ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

都が障害者スポーツ基金 パラリンピックへ200億円 新年度方針

2016年01月06日 02時07分27秒 | 障害者の自立

 東京都は四日、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向け、障害者スポーツの普及に重点的に取り組むため、二百億円の「障害者スポーツ振興基金」を一六年度に創設する方針を決めた。障害者スポーツの普及・啓発、競技活動の支援などの経費に充てる考えで、具体的な使い道は今後詰めるという。

 都の税収は景気動向に左右されやすいため、障害者スポーツの振興予算をあらかじめ基金に積んでおくことで、計画的に普及を後押しできるようにする。

 ほかに、高齢者施設の介護職員向けに宿舎を借り上げた事業者を支援する補助制度も新たにつくる方針。介護が必要なお年寄りや障害者を災害時に受け入れる福祉避難所として、区市町村の指定を受けた施設の事業者が対象。職場の近くに職員が住みやすくして介護人材の確保、定着も後押しする狙いで、一六年度予算案に二億円を盛り込む。

 都はこれらを含め、一六年度の一般会計予算の規模を七兆百億円程度にする方針。

 景気の改善に伴って法人税収入が増えると見込んでおり、一九九三年度以来、二十三年ぶりに七兆円台に乗るという。

 都税収入に関しては、一五年度当初に比べ約千九百億円増の五兆二千百億円程度になるとみている。

2016年1月5日 朝刊    東京新聞


子どもや障害者支援 新スタイル募金開始

2016年01月06日 01時58分23秒 | 障害者の自立

 宮城県共同募金会は今月、子どもや障害者の支援といった地域課題の解決に取り組んでいる県内15の非営利団体と連携し、新たなスタイルの募金活動「みやぎチャレンジプロジェクト」を始めた。寄付者が寄付先の団体を決め、活動を後押しする形になる。
 毎年10~12月に実施してきた「赤い羽根募金」は街頭や町内会、職場、学校などで集めた寄付を、県共同募金会の配分委員会が審査し、配分先を決定する。2014年度の寄付額は2億9751万円。主に東日本大震災からの復興や福祉活動の支援などに使われている。
 県共同募金会が新たにスタートさせた「みやぎチャレンジプロジェクト」には、公募で集まった不登校児童生徒の学習支援、買い物送迎支援、障害者の自立支援、子育ての悩み解決などに取り組む15団体が参加。
 初年度は1~3月に各団体専用の振込用紙で寄付を募り、集まった寄付金は各団体の活動費とする。従来の赤い羽根募金の活動期間も3月まで延長する。
 「歳末たすけあい募金」を含め、県共同募金会への寄付額は年々低迷傾向にある。県共同募金会は寄付先の明確化によって寄付者の賛同を得やすくし、差し迫った地域課題の解決に役立てる循環の仕組みを構築したい考え。
 同様のプロジェクトは青森、秋田両県でも始まるという。連絡先は県共同募金会022(292)5001。
 プロジェクトに参加する15団体は次の通り。

 【子ども支援】アスイク、せんだい杜の子ども劇場、キッズ・メディア・ステーション、わたげの会、マザー・ウイング、朝市センター保育園(仙台市)みやぎ子ども養育支援の会、子どものための石巻市民会議(石巻市)Synapse40(大崎市)

 【生活支援】日本駆け込み寺仙台支部(仙台市)にじいろクレヨン(石巻市)山元の未来への種まき会議(山元町)ボランティア山の神(美里町)

 【障害者支援】とっておきの音楽祭実行委員会SENDAI(仙台市)障碍(がい)児と共に歩む会(石巻市)

15団体の活動説明と振込用紙が一緒になった募金用紙

2016年01月05日    河北新報


パラ五輪連覇へ闘志 視覚障害者柔道・正木選手

2016年01月06日 01時51分23秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ五輪・パラリンピックの2016年が幕を開けた。視覚障害者柔道のロンドンパラリンピック金メダリスト、正木健人選手(28)=兵庫県南あわじ市出身=が2大会連続の栄冠に挑む。生まれつき弱視というハンディがありながら、抜群の体格とたゆまぬ鍛錬で培った技で、畳の上に活路を開いた淡路島生まれの若き柔道家は「チャレンジイヤー」に何を思うのか。王者として歩んだ4年間の道のり、リオ本番に向けた抱負、公言する「パラ4連覇」の夢、自らの結果による障害者スポーツへの影響などを聞いた。

リオデジャネイロパラリンピックに向けた胸中を話す正木健人選手。連覇に懸ける思いが熱くほとばしる

時計2016/1/5   神戸新聞NEXT


法律がなくとも想像力を働かそう

2016年01月06日 01時41分29秒 | 障害者の自立

4月1日施行の障がい者差別解消法。当たり前のようにお互い尊重し合う社会に

 みなさん、明けましておめでとうございます。矢島里佳です。2016年もどうぞよろしくお願いいたします。

 1週間の日刊工業新聞の記事の中から、気になった記事をセレクト。新聞ならではのセレンディピティー(何かを発見する能力、偶然をきっかけにしたひらめき)の楽しさを伝えて頂きます。

 ウェブニュースは1つずつ興味のあるニュースを読める閲覧性の高さは魅力的です。
けれども、偶然に出会う記事たちが、自分の興味や人生に強く影響をあたえる面白さは、紙新聞ならでは。デジタルの時代だからこそ、アナログの面白さにも気がつく。双方の魅力を和えながらニュースと向き合っていければと思います。

 2015年最後のニュースに選んだのはこの3本です。

●損保ジャパン、BCP地震補償保険(料金改定で中小入りやすく=12月28日付)
●災害時の安否確認手段、7割が未確立(東商調べ=12月28日付)
●ティッシュで字消しできる!(ノート型の筆談ボード=12月30日付)


 2016年4月1日に施行される障がい者差別解消法を視野に入れて開発されたボード。よく考えれば、そもそもこのような法律がなくとも、もっと想像力を働かせれば、多くのことに気がつけるはず。当たり前のように互いに尊重し合うことができる社会にしていきたいですね。

欧文印刷が対面業務向け提案

 欧文印刷(東京都文京区、和田美佐雄社長、03・3817・5910)は、耳や言葉の不自由な人とのコミュニケーションツールとなるノート型の筆談ボードを発売する。独自開発したニスをボード上に印刷してあり、ホワイトボードマーカーで書いたり消したりできる。消費税抜き価格はA4判サイズで1冊1980円。行政・金融機関や郵便局、百貨店など向けに、年間5万冊の販売を目指す。

 2016年4月1日に施行される障害者差別解消法を視野に入れ、08年に独自開発したニスをホワイトボード上に印刷する特許技術「ケセルシ印刷」を活用して開発した。ホワイトボードに比べて低コストで軽く、置き場所に困らない。クレヨンで描いてもティッシュで簡単に字が消せるなど、何度も繰り返し使えて環境に優しい。A1判などに大きさを変更することが可能。

 例えば金融機関向けには「住所変更届けを出したい」など、指で指して対面者にすぐに理解してもらえるよう業務内容が書かれた「指さしシート」やクリアシートを付けて展開するなど、業種ごとに内容を変える。

 外国語バージョンの販売も予定。現在、郵便局や区役所など行政、金融機関向けに提案中で、和田社長は「対面が不可欠な業務で活躍する」と言う。

 障害者差別解消法は、健常者と障がい者との間で障害を理由とする差別を禁止する法律で、社会的に障がい者への対応の強化やそのための新たな需要拡大が予想されている。

 この記事のファシリテーター

 地震補償保険の記事。自然災害が多い日本において、個人だけでなく企業としても、地震が起きた時のために、どのような対策を講じておくかも、重要なリスク管理ですね。地震保険がだいぶ広まり、保証の拡充や、保険料なども見直され、少しずつ一般化し始めているように感じました。

 安否確認についての記事。災害時の非常食や飲料、従業員の緊急連絡先などは準備をしていましたが、従業員の家族の安否確認までは、まだ手が回っていませんでした。家族の安否もあって初めて、従業員も安心して働くことができますね。新年はまず、こういった非常時に備えた対策への取り組みを改めて見直したいと思いました。

2016年01月04日     ニュースイッチ Newswitch


中絶は8割が「あり」 子どもの障害の有無によるとの議論も

2016年01月06日 01時30分43秒 | 障害者の自立

海外では信仰や政治的理由などによって、女性の中絶が禁止されている国や地域があります。バースコントロールについては、これまでにも命への倫理観や女性の人権などをめぐり、さまざまな議論が交わされてきましたが、近年、遺伝医学の研究が進んだことにより、胎児の障害や染色体異常を調べる出生前診断が導入されるようになりました。中絶について、今の女性たちはどう思っているのでしょうか。ウートピ世論アンケートでは、84%が「中絶という選択肢はあり」と回答しました。

【アンケート】場合によっては「中絶する」という選択肢はある?
※サンプル数:1,555人(1月4日現在)
※ウートピ世論調査結果より

場合によっては「中絶する」という選択肢はある?

<アンケート結果>
「ある」・・・・・84%
「ない」・・・・・16%

※回答はわかりやすいよう一部表記を変更しています/すべてのコメントはウートピ世論をチェック
せん。

中絶が「あり」とする理由とは?

中絶を「あり」とした意見には、望まない妊娠や虐待、経済的不安が理由にあがりました。

・強姦、虐待であっても中絶が認められないなら、私なら死にたくなる
・産む自信がない、育てる自信がないのに、世間体や親同士の言い争いで、無駄に産んで虐待、施設に預けたり、養子にだすぐらいなら産むべきではない
・5人目ができた時にまず考えたのが養っていけるか不安でした。産めばどうにかなるという安易な考えはやめたほうがおい。子どもを育てるには大変なお金がかかります
・4人もこどもがいるのでもう育てられません。大学まで学費等無料なら産みます。

先のことを真剣に考えると、子どもを産んでも育てていけるか自信がないという意見が目立ちます。

・日本の子育ては お金が掛かる

という意見のように、教育の機会が親の経済力で左右されてしまう不平等な社会の仕組みも問題なのかもしれません。

妊娠中に子どもの障害が判明したら?

おなかの中の子どもに障害あることが分かったらどうするか、という議論も盛んに行われました。

・自分の子が障がいをもって生まれたことでいじめにあったり社会的差別にあったら可哀想だから
・自分に障害児を育てる自信がない人は、産まない選択もありだと思う
・本当に命を大切にするなら、「障害者は産まない」。なぜなら、障害者1人を養うのに、数名~十数名が支えなくてはいけないから。 その支えを、健全者1名を産むのにつぎ込めば、もっと多くの命を産める。[命はお金に換えられない]と言うのは、ただの綺麗ごと。事実、世の中お金の問題で、産めるはずの命がどれだけ産まれなかったと思っている?
・本来障がいがあれば産まれたとしても大きくなるまで生きていけず、淘汰されるのが自然であったはず。医療は神の所業ではないのだから、そもそもひとり立ちできない人間を無理に生きながらえさせることの方が、不自然で、人間社会のエゴであると気づくべき。人間もまた動物であるということです。

11月18日には茨城県教育委員が、障害のある子どもの出産について「茨城県では減らしていける方向になったらいい」と発言。社会から大きな批判を浴び、その後、謝罪、辞職するという事件が起こりました。障害のある子どもを生むか生まないかという議論そのものが、障害者本人や家族を傷つけるものである一方、ウートピには当事者家族から、

・障害のある弟のせいで苦しむ母を見てきたから。高校生になっても大便は漏らすし、わけのわからないことを叫んだりしている。母もストレスでヒステリック、離婚寸前。もし事前にわかるならこんな事は起こしちゃいけない。親の介護と弟の介護が私ひとりに勤まるのでしょうか

という意見も寄せられていました。

関連記事:妊娠中に子どもが障害児だとわかったら? 6割以上が「産まない」と回答

中絶への反対意見は?

中絶という選択肢を「ない」とした意見では、子どもの命は子どものものであり、生きる権利を親が奪うことはできない、とする声があがりました。

・産まないという選択肢は取れないと思う。お腹に宿ってしまった以上
・子どもの命は親のものじゃない。胎児だって同じ。生きる権利がある
・自分を選んで来てくれたから。中絶した後の後悔を思うと、一生自分を責めてしまう

中絶をめぐって、ウートピ世論では他にも「どんな理由でも罪」「産むのが正義、堕ろすのは人殺し、というのはあまりにも乱暴すぎる思考だと思う」「立派な医療行為です」など、さまざまな意見が交差しています。医療の発達に伴いバースコントロールが可能となった今、中絶の選択肢を考えることは避けて通れないものとなっていると言えそうです。

2016/01/04     ウートピ