ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

都内でボッチャのイベント…トップ級の美技披露

2016年09月24日 01時19分45秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ・パラリンピックの、ボッチャのチーム(脳性まひ)で初の銀メダルに輝いた杉村英孝(伊豆介護センター)、広瀬隆喜(たかゆき)(アルムの森ペーターの丘)が21日、都内で開かれたイベントで世界トップ級の美技を見せた。

 障害者スポーツの拠点整備に特別支援学校の活用を進める文部科学省が、ボッチャのPRとして開催。2人は、特別支援学校の生徒33人や松野文科相らと対戦。ジャックボール(目標球)にぴたりとつける投球を披露し、参加者を驚かせた。

 杉村は「2020年東京パラリンピックに向けて選手として頑張りたいし、みんなもそこに向けて頑張って」と後進の成長に期待を寄せた。

2016年09月22日 11時54分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

新垣勉さん 歌の力伝える

2016年09月24日 01時12分29秒 | 障害者の自立

 ◇草津で人権コンサート

 全盲のテノール歌手、新垣勉さん(63)による「おしゃべりコンサート みんなちがってみんないい」が22日、草津市野路の草津クレアホールで開かれ、市民ら約650人が澄んだ歌声に耳を傾けた。

 市人権擁護推進協議会などが主催する人権啓発イベント「いのち・愛・人権のつどい」の一環。今年は4月に障害者差別解消法が施行されたことから、「障害者の人権」をテーマに行われた。

 新垣さんは沖縄県出身で、生後まもなく事故で失明した。大学で神学と声楽を学び、現在はコンサートやCD、テレビ番組への出演など精力的に音楽活動を続けている。

 この日は「さとうきび畑」などを熱唱。また、子どもの頃、民謡を口ずさみながら家事をする祖母の姿を見て、「人はうれしい時も、悲しい時も歌う。歌の力はすごいと感じた」と振り返ったほか、「子どもは何を言われるかで育ち方が変わる。ぜひ、素晴らしい言葉をかけてあげて」と呼びかけた。

 同市東草津、主婦藤田亜希子さん(40)は「(さとうきび畑の)『ざわわ』という歌詞を聞いた時、思わず涙が出た。目が見えなくても音楽を通じて気持ちを伝えることができると感じた」と話していた。

熱唱する新垣さん(草津市で) 

熱唱する新垣さん(草津市で)

2016年9月23日   読売新聞


国土交通大臣ほか、海外から多数の来賓が訪れた「ツーリズムEXPOジャパン2016」開会式

2016年09月24日 01時04分11秒 | 障害者の自立

2016年9月22日~25日 開催

 JATA(日本旅行業協会)と日観振(日本観光振興協会)が共催の世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2016」が9月22日に開幕。同日午後に開会式が実施された。

 主催者を代表して挨拶にたったJATA会長の田川博己氏が、「ツーリズムEXPOジャパン2016は本日開会の日を迎えました」と開会を宣言。

 田川氏は2014年に現在のツーリズムEXPOジャパンとなってからの3年について、「ホップ・ステップ・ジャンプの3年目を迎えた。その間、日本のインバウンドは2000万人を超え、観光が国の成長戦略の柱に掲げられる時代になった。3年前に前身のJATA国際観光フォーラムでリファイさん(UNWTO:国連世界観光機関 事務局長のタレブ・リファイ氏)に講演いただいた際に、東京駅で新幹線の掃除のおばさんがわずかな時間で掃除し、出発するお辞儀をしている姿を紹介して、『分刻みのオペレーション+ハイテクと、もてなしを両立する数少ない国が日本である。そのインバウンドの可能性は2000万人どころか、2020年に3000万人も夢でもない』と話された。2013年当時は、なんとか2000万人を達成しようと苦労していた年。我々はおおいに力付けられ、目線を高くするきっかけになった。その数字は現実になりつつある」とマーケットを振り返るとともに、「私たちのツーリズムEXPOジャパンもこの間、大きく成長した。世界140カ国・地域、47都道府県すべてが参加し、JNTO(日本政府観光局)のインバウンド商談会も同時開催される三位一体の観光イベントになった。展示会、商談会、観光フォーラム、JAPAN NIGHT、顕彰事業の5事業で、B to BとB to Cを網羅する包括的な観光イベントとして、世界を代表するイベントになってきた」と総括した。

 今年のツーリズムEXPOジャパンについては、「今年はオリンピック・パラリンピックの旗が東京に渡された記念すべき年。これから4年間で観光大国を実現し、日本を発信する黄金のチャンスの時期が到来した。その取り組みの一つとして、JATA、日観振、JNTOは、観光庁、文化庁、スポーツ庁の協賛を得て、今年から『ジャパン・トラベル・マンス~文化とスポーツを感じて旅する秋』を始動させた。9月21日から10月22日まで約1カ月で、スポーツイベント、文化イベント、全国各地のお祭りを内外に紹介し、交流の機会を作っていきたいと思っている。ツーリズムEXPOジャパンは、VJTM(VISIT JAPAN トラベル&MICEマート)とともに先鞭を切る。日本財団と共催で、パラスポーツスタジアムという障害者スポーツに焦点を当てた体験企画などのブースを展開する。併せてJAPAN NIGHTでは鹿沼の秋祭りを東京に初登場させる」と、2016年を特別な年として活動を紹介した。

 そして、午前中に行なわれた記者会見の記事でも紹介しているが、ツーリズムEXPOジャパンの今後についても言及し、「これからの2020年に向けての4年間で、まず国内は地域の魅力を売り込むDMOの役割を強化し、訪日の商談を意識したものに進化させる。さらに海外旅行復活に向けたプロジェクトなど、三位一体の統合効果を進化させる」と方向性を紹介。

 具体的な取り組みとして、「国際交流イベントの効果を地方へ波及させることも検討していく。全国津々浦々に、海外旅行、国内旅行を通じた交流の場がある観光大国実現に貢献していく」とし、「そのためには、文化庁、スポーツ庁とも連携も強化し、また、ほかの省庁とも観光連携を深めていく。観光は裾野が広く、ショッピング、エコ、スポーツ、産業観光、伝統工芸、ニューテクノロジーなどが私たちのイベントに参加する。この流れを切らないように加速的に進めたい。アジアの双方向交流のリーダーとして、知見を世界に発信することにも力を入れたい。アジア・ツーリズム・リーダーズ・フォーラムからではMICE&スポーツという、オリンピックを控えた国ならではのテーマを取り上げる。毎年テーマを変えて、観光の持続的発展という国連、世界の求める共通課題実現に向けて、UNWTOらととも東京宣言を発信したいと考えている」と述べ、今年のツーリズムEXPOジャパンから2017年以降の進化に向けた取り組みが始まっていることを紹介した。

 田川氏は最後に、「これからも大いなる進化を続ける。参加者の役に立ち、また、観光大国、ひいては観光先進国の実現に向けて、観光を通じた平和な世界の実現に貢献するイベントになることを約束する」と述べ、挨拶を締めた。

 続いて、国土交通大臣 石井啓一氏が来賓を代表して挨拶。「我が国では、観光は成長戦略と地方創生の大きな柱であるとの認識のもと、観光先進国の実現に向けた『明日の日本を支える観光ビジョン』を3月に策定し、政府一丸となって、官民を挙げて各種施策に取り組んでいる。観光先進国を真に実現するには、インバウンドのみならずく、国内観光振興や日本と海外との双方向交流も重要。ツーリズムEXPOジャパンの開催は、これらの促進に大きく寄与するものと確信している」とコメント。

 さらに、「災害などによる落ち込みからの観光復興やユニバーサルツーリズムも重要。EXPOへの出展を契機に、熊本、九州地方への旅行需要回復や、東北地方などの観光復興が進むこと、また、高齢者や障害者などが安心して楽しめる環境整備が促進されることに期待している」ともして、イベントの成功に期待した。

 このほか、東京都知事の小池百合子氏からもメッセージが届き、司会者が代読。訪日旅行客4000万人時代に向けたイベントの盛り上がりに期待したほか、「いよいよ5年後となった東京2020オリンピック・パラリンピックは世界の皆さまに東京や日本各地の魅力を知っていただく絶好の機会。私はかつてエジプトのカイロで観光客のガイドをしたことがある。そのときは、このお客さまはここには一生に一度しか来ないかもしれない、来てよかったと思って感動してもらえる手伝いをしたい思いで案内していた。東京や日本各地を訪れる方々にも、ぜひ感動を持ち帰っていただきたいと思う」とのメッセージを寄せた。

 さらに、海外からはタイ副首相 タナサック・パティマプラゴーン氏をはじめ、カンボジア観光大臣 タオン・コン氏、メキシコ観光大臣 エンリケ・デラマドリッド・コルデーロ氏、ミャンマー ホテル観光大臣 オン・マウン氏、パラグアイ観光大臣のマルセラ・バシガルポ氏、タイ観光・スポーツ大臣 コープガーン・ワッタナワラーングーン氏らの観光大臣や、観光副大臣、観光機関関係者ら多数の来賓を迎え、テープカットが盛大に行なわれイベントの開幕を祝った。

2016年9月22日  トラベル Watch


映画「スタートライン」が公開中 

2016年09月24日 00時49分01秒 | 障害者の自立

ろうの映画監督 今村彩子(いまむら・あやこ)さん(37)

 「苦手なコミュニケーションと向き合うことで、自分自身のスタートラインにしたかった」

 平成12年に映像作家として出発し、同じ聴覚障害者にカメラを向け続けてきた。東日本大震災後は、被災地に直行。音のない災害に直面した人々を追ったドキュメンタリー「架け橋 きこえなかった3・11」(25年)を発表し、ドイツの映画祭で観客賞も受賞した。実績を重ねた昨年夏、思い切って自らが被写体となった。

 公開中の「スタートライン」(30日まで、東京・新宿のケイズシネマ)は、自身が自転車で日本縦断した57日間をたどるロードムービー。厳しくも情深い伴走者兼撮影者の堀田哲生さん(41)と、沖縄から北海道まで3824キロを駆け抜けた。

 「2年前、母と祖父を相次いで亡くし、死を考えるほど落ち込んだ。『聞こえない』を言い訳にせず、前向きに生きるため、旅先で人と触れ合おうと思った」

 各地の人々との心温まる交流を描くはずが、実際の旅は荒天でずぶぬれ、道は間違える、伴走者と大げんか…。困難の連続だった。複数の人との会話も読唇術で対応しきれず、いらだって涙する姿など、“格好悪い自分”が写っている。

 「嘘のない映画にしたかった。できなかったことを作品にするしかなかった」

 映画の終盤、日本語の分からないオーストラリア出身の聴覚障害者サイクリストと出会い、伴走者が増える。大自然の中ただただ北を目指し、言語も音も超え行き交った感情。自然体のコミュニケーションの原点を、爽やかに見せた。

映画監督の今村彩子さん

映画監督の今村彩子さん
 
産経ニュース