ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

京橋駅ホーム間移動に5基経由 エレベーター「設置不足」 車いす男性、JR西提訴へ

2016年09月10日 01時50分38秒 | 障害者の自立

 大阪市のJR京橋駅で、車いすの利用者がホーム間移動にエレベーター(EV)5基を乗り継がなければならないのは「必要なEVの設置を怠り、移動の自由の侵害だ」として、大阪府大東市の男性(51)が8日、JR西日本に3基のEV新設などを求め大阪地裁に提訴する。

1日26万人、3番目の巨大ターミナル駅…「最低限の整備、放置…法の趣旨を踏みにじって…」

 代理人の池田直樹弁護士は「段差のない経路が一つでも確保されていればよいとする考えでは不十分だ。健常者と同じ利便性と公平さを求める」と話している。

 原告の男性は脳性まひがあり、日常的に車いすを使用。京橋駅の大阪環状線外回りホームから片町線(学研都市線)の四条畷方面ホームへ移るには、EVを5基乗り継がなければならない上、大きく迂回を強いられ、最低でも10分以上かかる。一方で双方のホーム間には階段があり、健常者は1分かからず移動が可能。訴訟ではこの地点を含む3基の新設を求める。

 バリアフリー法は鉄道事業者らに対し、駅や車両の構造を障害者や高齢者が円滑に移動できる基準に適合させ、維持しなければならないと明記。関連の法令では円滑に移動できる経路をホームごとに一つ(ワンルート)以上確保するよう求めている。

 原告側は「JRは最低限の整備しかやっていない。健常者と比べて車いすの利用者に過度の負担がかかっている状況を放置しており、法の趣旨を踏みにじっている」と批判している。

 JR西によると、同駅は乗降客数が府内のJRで大阪駅、天王寺駅に次いで3番目に多く、1日当たり約26万人。京阪本線や大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線が接続する。

 JR西広報部は「既に同法に基づいて段差を解消した」との認識を示した上で「一部経路で不便をお掛けしているのは事実。駅の構造や費用対効果の検討も必要で、関係自治体と協議しながら対応したい」

京橋駅のエレベーター新設などを求め、大阪地裁に提訴する車いす利用の男性=大阪市城東区、都島区

京橋駅のエレベーター新設などを求め、大阪地裁に提訴する車いす利用の男性=大阪市城東区、都島区

JRの京橋駅の構内図。大阪環状線の外回りホームから片町線への乗り換えは、車いす利用の場合、バリアフリールート(図中で赤色)を通り、エレベーター5基を経由し10分以上かかるという(「JRおでかけネット」から https://www.jr-odekake.net)

JRの京橋駅の構内図。大阪環状線の外回りホームから片町線への乗り換えは、車いす利用の場合、バリアフリールート(図中で赤色)を通り、エレベーター5基を経由し10分以上かかるという(「JRおでかけネット」から https://www.jr-odekake.net

2016.9.9   産経ニュース

 


日テレ系「24時間テレビ」にケンカ売った?

2016年09月10日 01時42分38秒 | 障害者の自立

Eテレ「バリバラ」騒動は「福祉に関心を持ってもらうための工夫」とNHK大阪放送局

 NHK大阪放送局の角英夫局長は8日、同局の局長定例会見で障害者のための情報バラエティー「バリバラ」(NHK・Eテレ)の8月28日放送回が話題になったことについて、「普段、福祉に関心を持っていなかった方にも関心を持っていただけた」と述べた。

 「バリバラ」は障害者の本音に迫り、福祉番組のタブーに挑戦するという番組。件の回の放送は「検証!『障害者×感動』の方程式」と題し、障害者と感動を結びつけることに疑問を投げかけるという内容。その日は、日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」が放送されており、「Eテレが本気出してる」「Eテレ攻めすぎでしょー」などとネット上で騒動となった。

 角局長は「ネットなどで反響があったと認識している。普段、福祉番組に関心がなかった方にも関心を持っていただけたのではないか」と述べた。また、番組内で「24時間-」のパロディーと取られる内容について問われると、「このテーマに関心を持っていただくための演出上の工夫」であり、「他局の番組内容についてどうというわけではなく、あくまで通常通りの放送」と答えた。

 視聴者からの反響についても「予想していたわけでもなく、狙い通りということでもない」と答え、同局によると「よくやった」という好意的な意見も、「やりすぎだ」という批判的な意見も寄せられているという。

  また、同局制作の連続テレビ小説「べっぴんさん」が、10月3日からスタートする。角局長は、「期待通りのいい仕上がりとなっている。ぜひ多くの方々に見ていただきたい」と自信を見せた。

2016.9.8    産経ニュース


屁理屈、反抗、いたずら…イライラ育児 聞かぬなら聞くまで待とう

2016年09月10日 01時36分51秒 | 障害者の自立

 子どもが屁理屈を言ったり反抗的な態度を取ったりすると、親はついイライラして叱りがちだ。ほめて育てることが大事だと分かっていても、いたずらや生意気さばかりが目について、ほめるところも見当たらない…。怒ってばかりの子育てから抜け出すにはどうしたらいいだろうか。 (細川暁子)

 「叱ることは、子どもに否定的な視線を注ぐこと。かえって反抗的な態度が増えることもあり逆効果です」

 心身障害児総合医療療育センター(東京都板橋区)の外来療育部長で小児科医の米山明さんは、こうアドバイスする。反抗的な態度を繰り返す場合、子どもに怒りをぶつけたりするのをいったんやめ、好ましい行動が出るのを待つことが大事という。

 例えば、親が机で仕事をしている時に、幼児期の子どもが「話を聞いて」と付きまとい、忙しい親が相手をしてくれるのを待つことができずに「ばか」と口答えしたとする。それに対して親が叱ると、子どもはさらに反抗してやりとりが続き、悪循環になるだけだ。

 「親は体の向きを変えて子と視線を合わさず、怒っている様子を見せないようにして、待つことが効果的です」。子どもが落ち着いて一人で遊び始めたら、待てたことをほめるようにする。ほめて肯定的な視線を子どもに注ぐことで、子どもは認められていると感じ、反抗的な態度も自然に減っていくという。

 おもちゃを片付けない子に対しては、例えば、「あと三回やったら片付けようね」と話しかけて理解させたり、「車を片付ける? 積み木を片付ける?」と子に選択させたりして、指示に従えたらほめてあげる。

 反抗的な子に、親は「ほめることが何もない」と感じるものだ。だが米山さんは「100%ではなく25%できた時点でほめるのがポイント」と強調する。100%を目指すと、途中で遊んだり、うまくできなくて泣いたりして、結局ほめないまま終わってしまうことが多い。

 例えば一人でパジャマに着替える際、パジャマを持った時点や、ボタンをかけようと努力している時など、ささいなことができたらほめるよう心掛ける。

◆もしかして発達障害…? 迷わず専門家に相談を

 親が何度注意しても行動が改まらなかったり、他の子が普通にできることができなかったりする子の中には、発達障害が隠れていることがある。

 発達障害は、脳機能に偏りがあることが原因とされ、じっとしていられなかったり、衝動のコントロールが難しかったりする注意欠陥多動性障害(ADHD)、コミュニケーションが苦手な自閉症やアスペルガー症候群、学習障害(LD)などがある。発達障害の場合、親は育てにくさを感じて悩むことが多いが、米山さんは「親のみで抱え込まず、専門家に相談することが大事」と話す。

 2005年に発達障害者支援法が施行されて以降、子どもの行動を心配して発達障害を疑う保護者からの相談は増加傾向にある。同センターでも、診断を受けるには1年待ちだ。

 都道府県や政令市は、発達障害者支援センターを設置しており、臨床心理士や言語聴覚士、作業療法士らが子どもの様子を観察しながら、保護者に子育てのアドバイスをしてくれる。小学校に入ってからは、教育支援センターやスクールカウンセラーにも相談できる。

2016年9月9日    東京新聞


限界を再定義する大会に… リオパラの海外有力選手たち

2016年09月10日 01時33分05秒 | 障害者の自立

 「リオ大会が障害者スポーツが持つ可能性の限界を再定義する大会になる」。国際パラリンピック委員会(IPC)のクレーブン会長は、そう期待を込める。

 陸上の男子走り幅跳びで8メートル40の障害者世界記録を持つ義足のマルクス・レームドイツ)は、リオ五輪の優勝記録を上回る。「パラリンピアンが多くのことを成し遂げられることを証明したい」

 競泳男子のダニエル・ディアス(ブラジル)は随一のスター、マイケル・フェルプス(米)になぞらえ、「障害者競泳界のフェルプス」の異名を持つ。「フェルプスがリオで成し遂げたことを近くで見た。偉大な彼と比較されて光栄だ」

 アーチェリー女子のロンドン大会金メダリスト、ザハラ・ネマティ(イラン)は、リオ五輪にも出場し、イラン選手団の旗手を務めた。パワーリフティング男子で296キロの世界記録保持者、シアマンド・ラーマン(イラン)は今大会、300キロの大台突破をめざす。

2016年9月8日   朝日新聞


3大会出場 谷真海が語る障がい者スポーツの魅力

2016年09月10日 01時24分25秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ・パラリンピックは7日(日本時間8日)、マラカナン競技場で開会式を行い、開幕した。18日までの12日間、22競技528種目でメダルが争われる障がい者スポーツ最大の祭典について、パラリンピアンの谷(旧姓・佐藤)真海(34=サントリー)がその魅力を語った。陸上走り幅跳びで04年アテネ大会から3大会連続出場。現在はトライアスロンに転向し、20年東京大会を目指している。リオで限界に挑む選手たちの活躍に注目する。

 私が最初に出場したのは04年アテネ大会です。こんなにすごい世界なのかと魅了されました。

 4年に1度、そこに集えるのは特別な選手で、すごいオーラを放っているように見えました。1人1人がすごく表情も生き生きし、自信に満ちていた。障害を完全に受容して個性の1つだと受け止め、限界に挑戦しているその生きざまが、表情に出ていたのかな。私はその時、義足をつけて2年あまり。将来への不安も大きかったなかで、そんな選手を目の当たりにしました。大会に満ちるプラスの気、08年北京、12年ロンドンと3大会出ても変わらない気を吸いに、また行きたいと思わせてくれます。

 競技性でも見応えのある大会になってきています。もうリハビリの一環ではない。義足や車いすなど、物自体はそんなに変わっていない。それを生かす選手側が向上しています。この体の機能を失った分、どこで補えているかなど、人間の持つ可能性が見えてくる。例えば目の見えない分、頭の中でイメージをふくらませて、聴覚が発達していたり。できなくなったからおしまいではなく、それ以上のものを引き出して、力を出し尽くす。

 自分も今年からパラ・トライアスロンに転向しましたが、走り幅跳びで培った筋力とボディーバランスを生かしつつ、さらにメンタルも含め、もう1段成長できるかなと楽しみに頑張ってます。何かを失う経験は、可能性をとことん突き詰めるメンタリティーを与えてくれます。人間の持つ引き出しの多さ、可能性、そこに注目してほしいですね。

 海外にはそのスペシャリストたちもたくさんいます。陸上車いす競技のマクファーデン選手(米国)は100メートルからマラソンまで金メダル7個が目標。隆起した上半身の筋肉を見るだけで力強さがわかります。地元ブラジルのギリェルミナ選手は、12年ロンドン大会の陸上女子100メートル(視覚障害T11)などで2冠。派手なアイマスクをして、37歳とは思えない迫力の走りを見せてくれます。

 4年後は東京に彼、彼女たちがやってきます。リオ大会でまずはいろんな競技を見て、少しでも興味をもってもらい、大会に見に行ってみようと思う人が少しでも増えればいいですね。【取材・構成=阿部健吾】

 ◆谷真海(たに・まみ)1982年(昭57)3月12日、宮城県気仙沼市生まれ。チアリーディング部に所属していた早大在学中に骨肉腫を患い、02年に右足膝下を切断。義足で走り幅跳びを始め、パラリンピックでは04年アテネ大会9位、08年北京大会6位、12年ロンドン大会9位。04年にサントリー入社。14年9月に1歳上の広告代理店勤務の男性と結婚。15年4月に第1子を出産。今年1月にトライアスロンへの転向を表明した。

3大会出場 谷真海が語る障がい者スポーツの魅力 

トライアスロンに転向し、20年東京大会を目指している谷真海

2016年9月9日   日刊スポーツ