ゴエモンのつぶやき

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パラ会場、バリアフリーに 点字ブロックやスロープ設置

2016年09月08日 01時49分18秒 | 障害者の自立

 【リオデジャネイロ=共同】パラリンピック開幕が7日に迫る中、会場やシャトルバスの乗り場には車いすでの移動をサポートするスロープが設置され、リオ五輪からパラ仕様へバリアフリー化が急ピッチで行われた。

 五輪公園内の会場のバス乗り場は車いす利用者用の大型スロープが完成。5日はボッチャの練習に参加する世界各国の車いす選手たちがスムーズにバスから降車した。

 競泳女子で通算15個の金メダルを持つ成田真由美選手(46)は「特に車いすだから困るというのはない」という。障害者を取り巻く意識の高まりを「盛り上がっていると感じる」と歓迎した。

 メーン会場の新施設はスロープの設置、点字ブロックの敷設などバリアフリーの厳しい基準をクリア。国際パラリンピック委員会(IPC)のゴンザレス最高経営責任者(CEO)は「リオは障害者に理解がある街だ。心のバリアフリーがもっと進めば大会後のレガシー(遺産)になる」と強調している。

2016/9/7   日本経済新聞


パラリンピック 52年前はトレーナーで行進 健常者と「格差」

2016年09月08日 01時34分00秒 | 障害者の自立

 六四年東京五輪で評判を呼んだ赤のブレザーとは対照的に、二週間後の東京パラリンピック開会式で日本選手団が着たのは、地味なあずき色のトレーナーだった。七日(日本時間八日)のリオデジャネイロ・パラリンピック開会式では、日本選手団はベージュのブレザーを着込んで登場する。

 「当時は支給されただけでうれしかったが、今思うと、当時の障害者が置かれた立場を表しているかもしれんね」。半世紀前の東京大会で車いすバスケに出場した須崎勝巳(かつみ)さん(74)=大分県別府市=が振り返る。

 下半身まひで病院暮らしの生活から、ひのき舞台へ。トレーナーの胸に白色で「NIPPON」と記されていたが、大会予算は乏しく、健常者との「格差」は歴然としていた。

 リオ大会では、五輪もパラリンピックもブレザーだ。五輪は、東京大会と同様に赤のブレザーと白のスラックスで、百貨店の高島屋が製作。一方、パラリンピックはベージュのブレザーに紺のスラックスで、男性は紺地に白と赤のネクタイ、女性は同色のスカーフを着ける。スポーツ用品大手ミズノが担当した。

 六四年大会の車いすバスケに出場した近藤秀夫さん(81)=高知県安芸市=は「五輪選手と同じような服が支給されるのを見ると、『こうあるべきだったな』と今なら思う」と感慨深げだ。

                 

1964年のパラリンピック東京大会開会式で堂々入場する日本選手    日の丸を持つ上地結衣旗手らリオ・パラリンピック選手団

2016年9月6日    東京新聞


強豪国の厳しい現実…バリアフリー競技施設の一方で道路の段差

2016年09月08日 01時26分53秒 | 障害者の自立

 ブラジルがパラリンピックの強豪国だということをご存じだろうか。

 日本は、今大会で10個の金メダルを目指しているがブラジルは、前回のロンドン大会では金21個を獲得し国別のメダル数では7位という成績を収めている。

 7日のパラ・リオ大会の開幕を前に、現地メディアは強豪選手の練習風景を連日伝える。日本から現地入りする際の航空機にも多くの車いすの乗客が搭乗し、リオ五輪に続く祭典への期待は、いやが上にも高まりを見せている。

 だが、リオの街中を見渡すと、違和感を抱く。障害者の姿を一切見かけることがない。それもそのはずで道路は凹凸が目立ち、車道と歩道の間には大きな段差があって車いすでは行き来は困難だ。

 リオ市民は「困った人がいれば、みな手をさしのべるんですよ」と障害者への優しさを強調するが、実情との乖離(かいり)は著しい。

 パラ関連施設も、たとえば選手村の部屋はバリアフリーとなっており、評判も上々で行き届いているように見える。だが、一歩外に出ると、突然、段差が出現する場所もある。

 開会式が行われるマラカナンスタジアムと最寄り駅をつなぐ歩道橋も、わずか10メートルでおよそ2階分の高さを上る急なスロープで、車いすの観客が自力で上り下りするのは不可能だ。

 開会式を翌日に控え、選手村近くで準備する選手ら=6日、リオデジャネイロ(蔵賢斗撮影)

開会式を翌日に控え、選手村近くで準備する選手ら

2016.9.7    産経ニュース

 


リオパラリンピック 開会式のリハーサル

2016年09月08日 01時20分02秒 | 障害者の自立

障害者スポーツの祭典、リオデジャネイロパラリンピックの開幕を2日後に控えた5日、開会式のリハーサルが行われました。

南米初のパラリンピックとなるリオデジャネイロ大会の開会式は、現地時間の7日午後6時(日本時間8日午前6時)すぎから、オリンピックの開会式と同じ、マラカナンスタジアムで行われます。
開幕を2日後に控えた5日には開会式のリハーサルが行われました。
開会式のテーマは“限界のない心”で、障害がある選手たちのエネルギーを、さまざまなパフォーマンスで表現します。
リハーサルでは参加する国と、地域の入場行進の流れやパフォーマンスの際のそれぞれの参加者の位置を繰り返し確認しました。
リオデジャネイロパラリンピックは今月7日(日本時間8日)から12日間行われ、日本からは17の競技に132人が出場します。

9月6日   NHK


パラ連覇へ特訓、支えた硬式野球部員 女子ゴールボール

2016年09月08日 01時11分51秒 | 障害者の自立

 7日開幕のリオデジャネイロ・パラリンピックで、視覚障害のある選手がプレーするゴールボールの女子日本代表チームが連覇に挑む。堅い守備が、前回ロンドン大会金メダルの原動力となったが、この4年でライバルからは研究されてきた。それをはね返そうと、主将の浦田理恵選手(39)らは今夏、ある特訓に取り組んだ。

 勢いのある球が大きく弾みながらゴールに向かってくる。音や振動で瞬時にコースを判断し、体を投げ出してブロックする。球を止めると、すぐに相手側に投げ返して攻撃に転じる。

 福岡市西区の体育館で8月上旬、浦田選手や小宮正江選手(41)が、実戦を想定した練習を繰り返した。

 普段の練習では、2人が所属する障害者スポーツ選手雇用センター「シーズアスリート」(福岡市)の仲間が主に相手を務める。だが、この日、コートの相手側に立ったのは、市内の専門学校「コンピュータ教育学院(CKG)」硬式野球部の男子学生たちだ。

 ゴールボールはバレーボールと同じ広さのコートで1チーム3人で対戦。鈴入りの球を転がし、幅9メートル、高さ1・3メートルのゴールに入れて得点を競う。球はバスケットボールとほぼ同じ大きさだが、重さは約2倍の1・25キロ。

 球はボウリングのように転がす。日本は失点を抑えて少ない得点を守りきり、メダルを獲得してきた。だが、体格やパワーでまさる外国チームには近年、大きくバウンドする強烈な球を繰り出す選手が目立ってきた。球が浮き、投げ出した体の上を越えたりすり抜けたりするため、守備がいっそう難しくなった。

 視力の程度に関係なく同じ条件でプレーできるように、選手はアイシェード(目隠し)を装着する。浦田選手らが対策を探っていた昨年、視覚障害の有無にかかわらず参加できる大会が福岡であり、CKG野球部が参加した。投手の竹馬敦進(ちくばたいしん)さん(20)の力強い球に「世界レベルの威力。ぜひ練習を手伝ってほしい」と白羽の矢が立った。

 今夏3回にわたった特訓では、野球部員10人ほどが交代でコートに立ち、浦田選手らと向かい合って球を投じた。強い球に慣れるだけでなく、普段と違う練習相手と組むことで、さまざまなクセの球に対応する練習にもなった。

 竹馬さんは浦田選手らの姿に「素早い反応やチームプレーなど、野球にも参考になった」。向(むこう)孝則さん(20)は「メダル獲得に少しでも役立てば、うれしい」と話した。

 小宮選手は、マッサージの資格を取ろうと通った国立福岡視力障害センターでゴールボールと出会った。今回が4大会連続のパラリンピック出場となり、2012年のロンドン大会では主将を務めた。浦田選手は、04年のアテネ大会で銅メダルを取った小宮選手らの活躍を知ってゴールボールを始めた。前回大会では金メダルに貢献した。

 浦田選手は「私たちだけでなく、支えてくれたすべての人の力を一つにしたオールジャパンで連覇をめざします」と力を込めた。

写真・図版

体を投げ出して球をブロックする浦田選手(左)と小宮選手=8月、福岡市西区

2016年9月6日   朝日新聞