ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

生活支援ロボ開発に協力…伊豆市

2016年09月26日 02時06分16秒 | 障害者の自立

◆高齢者の認知機能、調査

 高齢者向けの生活支援ロボットの研究・開発を目指し、伊豆市が国立障害者リハビリテーションセンター研究所(埼玉県所沢市)などと共同で取り組むことになった。市内の高齢者を対象に認知機能を調査し、ロボットの基礎データに活用する。来年度には高齢者宅にロボットを配置して、検証実験を行う。

 生活支援ロボットは、軽度の認知症や、物忘れがある高齢者に対し、日時や予定、生活情報のほか、「薬の時間です」「(熱中症予防に)水分をとりましょう」などと必要な行動を知らせる。将来的には記憶と行動両面のサポートに加え、簡単な「話し相手」になることを目指す。

 開発チームは同研究所やNEC、東大など6団体で、伊豆市は高齢者の調査などで協力する。65歳以上の住民は約1万4000人で、このうち約1万人を対象に認知機能のチェックシートを今月中に郵送、回収する。

 集められた認知機能に関する情報を基に、ロボットが役に立つと想定される場面や利用条件などを推測、必要なデータをロボットに入力する。ロボット本体は、NECが研究する小型の「パペロ」が使われる予定。

 開発チームは来年度、ロボット20~30台を調査対象となる高齢者宅に配置。問題点や実効性に関する検証実験を2019年度まで続ける計画だ。

 市健康支援課は「調査結果は、ロボット開発だけでなく、認知症などの全体把握と高齢者支援に生かしたい」と説明する。同研究所福祉機器開発部は「今回の調査と実験は全国でも先駆的。生活支援ロボットは、軽度の認知症などに効果があると期待できる。2020年度の実用化を目指したい」としている。

2016年09月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

自動運転実現で相互協力=課題検討へ作業部会-G7交通相会合

2016年09月26日 02時02分33秒 | 障害者の自立

 長野県軽井沢町で24日に開かれた先進7カ国(G7)交通相会合は、交通事故を減らすなどさまざまな効果が期待される車の自動運転技術の早期実用化に向け、G7各国が「相互に協力し、リーダーシップを発揮していく」などとする共同宣言を採択、閉幕した。
 議長を務めた石井啓一国土交通相は記者会見で、「将来の規制枠組みを国際的に調和させるよう努めることでG7の共通理解が得られた」と説明。一方で「自動運転中の人間と機械の役割分担や、車両開発に関係する道路のインフラ整備など新たな課題についてさらに検討していく」と述べ、今回設置を決めた作業部会でこれら重要課題の議論を深める方針を示した。
 共同宣言は自動運転技術について、交通事故の削減や渋滞緩和につながるだけでなく「高齢者や障害者、遠隔地・過疎地に住む人の交通アクセスを改善することも期待される」と意義を強調。「産学官が連携し、安全かつ効果的な実用化に取り組むことが重要だ」と指摘した。
 新設の作業部会で今後検討する内容については、「適切に策定され、国際的に調和した未来志向の規制、その他の措置の基礎を形づくるべきものだ」とし、将来的に安全面などの国際基準づくりにつながるとの認識を示した。 

 2016年09月24日   時事通信


走り続ける鉄道愛 カシオペア元メンバー・向谷実

2016年09月26日 01時54分30秒 | 障害者の自立

 カシオペアと鉄道-。特急電車の名前ではない。人気フュージョンバンド「カシオペア」の元キーボード奏者、向谷実さん(59)は鉄道オタク(鉄ちゃん)の間では知る人ぞ知る存在だ。二百駅以上の列車の発車メロディー(駅メロ)などを作曲したほか、運転士養成や各地の博物館に置かれる鉄道各社の運転シミュレーターを開発。ついにはホームドアまで作ってしまった。来月、還暦を迎える現役ミュージシャンの“鉄道愛”が止まらない。 (立尾良二)

 東京・二子玉川に生まれた向谷さんは、全国で鉄道整備が進んだ高度経済成長期、カメラとソニー製録音機「デンスケ」を手にSLや電車を追いかける少年だった。当時を「子どもの目に飛び込んできた一番のハイテクが鉄道車両だった」と振り返る。

 一九七九年にカシオペアでメジャーデビューし、人気になっても鉄道愛は冷めず、ほかのメンバーが次のコンサート会場へ新幹線や特急で移動する際も、チケットを勝手に在来線に換えて一人で夜行列車で向かった。「マネジャーから見れば最低のメンバーだね。でも鉄道に詳しいから開演に遅れない自信があった」

 バンド活動を記録しようと、八五年に録音スタジオや機材をレンタルする会社「音楽館」を設立。そのころ出合ったのが、日本ではまだ珍しいマッキントッシュのコンピューターだった。「一般に普及する十年くらい前で、映像と音を自在に編集できるようになった」という。

 「電車の運転士目線でソフトを作ったら鉄道ファンにはたまらないな」と、運転席の後ろの窓から実際の風景を撮影した運転シミュレーションゲームを開発。九五年に発売したパソコン向けの「トレインシミュレータ」は大ヒットし、続けて家庭用ゲーム機向けも売り出された。

 このゲームに注目した私鉄やJR各社、海外の鉄道会社が向谷さんに業務用の運転士訓練シミュレーターの開発を依頼。モニターに実写映像が流れるのが売りで、各地の鉄道博物館に置かれ、人気となっている。

 「鉄道会社が面白いのは最初は規制でハードルが高いが、いざ作るとなると『あの会社より良いものをうちに作って』と、こちらの要望が何でも通るようになること」だとか。「防護無線(緊急停止)装置を発報(作動)したり、踏切に人を入れたり、急病人を発生させるなど緊急事態を勝手にCGで起こすと、会社側もノリノリになった」

 今や家庭用ゲームソフトとしては山手線から新幹線まで三十種類以上、計百万本以上を売り上げる。鉄道会社は映像撮影に協力するため、向谷さん専用の列車まで走らせるほどだ。

 次に手掛けた駅メロは、これまでにJR九州、京成電鉄、東急電鉄、東京メトロ、西武鉄道など二百カ所以上の駅で採用された。向谷さんは視覚障害者団体の意見も取り入れて、上りと下りのメロディーを分けるなど工夫している。

 会社の業績について「鉄道事業と音楽事業の割合は99対1かな」と向谷さんは笑う。安全対策まで気になるのは「鉄道が大好きだから。音楽も役に立つのが最大のモチベーション。音楽と鉄道、自分の中では何となくバランスがとれているしね」。向谷さんの鉄路はどこまでも続きそうだ。

◆重量、費用従来の1/3 JR九州が採用検討

 今年八月、東京メトロ銀座線の青山一丁目駅で視覚障害者が駅ホームから転落して死亡した事故に、向谷さんは胸を痛める。

 「ホームドアがあれば防げることがたくさんある」。以前からホームドアの必要性を訴えてきた向谷さんだが、現在の主要なホームドアは板状で重量が約四百~五百キロにもなり、一駅の設置費用は数億円から十数億円かかるとされ、設置は遅々として進まない。

 向谷さんは昨年初め、JR九州の青柳俊彦社長と懇談中に四、五本のバーが横へ伸びる「軽量型バー式」を思いつく。従来より重量も費用も三分の一ほどで済み、特許も取得。日本信号(東京都)と共同で実証実験を続けており、JR九州筑肥線の九大学研都市駅での設置が具体化している。

 JR九州広報室は「向谷さんは鉄道に詳しく、アイデアに優れ、うちの社長も『ぜひやってみよう』と意気投合した」と話す。向谷さんは銀座線の事故後、国土交通省の会合に呼ばれ、鉄道会社からも助言を求められている。「各社とアイデアのいいとこ取りをして改良し迅速に普及させたい」と抱負を語る。

 <むかいや・みのる> 1956年10月20日生まれ。4歳からオルガン、ピアノ、電子オルガンを習う。大学受験に失敗してネム音楽院(現ヤマハ音楽院)に入学。77年にカシオペアに加入、メジャーデビュー後は日本のみならず世界で人気を博した。2012年に脱退したが、ミュージシャンとして今も精力的に活動している。

 <向谷実ライブ「EAST meets WEST」> 11月6日午後1時30分、東京ビッグサイト(江東区有明3)。開催中の「楽器フェア」のスペシャルイベント。出演はほかに、米国の人気ミュージシャンのドン・グルーシン、リー・リトナー、ネイザン・イーストに加え、神保彰、エリック・ミヤシロら。入場料5000円(フェアチケット代含む)。問い合わせはヤマハミュージックジャパン=(電)03(5488)1674。

 <新刊「向谷実の青春60切符♪」> 音楽之友社から10月20日に発売。ミュージシャン、プロデューサー、社長として奮闘する半生を振り返る。発売を記念してトーク&ライブイベントが同月17日午後7時、新宿区神楽坂6の音楽の友ホールで開かれる。希望者は9月30日必着ではがきかメールで音楽之友社へ。応募多数の場合は抽選。詳しくは同社=(電)03(3235)2124。

2016年9月25日    東京新聞


リオ・パラ・マラソン「銀」道下選手、「ほっとしている」 福岡市長表敬

2016年09月26日 01時25分48秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ・パラリンピックの視覚障害者マラソン女子で銀メダルを獲得した道下美里選手(39)=三井住友海上、福岡県太宰府市在住=は23日、福岡市役所に高島宗一郎市長を表敬訪問した。道下選手は「何とか銀メダルを持って帰って来ることができて、本当にほっとしている」と、晴れやかな表情で語った。

 道下選手は、毎年秋に福岡市を中心に開かれるマラソン大会に、ゲストランナーとして参加している。市庁舎1階のロビーで、職員ら約200人に拍手と歓声で迎えられた。

 高島氏との面会では、レース展開を説明し「後半は、かなりきつかった。日本の方からの応援が、ものすごい力を与えてくれた」と振り返った。高島氏は「多くの視覚障害のある方にとって、希望の光となる」とたたえた。

 訪問を終えた道下選手は、報道陣に「次の東京パラリンピックで金メダルを目指し、頑張りたい」と4年後への意気込みを語った。

福岡市役所に高島宗一郎市長(左)を表敬訪問した道下美里選手(中央)

福岡市役所に高島宗一郎市長(左)を表敬訪問した道下美里選手(中央)

2016/09/25   産経ニュース


佳子さま、手話であいさつ=鳥取

2016年09月26日 01時18分06秒 | 障害者の自立

 鳥取県を訪問中の秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまは25日、倉吉市内で開催された「第3回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に出席された。

 開会式で、佳子さまは手話を交えて「大会を通して聴覚に障害がある方々と、大切な言語である手話に対する理解が一層深まることを願います」などとあいさつした。続いて、手話を用いた聴覚障害者との交流を描いた劇や歌、ダンスなど高校生によるパフォーマンスを観賞した。

 その後、県立鳥取二十世紀梨記念館と倉吉白壁土蔵群(いずれも倉吉市)を視察し、同日夜、空路で帰京した。

「第3回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の開会式に出席し、手話であいさつされる秋篠宮ご夫妻の次女佳子さま

(2016/09/25-時事通信