ゴエモンのつぶやき

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障害者施設で職員が入所者蹴り大けが 高知・黒潮町

2018年06月01日 12時09分39秒 | 障害者の自立

 施設によると、施設の寮で4月26日午前6時半ごろ、前夜から勤務が続いていた職員が起床後の入所者の着替えを手伝っていた際、60代男性の下腹部をひざで1回蹴ったという。同日午前11時半ごろ、男性のトイレの介助をしていた別の職員が、腫れて変色した下腹部に気づいた。男性は意識がもうろうとしていたため、すぐに病院に搬送され、即日入院し、手術を受けた。現在は退院して再び施設の寮に入所しているという。

 施設は職員に話を聴こうとしたが、当初関与を否定していた。だが、5月1日に暴行を認めた。「男性が服を何度も脱ぎ捨てるため、腹を立てた」などと話しているという。男性は以前から何度も服を脱ぎ捨てており、その度にこの職員が手伝っていた。職員は同日、中村署に出頭した。

 施設を運営する社会福祉法人「土佐七郷会」は30日に会見を開いた。酒井晴夫施設長は「職員の意見を聞いて検証し、二度とこのようなことが起きないような環境を作っていきたい」と話した。

施設の労働環境は

 激務といわれる福祉の現場で、働く環境は適切だったのか。

 「大方誠心園」は障害者総合支援法に基づき、県から指定障害福祉サービス事業者の認可を受け、人件費など運営費として給付金を受け取っている。

 障害者総合支援法は、障害者支援施設の夜勤の時間や職員数の基準を定めている。入所者が60人以下では1人以上の職員が必要。60人を超えた場合は、40人増えるごとにさらに職員1人以上を加えなければならない。

 「大方誠心園」によると、四つの寮に知的障害者計79人が入所している。法令で最低2人の職員が必要だ。県障害福祉課によると、この施設では、暴行があった当日の夜勤の時間帯には各寮に1人ずつ計4人の職員が配置されており、基準は満たしていたという。

 同課は「施設職員による虐待は絶対にあってはならない」とする一方で、「職員が夜勤で複数の入所者に対応することに精神的な負担を感じていた可能性がある」と指摘する。

 被害にあった男性が入所前に住んでいた自治体により5月2日から調査が始まっている。県は今後、この調査の結果次第では、施設の労働環境などを調べる。

 施設を運営する社会福祉法人「土佐七郷会」は会見で「これまで夜勤では法令の基準より多い人数を配置してきたが、何か起きた場合に複数で対応する必要性がある」などと、職員をさらに増やす方針を示した。

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高齢者や障害者などの移動円滑化---国交省がガイドラインを作成

2018年06月01日 11時50分46秒 | 障害者の自立

国土交通省は、交通事業者に一定水準以上の接遇を確保し、高齢者や障害者などの移動円滑化を推進するため「交通事業者向け接遇ガイドライン」を作成した。

2017年2月に決定された「ユニバーサルデザイン2020行動計画」では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、政府全体で「心のバリアフリー」に取り組むこととされている。

国土交通省ではこれを踏まえ、高齢者や障害者に対する交通事業者による統一された一定水準の接遇を確保するため、交通モードごとの特性や様々な障害の特性に対応した「交通事業者向け接遇ガイドライン」を作成した。

ガイドラインでは、接遇の前提として身に付けるべき基本的な心構えや「障害の社会モデル」の理解など示している。接遇対象者ごとに特性・困りごとについて整理するとともに、基本的な接遇方法や、緊急時における配慮事項と具体の応対について記載している。ガイドラインに基づく教育内容を検証・見直しするための体制構築のあり方も示した。

ガイドラインは、交通事業者各社が自社の接遇マニュアルを作成・改訂する際の指針となるもので、これによって高齢者や障害者の移動等円滑化を推進する。 


高次脳機能障害者を支援

2018年06月01日 11時04分12秒 | 障害者の自立

通所施設「スペースナナ」

 交通事故などの外傷性脳損傷や、脳血管障害などが原因で起こる「高次脳機能障害」。この障害がある当事者や、その家族を支援する市内唯一の施設、ピアサポートセンター「スペースナナ」が愛甲にある。6月で丸11年を迎える同センターの取組みや、高次脳機能障害について取材した。

 高次脳機能障害は、覚えられない、気が散りやすい、すぐに怒るなどの症状がある。また、障害に対する自覚がなく、10年以上経ってから自身の障害に気がつくケースもあるという。さまざまな症状が入り交ざり、100人いれば100通り、1人として同じケースがないという特徴がある。全国で約50万人、県内では約3万5500人の当事者がいると推計されている。

 外見からはわかりにくく、就職できても長く勤められる場所がない、仕事がしたくても職場復帰がしにくいなど、障害に対する社会の理解や認知度がなかなか深まらない現状がある。

「いつでも、いつまでも」短所を長所に

 NPO法人脳外傷友の会ナナが運営する「スペースナナ」は、2007年6月に開設。翌年度には、県の協働事業負担金の対象事業に選ばれ本格稼働した。

 設立目的は、日中の居場所がない高次脳機能障害者に対して、活動の場所を提供、社会参加に対する認知リハビリの実施など。通所する施設を提供することで、家族が一時的に休息を取れるようにする狙いもある。

 同センターの立ち上げから関わる本間真司施設長(58)は、「利用は『いつでも、いつまでも』。利用・通所を通して、短所を長所に変えられるような視点で運営しています」と語る。

 現在は、厚木市内をはじめ、県内外から26人が登録。1日平均で14・8人が利用している。時間は平日の午前10時から午後3時。利用者たちはパソコンを使った脳トレーニングによる集団認知リハビリや、併設するドッグカフェの運営補助を通したリハビリ、社会見学や野外活動などにも出かける。

 長生圭子さん(56)は、「車の労災事故」で高次脳機能障害になった。ケースワーカーの紹介で、約3年前から同施設を利用。通所するうちに障害を受容できたことで、感情の抑制ができるようになったという。「行き場を失って苦しんでいる人が多いので、ぜひ施設のことを知ってほしい」。問合せはスペースナナ【電話】046・290・0221へ。
 
 
パソコンを使ってリハビリをする利用者を見守る本間施設長(写真奥)。センターではセラピー犬も活躍する 
 
2018年6月1日   タウンニュース

表現欲求の根源とは?障害者施設に通うアーティスト捉えた「地蔵とリビドー」上映

2018年06月01日 10時41分05秒 | 障害者の自立

表現欲求の根源とは?障害者施設に通うアーティスト捉えた「地蔵とリビドー」上映

知的障害や精神疾患を持つアーティストの姿を追ったドキュメンタリー「地蔵とリビドー」が、6月30日に東京・UPLINKで上映される。

 「地蔵とリビドー」チラシビジュアル裏

滋賀県にある障害者施設「やまなみ工房」に通所するアーティストたちの創作スタイルや、工房で過ごす日常の様子を約1年間追った本作。障害を持つアーティスト自らが語る精神状態と創作の関係性など、表現欲求の根源が探られている。アウトサイダーアートに造詣の深いジャーナリストや美術関係者へのインタビューも収録。アートディーラーの小出由紀子、ジャーナリストのエドワード M. ゴメズ、ZAZEN BOYSの向井秀徳らが出演し、クリエイティブディレクターの笠谷圭見が監督を務めた。

現在予告編がYouTubeにて公開中。上映後のトークショーには笠谷とやまなみ工房の施設長である山下完和が登壇する。

2018年6月1日      映画ナタリー