ゴエモンのつぶやき

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障害者に安心を 宮城県に要望書提出 社会福祉法人など

2018年06月22日 14時43分01秒 | 障害者の自立

 宮城県内36の社会福祉法人や障害者、支援者団体でつくる「みやぎアピール大行動実行委員会」は19日、障害福祉施策の改善などを求める要望書を村井嘉浩知事に提出した。
 障害者の医療体制整備、障害者差別禁止条例の制定、就労支援など15項目を求めた。旧優生保護法(1948~96年)下で知的障害などを理由に繰り返された強制不妊・避妊手術について「過去と向き合い、原因をしっかり検証すべきだ」と口頭で申し入れた。
 同委員会の鷲見俊雄代表は「障害者が安心して暮らせるよう、県の社会福祉政策に反映させてほしい」と語った。村井知事は「簡単ではないが、誰もが安全に暮らせる社会を目指して一歩ずつ努力していきたい」と話した。

2018年06月21日      河北新報


福岡・川崎町 手話条例制定へ 町長が障害者団体に約束

2018年06月22日 14時19分24秒 | 障害者の自立

 耳が不自由な人への理解を深める「手話言語条例」について、福岡県川崎町の手嶋秀昭町長は20日、田川聴覚障害者協会と支援の健常者団体「田川手話の会」の代表に「必要性は十分認識している」と述べ、来年4月30日までの任期中の制定を表明した。両会は田川市郡で条例未制定の残り7市町村にも要望活動を計画しており、条例が広がる契機になると歓迎している。

  協会の久冨寿(ひさし)会長(51)らが町役場を訪れ、条例制定を求めてまとめた草案を提出。手嶋町長は「検討する」とした昨年の議会答弁を踏まえて応えた。内容と時期については、「財政事情をにらみ、意見交換したい。詰めるところがあるので、9月議会に条例案提出が間に合うか分からない」と述べた。

 草案は前文で「手話が日本語と同様に話せる環境を整備することでコミュニケーション障害を除去し、支え合う地域社会を実現する」と条例の目的を明記。第1~11条で手話の尊重・普及▽事業者による「働きやすい環境の整備」▽町の財政措置--などを定めた。

 手話言語条例は2013年に鳥取県が全国で初めて制定した。両会によると、5月10日現在で179自治体に広がったが、県内では直方、朝倉市にとどまっている。手嶋町長を前に、町在住で協会の事務局を務める村上ちどりさん(68)らが「(自治会などの)集まりでは筆談ができず、参加しなくなる実態がある」「災害が起きても聞こえないので逃げられず、安心して眠れない」などと手話通訳者を介して訴えた。

 


新理事長に山下氏、障害者で初 別府 /大分

2018年06月22日 13時59分17秒 | 障害者の自立

太陽の家

 別府市の社会福祉法人「太陽の家」は、山下達夫氏(59)が20日付で新しい理事長に就任したと発表した。障害者として初の理事長となる。

  脊髄(せきずい)性小児まひのため重い障害のある山下氏は、1977年に18歳で太陽の家の訓練生になった。84年の創業と同時に「三菱商事太陽」に入社、2014年に車いす使用者として初めて同社長に就任し、16年に太陽の家の副理事長に就任した。

 太陽の家の理事長は山下氏で5代目。前理事長は創設者、故中村裕氏の長男の中村太郎氏(57)が12年間にわたり務めてきた。

 山下氏は「できないではなく、できるために何をすべきかを考え、取り残される障害者がいない社会を実現するため、まい進します」と話している。

毎日新聞        2018年6月21日


視覚障害者タンデム自転車で風を感じて「爽やかな気持ちに」 宮城・柴田で試乗会

2018年06月22日 13時45分28秒 | 障害者の自立

 宮城県柴田町内の視覚障害者や支援者らでつくる団体「四季さくら」は19日、視覚障害者も乗れる2人乗りの「タンデム自転車」の試乗会を町地域福祉センターの駐車場で開いた。障害のある人ら約20人が参加し、サイクリングの爽快感を楽しんだ。

 タンデム自転車は、県視覚障害者情報センター(仙台市)から借り受けた。前の席で支援者がハンドルとブレーキを扱い、障害のある人が後ろの席で一緒にペダルを踏んだ。敷地内を1周して戻ると、他の参加者は大きな拍手をして迎えた。
 20年近く前に病気の影響で視力を失った同町の早坂洋子さん(69)は夫の敏雄さん(70)と試乗。「22年ぶりにペダルをこいだ。風を切って運転を楽しみ、爽やかな気持ちになった」と笑顔を見せた。
 四季さくらの豊川光雄会長(69)は「参加者には人生の途中で目が見えなくなった人が多く、自転車に乗る気持ち良さを思い出してほしかった」と話した。
 四季さくらは昨年2月に発足。2カ月に1回程度、交流会を開いている。「選挙時に自筆で投票したい」などと行政への要望活動も展開する。連絡先は豊川会長080(1658)1932。

2018年06月21日       河北新報


障害者雇用や採用面接で大切なこと

2018年06月22日 13時35分13秒 | 障害者の自立

今回は私が経験した障害者の方を職場体験実習で受け入れた経験と、障害者の方が面接を受けて感じている事についてお伝えしたいと思います。

障害者の方を職場体験実習で受け入れる事に

前職で平成20年頃に60人程度の部署で、10名の障害者の方を受け入れた事があります。人事課からの説明内容は以下の通りでした。

・法定雇用率未達の事業主は、法定雇用障害者数に不足する障害者数に応じて1人につき月額50,000円の障害者雇用納付金を納付しなければならない。
・障害はあるがタイピング練習をしており、データー入力作業は問題ない。
・職場体験実習であり、今回の体験実習を通じて問題点を洗い出し、受け入れ体制等の検討材料とする。

体験実習受け入れで現場は大混乱に

障害に対する理解も準備もなく、健常者を受け入れる感覚で業務担当者が作業内容を説明、データー入力作業をスタートさせました。しかし、入力するデータは書式が乱雑だったり、入力すべき内容の記載されていない場合があったりと、作業内容を理解したり、柔軟に対応したりすることが難しい場面が多くありました。また、漢字が読めない方もおられ、入力作業が出来ない障害者の方が続出しました。障害者の方に業務を教える事に時間を割かれ、業務が停滞し現場は大混乱となりました。

障害者雇用で大切な事

障害者を職場体験実習で受け入れて現場が大混乱となった経験から、企業側の準備として、障害者に対する共通理解は担当部署と人事だけではなく、組織全体として必要です。特に業務担当部署、課単位での障害者の方に対する、障害特性、配慮事項等についての共通認識が肝要だと思います。

障害者の方のコミュニケーション能力、業務スキル等については、障害特性により大きく異なります。ですので、業務・作業内容を細部まで明確にする事により、障害者の方に求める最低限の業務スキルが具体的になり、より障害者の方の雇用機会が増えると思います。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構には、障害者の雇用支援に関する資料等をダウンロードする事も可能ですので、参考になれば幸いです。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 WEBサイト
http://www.jeed.or.jp

面接官として大切な事

障害者の方に面接の感想を聞くと「緊張した」「怖かった」といった内容の話を聞きますが、今は優秀な人材の取り合いをしており、面接官の対応次第では優秀な人材を取り逃がしているのではないでしょうか。そこに気付いている企業は、面接者の緊張をほぐすため、面接官の自己紹介、雑談を経てから面接に入り面接者が答え易いように履歴書、職務経歴書に基づいて、質問内容を具体的にする等の工夫をされています。それは面接をビジネスシーンに置き換えて考えてみると、初対面の面談においては名刺交換を行い軽い雑談をしてから本題に入るのが一般的である事からも、当然の流れではないのでしょうか。

エジソン、スティーヴン・スピルバーグ、アインシュタイン、イチロー等はアスペルガー症候群(自閉症の一つとされ、社会性、コミュニケーション、想像性に関して障害があるとされている)であるとされており、彼らは一般の人には及ばないレベルの集中力とこだわりを特定の分野で発揮すると言われています。従来のコミュニケーション重視の面接では、これらの特殊能力を持った人達を取り逃がしているのではないでしょうか。障害者の方の面接においても上記内容を参考にしていただければ幸いです。

バブルリング

53歳で妻と2人の子供と暮す4人家族の父親です。2017年4月に激務の果てに「うつ病・不安障害」を発症しました。現在では、症状も安定し就労支援事業所へ通所、「何のためにうつ病になったのか」を考えなら家族を含め沢山の方に支えられ、生かされている事に感謝し、日々を過ごしています。趣味は風景写真と沖縄旅行で、撮り貯めた写真を観る事で癒されています。

2018.6.21      障害者ドットコムニュース