ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

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2018年06月03日 23時25分46秒 | 障害者の自立

考える障害者【ホーキング青山著、墨字】

 普段は電動車いすで活動している身体障害者芸人の著者が、障害者への「偽善」と「建前」を痛烈に笑い、矛盾と盲点を鋭くつく。芸歴20年以上の著者が世の中に訴えたかったこと、それは「世間の障害者の捉え方ってなんかヘンじゃない?」。片方は、ヘレン・ケラーや山下清らのように、心は奇麗だとか、何らかの天才性を持っているといった捉え方。そしてもう片方は、表立って口にする人は少ないが、本音のベースでは確実にあるであろう「厄介者」という捉え方だ。しかし、障害者といっても同じ人間。この両極端しかいないというのは、あまりにもおかしいとつづる。また「『健常者と障害者の相互理解』と言いながら、いつも『健常者が障害者を理解すべき』という先方任せな思考に不満がある」とも語る。「24時間テレビ」「バリバラ」「乙武氏」「パラリンピック」「やまゆり園事件」などをテーマに、本音で書き尽くした障害者論。189ページ。税別720円。新潮社(03・3266・5111)。

2018年6月3日   毎日新聞


ドキュメンタリー映画 「道草」 「障害者の自立」追う

2018年06月03日 23時01分52秒 | 障害者の自立

 重度障害者の地域移行が議論される中、重度の知的障害者が自立生活を送るドキュメンタリー映画「道草」(2018年、宍戸大裕監督)が2日、横浜市中区の市技能文化会館で上映された。障害をもつ人の団体の連合組織「DPI(障害者インターナショナル)日本会議」(本部・東京、97団体)の全国集会で試写され、鑑賞後「映画の世界は特別か」をテーマに議論した。

  映画は、障害を持ちながら親元や施設を離れ自立生活を送る3人の青年の日々を描写。相模原市の障害者施設殺傷事件で息子が重傷を負った尾野剛志さん(74)家族も登場し、事件を機に地域へ目を向ける姿が描かれている。鑑賞した尾野さんは「息子が自立を模索する第一歩を踏み出せた」と語った。

 鑑賞後は県手をつなぐ育成会の依田雍子前会長や知的障害当事者、支援者らが登壇し、障害者が地域で暮らす事について議論した。宍戸監督は率直に映画製作の過程を語りながら、「こんなふうに地域で自立して暮らす人たちの事も知ってほしい」と話した。

毎日新聞   2018年6月3日


カメラ使い手話通訳 聴覚障害者に対応 福岡

2018年06月03日 22時57分41秒 | 障害者の自立

 不動産仲介のガンツ不動産(福岡市)は、聴覚障害者向けに遠隔の手話通訳サービスを利用した物件紹介業務を1日、始めた。コンサルティング会社、ミライロ(大阪市)のサービスを不動産会社として初めて利用する。

  聴覚障害の客がガンツの店舗を訪れると、インターネット経由でミライロのコールセンターと接続。常駐する手話通訳士が、カメラの映像を介して店の担当者の声と客の手話を双方に通訳し、希望条件に関する質問や回答などのコミュニケーションを円滑にする。

 聴覚障害の大学新入生ら賃貸物件への入居需要は一定程度あり、ガンツの森田光俊社長は「聴覚障害者への接客を当たり前のことにしたい」と話している。

毎日新聞   2018年6月2日


障害者スポーツ、声援受け躍動 盛岡で県大会

2018年06月03日 22時43分59秒 | 障害者の自立

 県障がい者スポーツ大会(県、同実行委主催)は2日、盛岡市みたけの県営運動公園など市内3会場で開かれ、選手1557人が好記録を目指して熱戦を繰り広げた。

 陸上やフライングディスク、水泳、アーチェリー、卓球、ボウリングの6競技を実施。同公園では陸上競技を行い、晴天の下、選手はスタンドからの声援を背に爽やかな汗を流した。

 車いすでコーンをすり抜ける速さを競うスラローム男子で優勝した盛岡となん支援学校中学部3年の大矢泰生さん(14)は「力を出し切ることができ、うれしかった」と笑顔を見せた。

電動車いすを巧みに操り、ゴールを目指す選手

電動車いすを巧みに操り、ゴールを目指す選手

2018.06.03    岩手日報


1447人が“親睦の汗” 知的障害者、11種目で

2018年06月03日 22時33分38秒 | 障害者の自立

 知的障害者が交流しながら体力向上を目指す「県ゆうあいスポーツ大会」(大分合同新聞社後援)が2日、大分市の大分銀行ドームであった。県知的障害者施設協議会(平原伸会長)などの主催。38回目。
 県内49施設から1447人が出場。開会式では入場行進の後、大会名誉会長の広瀬勝貞知事と平原会長が「それぞれの目標に向けて頑張って」とあいさつ。
 ナザレトの家(日出町)の大石克希さん(23)、ワークセンター「誠」(杵築市)の染矢優衣さん(21)が「楽しい大会にします」と宣誓した。
 選手は800メートル走、ソフトボール投げ、フライングディスク、走り幅跳びなど11種目で全力を尽くした。
 400メートル走1組で1位だった県なおみ園「こどもデイサービスバンビ」(佐伯市)の加藤修斗さん(15)=佐伯支援学校高等部1年=は「自己ベストを更新できた。もっとタイムを上げて、全国大会を目指したい」と話した。 ※この記事は、6月3日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。

「楽しい大会にします」と選手宣誓する染矢優衣さん(左)と大石克希さん=2日、大分市の大分銀行ドーム

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※この記事は、6月3日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。