、県は昨年11月、日本財団(東京都)と福祉環境の充実を目指して協定を結び、コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場のユニバーサルデザイン化などを掲げた。20年以上前に設置され、現在は故障している北側の大型スクリーンの新設なども検討しており、県緑豊かな自然課は「障害者スポーツの拠点として、快適な競技環境を整えていきたい」としている。

グラウンドと控室などを隔てる手すり壁が撤去され、改修工事が進むコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場(鳥取市布勢で)

グラウンドと控室などを隔てる手すり壁が撤去され、改修工事が進むコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場(鳥取市布勢で)

2016年01月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

「もっといろんな人がいてもいいよね」サイボウズ株式会社社長 青野慶久さん

2016年01月26日 02時09分33秒 | 障害者の自立

サイボウズ。電脳を意味する「cyber」と「坊主」をつなげた面白い社名のこの企業。「チームワークあふれる社会をつくる」をミッションに、会社やチーム内の情報共有を効率化し皆がスムーズに働けるためのツール開発を行う中で、個性や働き方の画一化で成長してきた日本の凝り固まった概念を覆そうとしている。ツール屋だからこそわかってきた多様性を理解することの重要性や、ツール屋だからこそできる取り組みとは何か。社長の青野慶久さんに伺った。

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 本来人間はすごく多様。それを責任をもって発信する

 —サイボウズはグループウェア開発を中心事業としながらも、その他にチームワークや多様性の重要性に主眼を置いた様々な事業を展開されています。例えば自社メディア「サイボウズ式」の運営やワークスタイルムービーの制作、また青野さんご自身が3度の育児休暇を取られるなど。サイボウズという会社を通して何を実現しようとお考えですか?

  私たちが掲げているミッションは「チームワークあふれる社会をつくる」こと。世の中にたくさん会社やチームがある中で、チームワークって案外うまく機能していない部分が多くて、苦しい顔をして働いている人がたくさんいる。皆がチームに参加してチームワークを高めることで解決できる問題が山ほどある。チームワークで嬉しく楽しく働ける世の中を作りたいと思っています。

 そのためにツールも必要だけれど、ツールだけではダメだということがわかってきて。お客様の会社の人事制度を含めた仕組みであったり風土であったりを変える必要があると思ったんですね。在宅勤務とかもやっていいよねと。育休が取れないとか在宅勤務がダメとかっていう不合理なシステムによって、もっと高められるはずのチームワークが発揮できていない。そういうものを覆していきたい。

 そうすると、僕らはツールを作るだけでなくて世の中の見方や考え方を変えていく必要があって、サイボウズはそこに責任を取りたいと思っています。それがサイボウズ式であったり働くお母さんを応援する動画であったり。皆、都会で働くお母さんがどれだけ大変か知らないんですよ。まず知ることから始めないと何も解決しないので、僕らはそれを責任をもって発信していきたいです。

 —どうして責任を感じるのですか?

 2005年にサイボウズの離職率が28%になったことがありました。それまでITベンチャーだから離職率20%ぐらいが当たり前だと思ってやっていましたが、その年にグンと上がって「これはマズイぞ」と思いました。人材を採用するのも教育するのも大変だし、もう少し皆が働き続けやすい会社を作ったらどうだろうかと思ったんですね。

 そこから何が必要か皆に意見を聞きながら、結婚や出産、身内の病気などのライフイベントがあったときに働き続けられる制度と社内の風土を整えてきました。そうした中で、働くお母さんや男性の育児などの苦労や重要性を感じて社会に訴えていく必要があるなと思ったんです。

 別に過去を否定するつもりはないんですが、今まで日本は男女という役割を決めつけ過ぎていましたよね。高度経済成長の際はこの役割分担が機能していました。経済成長時に女性にも活躍してもらおうと対応した国々がある一方で、日本は男性にもっと働いてもらって更なる経済成長を目指した。女性は家庭を守り、男性は会社でガッツリ働いてもらうことが問題解決への方法だと思っていた。

 でも今、その役割分担という固定概念で失うものの方が大きいんじゃない?その決めつけおかしくない?ということが起きています。男性でも女性でもいろんな人がいるし、本来人間はすごく多様なのに性別だけで判断しちゃっているんですよね。

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 多様性を理解し、武器屋として一緒に戦う

 —現在の世の中で、様々な人が働きやすくするためにはどういうことが必要なのでしょうか?

 基本は多様であることを受け入れて制度や風土を作っていくことが必要だと思います。例えば選択的夫婦別姓の問題にしても、本人が夫婦別姓が良いって言っているのに何で認めてあげないの?みたいな。多様性を受け入れずに、押し付けちゃっている。「もっといろんな人がいてもいいよね」っていう柔軟な姿勢で制度を変えていかないと、と思いますね。

 —多様性という部分で、障害者に関してはどうお考えですか?

 健常者も障害者もあまりくっきり分かれていないと思っています。目が悪かったり背が低かったり、皆それぞれ持っているものが違うだけだよって話です。その持っているものの得意なところを皆で出し合って楽しく働こうぜ、ということが多様性を受け入れたチームワークのあり方だと思うんです。

 障害者の人がなかなか働く場所を見つけられないという問題はありますが、まず障害者も健常者も様々な人がいていいと当たり前に思える風土が重要だと思います。

 —具体的になされている取り組みはありますか?

 ITの力って凄くって、私の名刺は親指しか動かない重度障害の方が作ってくれているですよ。彼は働く場所がないので起業したんですけど、健常者並みに稼いでいます。あるときネットで僕に話しかけてきてくれて、「私の顧問をしてくれませんか?」と。ネットが無かったらきっと出会えていません。

 ツール屋が出来るのは、限られている能力であったとしても残った能力を最大限引き出すことだなと実感しています。僕たちはそうした人たちや社会福祉の前線に立つ人たちに後ろから武器を渡す感じですね。

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 ブレない物差しをもち、「理想への覚悟」をする

 —優れた経営者であるために必要なこととは何だと思いますか?

 「優れた経営者」って何を持ってそういうのか難しいですよね。「優れた」という一つのものさしを置いた瞬間…例えば「売り上げや利益を伸ばした人」というものさしを置いたとしましょう。その瞬間にその部分でしか計れなくなって多様性の面白さが無くなってしまう。どのように優れているのかという物差しはいろいろあると思います。ただ、自分の物差しを強く持たないと世の中の流れに負けてしまいます。

 サイボウズだと、売上利益を追わないと決めました。「チームワークあふれる社会を作る」というミッションにおいてはこだわる部分ではないなと。業績発表する度に、サイボウズの売り上げはどうだなどとメディアが書いているのを見て「やっぱり売り上げ伸ばしたほうがいいのかな?」と悩んだりすることもあるのですが、自分が「こんな社会を作りたい」と思ったらブレないことが大事ですね。

 自分が実現したい理想に徹底的にこだわる。誰がどんなことを言ってもね。言い換えると、他のものを全て諦める「理想への覚悟」が大切です。

 —未来のリーダーたちへのメッセージをお願いいたします。

 結局は好き勝手に生きて欲しいですね。「こう生きなきゃいけない」といろんな人がいろんなことを言いますが、別にその必要はないと思います。スカートを履きたかったら履けばいいし、髪を染めたかったら染めればいい。

 でも自由に生きるって案外難しいもの。「ラッキー!好き勝手に生きよう!」と思うけれどじゃあ明日から何しよう?ってことですよね。自分が本当に好きなことを見つけるにはすごい自問自答しなきゃいけないし、それは変わってもいくものです。自分の好きなことを見つけるには、ちゃんと考え続けること。私自身、今も常に考えています。これだ!と思ったとしても翌年には微修正することもありますし。

 −青野さんにとっては中学時代からやられているプログラミングが当てはまりそうですが…?

 いやー、学生のときに大学の先輩でありサイボウズの共同創業者の畑さんのプログラミングを見て、こんなすごいのおれには書けない、勝てないなって思ったんですよ。個性って、先天的に備わったものもあれば相対的に磨かれていくものもあると思います。万能細胞なんかも周りの細胞とコミュニケーションしながら自分が何の細胞になるか決めていくみたいな。

 本当に自分がやりたいことを自分の中だけで考えていくって難しいですが、周りと接点を持つ中で「僕はこれだったらできるぞ」とか、「これだったら喜んでもらえそうだな」とか見つけていくことができると思うんですよね。個性とかやりたいことは答えがないですが、探していく過程は楽しいし見つけたときにはすごく嬉しい。決して他人の言うように生きる必要はないですよ。

 (取材 新多可奈子、須田英太郎、井手佑翼  文、新多可奈子)

 青野慶久氏

サイボウズ株式会社代表取締役社長。1971年愛媛県生まれ。中学生の頃からプログラミングに親しみ、大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工(現パナソニック)に就職。90年代のインターネット時代の到来でより効率的なグループウェアの開発をしたいと1997年サイボウズ株式会社を設立。2005年に代表取締役社長に就任。

INTERVIEW / FEATURE      2016年1月25日

 


別府市がLGBT受け入れに本腰、市長も意欲-セミナー初開催

2016年01月26日 01時51分15秒 | 障害者の自立

 大分県別府市で1月21日、LGBT(性的少数者)フレンドリーな観光地づくりを目的としたセミナー「LGBT誘致セミナー」が開催された。訪日分野でのLGBT誘客をサポートするアウト・ジャパンと別府市中心市街地活性化協議会の共催で、別府市、別府市旅館ホテル組合連合会、別府市観光協会も後援。冒頭では別府市長の長野恭紘氏が「別府はもともと多文化共生の街であり、LGBTについて理解を深めていくことで、訪日旅行を含む別府観光の大きな可能性を見出せる。私が先頭に立って取り組みたい」と挨拶し、社会的な注目度も増しているLGBT支援の強化に意欲を示した。

 別府市では約50年前に、全国に先駆けて身体障害者のための自立支援施設「太陽の家」が設立された。そのほか、人口あたりの留学生数が全国平均の約26倍で群を抜いて1位となるなど、ダイバーシティ関連の先進事例が多い市として知られている。

 セミナーではまず、NPO法人虹色ダイバーシティ代表で、アウト・ジャパン社外取締役でもある村木真紀氏がLGBTの基礎知識について解説。続いて、海外向け同性挙式プランなど先進的な取り組みを進めてきたホテルグランヴィア京都から、営業推進室担当部長の池内志帆氏が登壇してLGBT旅行市場の概説や成功事例を紹介した。

アウト・ジャパン取締役の小泉伸太郎氏によるプレゼンテーションの様子。セミナーには約80名が参加し、会場は満席となった それらを踏まえた上で、アウト・ジャパン取締役の小泉伸太郎氏が、別府市でLGBTの訪日旅行を成功させるための課題と可能性について説明。旅行会社や地元の立命館アジア太平洋大学などからの参加者に向けて「LGBTの特性を知り、効果的なプロモーションをおこなうことが大事。IGLTA(国際ゲイ&レズビアン旅行協会)への加盟をおすすめする」と呼びかけた。

 別府市でLGBTの誘客をテーマにしたセミナーが開催されるのは今回が初めて。別府市の旅行会社であるDMOジャパンの代表取締役の安達澄氏は、終了後に本誌の取材に応えて、「別府は昔からダイバーシティが根付いてきた街。今はスタートラインに立ったところだが、ポテンシャルは十分にある。LGBTの方々がどのようなサービスを望むのか、知識を蓄えつつ、トライ&エラーを繰り返しながら取り組んでいきたい」と述べた。

 別府市中心市街地活性化協議会でエリアコーディネーターを務める樋口太氏は、「今日のセミナーでは、実際に誘致活動をしている方たちから、世界的な動きや、LGBTの向き合い方に関するリアルな話が聞けてとても参考になった」と語った。今後については「積極的に別府のおもてなしの引き出しを増やしていきたい。別府にはもともとLGBTが多いので、ハードルは高くない」という。

 なお、主催者はこの日の参加者に、別府市中心市街地活性化協議会が製作した6色の「レインボータオル」を配布した。赤・橙・黄・緑・青・紫の6色で構成する「レインボーフラッグ」は、LGBTのシンボルとして社会運動などに使用されている。

 2016年1月24日(日)     トラベルビジョン

子供たちが3Dプリンターでオリジナルキーホルダーを制作

2016年01月26日 01時40分04秒 | 障害者の自立

ネクソンらが「みらいクリエイターズプロジェクト」開催

ネクソンは今年で第3回目となる「みらいクリエイターズプロジェクト」を東京・中央区にあるネクソン本社にて実施しました。



「みらいクリエイターズプロジェクト」は、子ども達の興味や得意をサポートするイベントを通じて、将来を担う子ども達が「アイディアをカタチにすることができるクリエイター」として活躍できる環境作りを推進することを目的に、オンラインゲーム配信事業を手がけるネクソンと障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICOが運営する IT×ものづくり教室「Qremo」(クレモ)が共同で開始したプロジェクトです。

第3回目となるみらいクリエイターズプロジェクトですが、今回は国内3Dプリンター市場でNo.1のシェアを誇るXYZプリンティングジャパンと共同で、子どもたちが3Dプリンターを使用し、オリジナルキーホルダーを作成する教室が開催されました。







教室では「3Dプリンターってなあに?」という話や国内では初発表となったXYZプリンティングの『3Dフードプリンター』のデモ体験なども行われ、イベントに訪れていた子どもたちは普段触ることの無い3Dプリンターに目を輝かせていました。



オリジナルキーホルダー作成時には、最初は戸惑いつつも、ツール操作になれてきた子は自分が思い描くデザインを次々に制作、十人十色のキーホルダーが完成しました。







筆者も姉妹サイト「ゲームスパーク」のマスコットキャラクター「スパくん」のデザインを用いて、オリジナルキーホルダー作りに挑戦。キーホルダーの厚み・薄さやどう立体的に見せるか細かい部分にこだわりはじめるとなかなか大変。いろいろと考えてしまう大人と違って、子どもたちは直感的にデザインを行っており、関心させられました。







会場では食品をイメージ通りの形に出力することが可能3Dフードプリンター「XYZ 3D Food Printer」のデモ、昨年11月に正式販売を開始したばかりの3Dスキャナー「XYZprinting ハンドヘルド 3D スキャナー」のデモも行われました。

イベント終了後、ネクソン広報担当の早川氏、XYZプリンティングジャパンのマーケティング担当の新井原氏にインタビューを実施致しましたのでそちらの様子もお届けします。


―――本日はお時間を頂き誠にありがとうございます。お二人は普段どのようなお仕事をなされているのでしょうか。

早川氏:ネクソンで広報を担当しております。こういったイベントもそうですが、普段はPR業務全般を中心に動いております。

新井原氏:XYZプリンティングジャパンで広報を担当しています。前職はIT系の企業で広報・PR活動を行っていたり、ゲーム会社様のPR活動のお手伝い等を行っていました。

現在は弊社製品のブランディングや認知拡大のためのPR活動、3Dプリンターの市場創出のための活動などをメインで行っています。



―――今年で3回目を迎えるみらいクリエイターズプロジェクトですが、反響はいかがでしょうか。

早川氏:弊社代表のオーウェン・マホニーは「ゲームはアート」と捉えていまして、ゲームのクオリティの向上をさらに進めていきたいと常々申しております。そういったなかで未来のゲーム業界を担っていくこどもたちに、3Dプリンターのような最新の技術に触れてもらうことでクリエイティブな体験をしてもらいたいな、という狙いで2年前から「みらいクリエイターズプロジェクト」を実施しています。

今回で3回目となるのですが、回を重ねるにつれて「参加したい」というご要望が増えていっています。基本的には、東京近郊の方が多いのですが、関西に近い県からのご応募・ご参加も増加しています。対象年齢はその時々によるのですが、小学校3年生~中学校3年生くらいまでのお子さんに参加してもらうことが多いです。

―――今回3Dプリンターを対象にした理由はなんでしょうか?

早川氏:今回も前回同様に「Qremo」(クレモ)さんと共同で「みらいクリエイターズプロジェクト」を実施しました。もともと「Qremo」さんが開催している教室で3Dプリンターを利用されていたのですが、昨今の3Dプリンターの盛り上がりを受けて今回、イベントでも3Dプリンターを活用することになりました。

―――「3Dプリンター」について。B2Bでは盛り上がりを見せていると思うのですが、B2Cの部分についてはいかがでしょうか

新井原氏:マーケット的には、B2Bがまだまだ大きい状況です。とはいえ、今後伸びるであろうと言われているのがコンシューマ用、B2C領域です。業務用などで利用されているB2B領域については今後も数%づつ伸びていくかと想定されますが、一般の方々が利用するコンシューマ用3Dプリンターもここ数年で普及が進んでいくかと予想をしています。

ただ、実際に触って頂く機会が圧倒的に少なかったりするので「こういったことに3Dプリンターが利用出来るんだよ!」ということがまだうまく伝えられていない状況です。弊社としては今回のイベントのように、いろいろな方に触れて頂く機会を多く提供していければと考えています。

―――今後、家庭用に普及を進めていきたい、とのことですが「3Dプリンター」はどういったことができるのでしょうか。またどのような使われ方を想定していますか?

新井原氏:「趣味」や「実用」の意味合いが強いと予想しています。自分でフュギュアを作ったり、自分で日用品を作ったり…そういった使われ方が多くなるかと思います。また最近お声がけ頂いているのが、学校様にお問い合わせを頂くことが多く「新しいものの作り方を勉強させたい」「トライ・アンド・エラーを学ばせたい」といったようなご要望を多く受けます。

―――「頭の中には思い浮かべてるけど、それをどう形にすればいいか分からない」といった方が多かったと思うのですが、こういった3Dプリンターのようなものがでてきてクリエイティブの幅が広がっているような感じもします。

新井原氏:「成功体験」をこどもたちには感じて欲しいですね。また今回のように、実際に「プロ」として仕事をしている方の成功体験や失敗体験を多く勉強していってもらって、もっともっとクリエイティブの幅を広げていってほしいです。

―――最後に、今後どのような展開を行っていくのか教えてもらえますか

早川氏:今後もこういったCSRイベントを多く実施していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。またこういった活動を通して「ゲーム作り」に興味を持ってくれるこども達が増えていってくれればな、と。

新井原氏:「3Dプリンターって何ができるの?」といった方がまだまだ多いと思いますので、我々もこういったイベントを多く実施できるよう頑張ります。今回イベントに参加してくれたこども達が5年後・10年後に「こういうツールを使えば、こういうことができるんだ!」といったアウトプットの選択肢の幅を広げていってもらえればと思います。

またどこにでも我々は足を運びますので、3Dプリンターを活用したイベントを実施したい企業様・学校様がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。

―――本日はありがとうございました。

早川氏・新井原氏:ありがとうございました。



「プログラミング」「プロジェクションマッピング」「3Dプリンター」とこども達が最新の技術に触れる機会を提供してきた「みらいクリエイターズプロジェクト」。今後、どういった驚きと体験をこども達に見せてくれるのか、楽しみです。

2016年1月24日     iNSIDE


就労継続支援事業所self-Aにセンターポールサポートアスリートが訪問

2016年01月26日 01時37分28秒 | 障害者の自立

1月23日障害を持つ方への就労継続支援を行っているself-A金沢事業所へセンターポールがサポートする、ウィルチェアーラグビー若山英史選手が訪問し、self-Aに勤務する利用者約100人に向け講演会イベントを行った。

障害を持つ方への就労継続支援を行っているself-A金沢事業所へ、1月23日センターポールがサポートするパラリンピアン、ウィルチェアーラグビー若山英史(わかやまひでふみ)選手が訪問し、self-A・ハニービー事業所に勤務する利用者約100人に向けて約1時間講演会イベントを行った。

パラ五輪出場経験もあり、現役選手でもある若山選手は19歳のころプールでの事故で頚椎を損傷し車椅子の生活になり、今までの様に歩けない体になった自分と、両親へ申し訳ない気持ちで落胆していた若山選手だったが、当時アテネパラ五輪を題材にしたウィルチェアラグビー映画「マーダーボール」と出会い衝撃を受けた。
同じ障害の選手が筋骨隆々な体で頑丈に強化された競技用車椅子をぶつけ合い戦う姿は障害者ではなくアスリートであった。
この一本の映画をきっかけに、「家族や友人に誇れる人間でありたい」と誓った若山選手は本格的に競技をスタートし、現在は世界各国を転戦し競技活動を行っている。

講演会の中で若山選手は「自分自身の障害と向き合って、不便なこともあるかもしれないが、自分で可能性を潰してはいけない。」とメッセージを伝えた。

self-Aは障害を持つ方を雇用し就労機会の提供と一般就労に向けたトレーニングを行う就労継続支援A型事業所を全国展開し、現在は18事業所で約400名の就労サポートを行っている。
self-A大島代表は「今回、日本を代表するアスリートが石川県金沢市に来てくれて本当にうれしく思っています。2020東京五輪の開催で報道も加速していますが、地方ではまだ接点も少なく遠い存在に感じていました。今回のトップアスリートと交流できる機会を作れて本当に嬉しく思います。特にパラアスリートは逆境に打ち勝って頑張っている。これからも継続的に応援したい。」と語った。

【一般社団法人センターポール】 http://www.centerpole.work

【就労継続支援A型事業所 self-A】 http://www.self-a.net
 
一般社団法人センターポール       2016年01月25日