ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

見えない障害に手助けを 「ヘルプマーク」県が導入へ

2016年09月26日 02時45分20秒 | 障害者の自立

 県は来年度、外見では障害者と分からない人たちが、手助けを必要とすることを知らせる「ヘルプマーク」を導入する。周囲に思いやりの行動を促し、「見えない障害」への理解を求める。県障害者施策推進協議会で方針を示した。

 マークの利用者は主に内臓の機能障害や難病、人工関節や義足を使っている人など。自分の障害や必要な配慮が書き込め、かばんなどに付けて使う。電車やバスで席を譲ってもらったり、災害時に支援を受けたりできる効果を期待している。

 マークは二〇一二年に東京都が作成。県によると、京都や和歌山など三府県が本年度中に導入するほか、青森や神奈川など四県も検討している。

 県は今月、障害者関連の県内三十団体を窓口にして、マーク導入の可否を尋ねたところ、一万四千人から利用希望があった。県庁や市町村役場での無料配布を予定している。

県が来年度導入するヘルプマーク

2016年9月25日   中日新聞


楽しい観戦お手伝い ボランティアが実技研修

2016年09月26日 02時36分14秒 | 障害者の自立

【奥州】希望郷いわて大会の開催を支える運営ボランティアの養成研修会が24日、奥州市水沢区の市総合体育館(Zアリーナ)で開かれた。同館は卓球・サウンドテーブルテニスの会場となっており、参加者が観戦に訪れる視覚障害者の誘導など、相手に寄り添った支援を学んだ。

 視覚に障害のある観戦者が安心して競技を楽しめるよう、対応に当たるボランティア養成を目的に県視覚障害者福祉協会(及川清隆理事長)が主催。市内を中心に同ボランティア登録者約20人が参加した。

 及川理事長ら同協会関係者が、求められる気遣いを踏まえ誘導のポイントを解説。▽あいさつに始まり、あいさつに終わる▽視覚障害者の前を歩く▽腕を引っ張らない-など、支援する上での基本姿勢を示した。

 2人一組になった参加者は、実際の観戦所までの誘導の実技に取り組み、当事者の立場になって必要な支援を模索。「あいさつの際、自分の名前は名乗った方がいいのか」「点字ブロックがある場合はそこを通るのか」など感じたことを積極的に質問していた。

 「必要な支援は人によってさまざまだが、基本姿勢を押さえておけば大丈夫」と及川理事長。「誘導がうまくいかないと、おもてなしにはならないし、事故にもつながりかねない。第一に安全、その次に楽しむことがある」と同ボランティアの重要性を強調した。

視覚障害者への誘導やおもてなしを学んだ運営ボランティア養成研修会

(9/25)  岩手日日新聞


車いすマラソン熱戦をTV中継 「興味や関心高めたい」

2016年09月26日 02時30分22秒 | 障害者の自立

 大分が誇る車いすマラソンを全国へ発信―。「第36回大分国際車いすマラソン大会」(10月30日、県、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会、大分合同新聞社など主催)が、初めてテレビ中継されることになった。BS―TBSで全国放送する他、大分放送(OBS)の地上波で熱戦を伝える。例年と同じく、OBSラジオもある。

 OBSは第18回大会から毎年、ラジオで中継している。県民らからテレビ中継の要望があったことや、TBS系列を挙げて障害者スポーツへの取り組みを強化していることから、初のテレビ放送を実施することになった。
 レース当日は、マラソンスタート5分前の午前9時55分から放送を開始。BSとラジオは正午、地上波は午前11時半までトップ選手を中心にレースを追う。中継車とバイク、定点カメラで、ハイレベルのレースを臨場感たっぷりに伝える。
 OBSは「スピード感や国内選手のレベルを知り、多くの県民に興味や関心を高めてもらいたい。全国に発信することで、知名度が上がり競技レベルの向上や普及促進につながることも期待したい」と話している。
 問い合わせは、OBS番組事務局(TEL097・553・2857)。

大変うれしく思う 広瀬勝貞知事のコメント
 選手はもちろん、多くの関係者の念願がかない、初のテレビ実況中継が実現することを、大変うれしく思います。車いすアスリートたちのスピード感あふれる白熱したレースの感動を、ダイレクトに感じられると思うとわくわくします。そして、リオ・パラリンピックの熱気そのままに、障がい者スポーツの素晴らしさを、ここ大分から世界に向けて発信できることを誇りに思います。

テレビ中継が決まった大分国際車いすマラソン大会の様子=2015年11月8日、大分市

テレビ中継が決まった大分国際車いすマラソン大会の様子

 ※この記事は、9月25日大分合同新聞朝刊23ページに掲載されています。


一緒に学ぼう「福祉レク」 認知症予防の運動実践

2016年09月26日 02時22分56秒 | 障害者の自立

 全国のレクリエーション関係者が実践や研究成果を発表する研究フォーラムが24日から2日間の日程で、岐阜市長良福光の長良川国際会議場などで始まった。福祉レクリエーションや障害者も一緒に楽しめる遊びなど計40テーマでセミナーやワークショップが開かれ、参加者が活動のヒントを仕入れている。

 全国レクリエーション大会in岐阜の主要行事で、初日は30余りのプログラムに約1750人が参加した。このうち日本福祉大の荒深裕規准教授が講師を務めた「介護予防に役立つ福祉レクリエーション」のワークショップは介護職員や学校教員ら約80人が受講。参加者は太ももの裏を左右にさすることで前屈がしやすくなる効果をペアになって体験し、驚きの声を上げた。足踏みをしながら計算問題に答える認知症予防のための運動も試した。

 県内関係者が提供するプログラムも豊富で、障害の有無や年齢にかかわらず楽しめる遊びを学ぶワークショップは障害者らの音楽グループ「ゆめぽっけ」を主宰する浅井敦子さん(岐阜市)らが指導。リズムセッションでは50人余の参加者がメンバーと一緒に「情熱大陸」などの曲に合わせてマラカスや和太鼓、タンバリンを鳴らし笑顔を見せた。

足踏みに合わせて計算問題に答える福祉レクリエーションに親しむ参加者

2016年09月25日   岐阜新聞


中国農村で約5年間、木に縛りつけられた8歳女児「両親は障害者で、祖父母が仕方なく……」

2016年09月26日 02時09分01秒 | 障害者の自立

【日刊サイゾーより】

 急速な経済成長に取り残された中国の農村で、そこに生きる人々の過酷な現状を物語るニュースが報じられた。河南省洛陽市の農村部で、木につながれて生活している女児がいるというのだ。

「新民網」によると、8歳になる彼女は約5年間にわたり、四六時中、縄に縛られたままの状態なのだ。もちろん食事を取るときも、就寝時も、だ。

 彼女を縛りつけているのは、彼女と同居している祖父母だ。

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    縄が食い込む、か細い女児。痛々しい

 祖父の話によれば、彼女は2歳になったころ、高熱を出して病院に運ばれたが、入院後、意識が戻った彼女は、粗暴な性格になっていたという。
 
 彼女の両親は共に障害者で、生まれたときから祖父母が面倒を見ていた。 
 
 しかし、女児は成長するにつれ、高齢の祖父母の手に負いきれなくなってしまった。彼らが目を離すと、相手が自分より小さな子どもであろうが、大人であろうが、手を出すようになってしまったため、仕方なく彼女を木に縛りつけることに決めたのだ。

 祖父母は、彼女の粗暴な性格が収まり、学校に行くことのできる日が来るのを願っているが、現時点で彼女は医療サービスやメンタルケアを受けているわけではなく、粗暴な性格の原因がなんなのかも定かではない。

 このニュースに対し、中国のネット民たちはさまざまな反応を見せているが、「政府は何をしているんだ!?」「孫を縛りつける苦しみはいかほどか」などと多くは同情的で、祖父母を責める声はほとんど見られない。

 ちなみに、この報道をきっかけに地元政府が動き、彼女には救済の手が差し伸べられることになったという。

 しかし、本サイトでも以前、中国の農村でADHDの息子を手を焼いた父親が、自宅に設けた檻に泣く泣く閉じ込めているという話をお伝えした通り(参照記事)、同様の境遇の子どもたちは中国に大勢いるとみられる。

 中国農村部での、社会保障の拡充が急がれる。

2016.09.25   日刊サイゾー