ゴエモンのつぶやき

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利用証を来年度導入へ 障害者ら向け駐車場で県

2018年06月26日 11時48分44秒 | 障害者の自立

 公共施設や店舗などにある障害者らの専用駐車場を正しく利用してもらおうと、県は利用証を掲示する車だけを止めさせる「パーキングパーミット(PP)制度」の二〇一九年度中の導入を目指す。二十二日は岐阜市内で、障害者団体と大型店舗関係者、学識者らによる「県福祉のまちづくり推進会議」があり、内容について話し合われた。

 車いす使用者、妊産婦ら向けの駐車場を健常者が使ってしまっていることから、〇六年に佐賀県が初めてPP制度を導入。現在は三重、静岡、滋賀など三十六府県に広がっている。

 県内ではこれまで、三十台以上の駐車場がある施設で車いす用を一台分以上確保するよう条例で定めていたほか、妊婦と乳幼児連れの人向けの駐車場の整備も推進。県内には計五千台分以上あるとされるが、不正な利用も目立つ。県は「性善説にのっとりながら専用駐車場を増やすことに重点を置いてきたが、ルールの徹底を求める要望が増えた」とPP制度の検討を始めた。

 素案では「ぎふ清流おもいやり駐車場制度」として、車いす使用者用の駐車場(幅三・五メートル以上)と、それ以外の歩行困難者向けの「ゆずりあい駐車場(おおむね二・五メートル以上)」を設定。県や市町村などが利用証を発行する。

 二十二日の会議では、障害者団体が利用者の範囲拡大を求めたほか、利用証を発行する窓口の判断が難しくならないかや、店舗などが利用証の確認にどこまで責任を負うべきかなどを懸念する声も上がった。制度について「名称が分かりにくい」という指摘も。県は秋までに具体的な実施案をつくり、再びこの会議で意見を聞く。

県庁にある車いす使用者用駐車場(手前の三つ)と妊婦・乳幼児連れ駐車場。利用証を発行する制度の検討が始まった

2018年6月25日         中日新聞


障害者の生活や就労をVRで支援、豪非営利組織がVRトレーニング制作

2018年06月26日 11時40分36秒 | 障害者の自立

オーストラリアのエンデバー財団は、知的障害を持つ若者が就労に向けたスキルを身につけるために、VRを活用しています。スポンサー企業と組んでコンテンツを制作し、日常生活や仕事の手順をVRでトレーニングします。

ATMの使い方からバリスタの仕事まで

現在提供しているのは、PC向けVRヘッドセット・Oculus Riftを使って体験する15のトレーニングプログラムです。ATMの使い方や交差点での横断の仕方、電車の乗り方といったことをVRで学びます。

このような日常生活での必要事項に加えて、就労に関するプログラムもあります。例えば、どうやって喫茶店のバリスタになるか、また建設現場でどのようにフォークリフトなどの危険性に注意すべきか、といった内容を学ぶことができます。

プログラムに関連するスポンサー企業と提携

エンデバー財団はVRプログラム作成の資金を得るために、ヘリテージ銀行やトランスアーバン(道路建設会社)、XL Catlinのような保険会社など、様々な企業と提携しています。

財団のパートナーであるChris Beaumont氏は次のように述べています。「私たちは提携先の企業のビジネスと関係があり、障害者の役に立つであろうVRトレーニングプログラムを制作しています。例えばトランスアーバンとは交通安全に関するプログラムを、XL Catlinとはフォークリフトの危険に関するプログラムを制作しました。直近では、自動車の運転シミュレーションをリリースする予定です」

Beaumont氏いわく、小売業やサービス業に関するプログラムを制作すべく、新たなパートナー企業を探しているとのこと。「店舗の販売員のトレーニングや、セルフ式レジの使い方といったプログラムを検討しています。また接客業では、食品の調理業務へ関心があります」と話しています。

VRを仕事のトレーニングに使う事例は、これまでにも数多く紹介されています。今後は障害者の就労支援への活用も進んでいくかもしれません。

Mogura VR編集部       Mogura VR


聴覚障害で強制不妊手術 静岡で12人特定

2018年06月26日 11時34分03秒 | 障害者の自立

 優生保護法に基づく強制不妊手術を受けた聴覚障害者静岡県内に少なくとも12人いることが、静岡県聴覚障害者協会の調査でわかった。手術を受けた県内の個人の特定は初めて。同協会は24日、御前崎市民会館で県ろうあ者大会を開き、強制不妊手術の真相解明を求める特別決議を採択した。

 調査は4月に開始し、これまでに中絶を含む強制不妊手術を受けさせられた聴覚障害者12人(男性3人、女性9人)を特定した。また、県立静岡聾(ろう)学校で1953年まで校長を務めた男性が、保護者らに「結婚式の仲人を引き受ける条件」などとして、手術を強く勧めていたこともわかった。校長の関与を証言したのは7人で、うち県西部の90代男性は不妊手術を、県中部の70代女性は中絶手術を受けたという。

 特別決議では「子どもを守る学校が『ろう』は劣るものと決めつけ、教育主導で強制不妊手術を推奨したことは大きな衝撃で看過できない」とし、引き続き調査を徹底するとしている。

 県衛生年報などによると、県内では本人の同意なく746件の手術が行われたとされるが、個人につながる公文書は保存期間を過ぎ、廃棄されたとみられるという。(阿久沢悦子)

「昔だったら…」

 特別決議の採択後、2人の聴覚障害者が取材に応じた。

 静岡市駿河区の山本寛子さん(39)は、ろう者の夫との間に3人の娘がいる。小2の長女にも聴覚障害がある。「昔だったら私は産んだらダメだったのか、とものすごくショックを受けた」。耳の聞こえない義母からも、障害者の出産に反対する風潮があったと聞いた。山本さんは「子どもを産みたい、欲しいという人が学校に命令されて手術されて……苦しかった時代が長く続いた」と指摘した。

 強制不妊手術を受けた人らへの聞き取り調査に同行した浜松市天竜区の伊藤行夫さん(67)は「憲法で人権が保障されているのになぜこんな差別的な法律ができたのか、疑問をもってきた。特別決議の採択でもっと世の中を喚起したい」と訴えた。

 写真・図版

優生保護法に基づく強制不妊手術の真相解明を求める特別決議が手話と字幕で読み上げられ、採択された

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>


慈善演奏会に森兼さん(徳島市)ネット出演 障害者国際音楽祭PR

2018年06月26日 10時56分31秒 | 障害者の自立

 下半身不随で車椅子生活を送りながら、ピアノを学ぶ森兼翔子さん(32)=徳島市八万町上福万=が26日、東京都内で開かれる障害者と一般音楽家合同のチャリティーコンサートに、インターネット中継で出演する。大きな演奏会への出演は初めてという森兼さんは「緊張すると思うけれど、技術よりも音の表現に気を付けて演奏したい」と意気込んでいる。

 7歳の頃から近所のピアノ教室に通った森兼さんはピアニストを目指し、徳島文理大短期大学部音楽科ピアノコースに進学。卒業後もピアノ教室でレッスンに励んでいたが、20歳の時に事故で下半身不随になった。

 しかし幼い頃の夢を捨てきれず、車椅子での生活を送りながらもレッスンを継続。そんな姿が、障害者を対象にしたピアノ演奏会を開く主催団体の目に留まり、今回の出演につながった。

 現在は徳島文理大で月1回、ジュゼッペ・マリオッティ同大音楽学部長から指導を受けている。マリオッティ学部長は「彼女はすごく勉強家。ハンディを感じさせない繊細で力強い演奏をするので、演奏会への出演は全く心配していない」とエールを送る。

 コンサートでは、ベートーベンのピアノソナタ「テンペスト」を独奏する予定。森兼さんは「人が生きていく上での苦しみが込められた曲。本番では、そんな思いを共感してくれるような演奏をしたい」と話した。

 チャリティーコンサートは東京・渋谷のホールで行われる。12月に米国である障害者による国際的ピアノ音楽の祭典「第4回アンハードノート・ピアノパラ」(実行委主催)のアピールが目的で、森兼さんのほか、ピアノパラに出演する障害者ら約50人がステージに上がる。

コンサート本番に向けてピアノレッスンに励む森兼さん(右)
 
2018年6月25日    徳島新聞
 

松山で「サイクルチャレンジ」障害者や家族楽しむ

2018年06月26日 10時43分57秒 | 障害者の自立

爽快、タンデム自転車

 複数人乗りのタンデム自転車を楽しむイベント「サイクルチャレンジ」が24日、松山市市坪西町の松山競輪場であり、障害者や家族ら計約280人が、自転車で爽やかな風を切ってバンクを駆け抜けた。

 自転車を通じ障害者を支援する民間団体「タンデム自転車NONちゃん俱楽部」が市の委託を受け実施しており、5回目。

 梅雨の中休みで晴天に恵まれた24日は、障害者約70人が、2~3人乗りの自転車や、手こぎのハンドバイクなどさまざまな自転車を体験。タンデム自転車のパイロット(運転手)として参加した日本競輪選手会愛媛支部の現役選手と一緒に、バンクの傾斜部分の走行なども楽しんだ。

 視覚障害がある同市桑原1丁目の田中知子さん(73)は「選手がこぐスピードは速く、最高の気分だった」と笑顔で語った。

手こぎのハンドバイクなどさまざまなタイプの自転車の体験を楽しむ参加者

2018年6月25日(月)(愛媛新聞)