ゴエモンのつぶやき

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レゴランド東京、聴覚障害者の入館断る 運営会社が謝罪

2018年06月22日 13時04分17秒 | 障害者の自立

 「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」(東京都港区)を訪れた聴覚障害の4人が、聞こえないことを理由に入館を断られていたことがわかった。国は「障害者差別解消法の禁止事項に当たる」とし、施設側に改善を求めた。運営会社は「大きな過ちを犯した。深くおわびする」としている。

 入館を断られたのは、新潟県に住むろう学校教員でろう児支援団体代表の阿部光佑さん(31)。4月21日の土曜日、家族などで楽しもうと、息子(3)と娘(6)と友人の計4人でレゴランドを訪れた。入り口でスタッフに呼び止められ、「聞こえる方はいらっしゃいますか? 聞こえる人が付き添わないと入館はできません」と筆談で伝えられた。4人とも聴覚障害があるため、理由を聞くと「災害時に避難の呼びかけに応じることができないため」と説明された。子どもたちは「ほかの子は遊べるのに、なんで自分は入れないの?」とショックを受けた様子だったという。

 施設を運営する「マーリン・エンターテイメンツ・ジャパン」(港区)などによると、施設のホームページのQ&Aに、障害者だけの入館はできず、健常者の付添人との入館を求めるという内容を記していた。阿部さんはこの出来事を全日本ろうあ連盟(東京都新宿区)に相談。連盟は国や、施設のある港区に対応を求めた。

 ログイン前の続き障害者差別解消法は、障害を理由にサービスの提供を拒否することや、健常者につけない条件を障害者につけることを禁じ、国は「介助者がいないと施設や店に入れない」ケースを不当な差別として例示している。経済産業省は今月13日、マ社に報告を求め、「法律の趣旨を理解し、運用を徹底してほしい」と改善を求めた。マ社のピーター・リー代表取締役は取材に「今回のスタッフの対応は良識に反したもので、不快な思いをさせ、大変申し訳ない」と述べ、改善する考えを示した。

 阿部さんは「親子でレゴランドで遊ぶのを楽しみにしていた。聞こえないだけで入館できないと言われ、つらかった。将来、入館拒否がゼロになってほしい」と願っている。

2018年6月21日     朝日新聞


障害者観光、対応研修へ 浜松市、五輪・パラ態勢づくり

2018年06月22日 12時41分25秒 | 障害者の自立

 浜松市は20日、ユニバーサルデザイン(UD)審議会の2018年度初会合を市役所で開いた。20年東京五輪・パラリンピックに向けて国から「共生社会ホストタウン」に登録されたことを受け、市は18年度事業として、外国人や障害者など多様な来訪者に対応できる人材育成研修や、案内表示用の絵文字「ピクトグラム」の普及啓発などに取り組む方針を説明した。
 市は東京パラリンピックの事前合宿でブラジル選手団を受け入れるほか、19年に袋井市などでラグビーワールドカップ(W杯)が開催されることから、幅広い来訪者に対応できる態勢づくりとしてUD化の促進を図る。
 JR浜松駅の市観光インフォメーションセンターのスタッフが障害者や高齢者に適切に対応できるよう、10月ごろにユニバーサルツーリズム(UT)の人材育成研修を行う。
 8月1日は外国人向けにも普及が求められるピクトグラムを市民に啓発し、案内に活用してもらうため親子UD教室を市役所で開催。11月3日は障害者スポーツ「ブラインドサッカー」の体験講座を浜松城公園で開く。


 山下昭一市民部長は新任委員に委嘱状を交付。「UDの街として来訪者に対応していくため、協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 2018/6/21       @S[アットエス] by 静岡新聞


発達障害ある人の就労支援 佐賀市にセンター開設 相談大半は20-30代 [佐賀県]

2018年06月22日 11時26分35秒 | 障害者の自立

 発達障害のある大人の就労を支援する佐賀県内初めての施設「県発達障害者就労支援センター」(SKY)が5月、佐賀市駅前中央1丁目にオープンした。これまでに30件近くの相談が寄せられ、大半は20~30代。同センターは「働く意欲はあるのにうまくいかない人がほとんど。まずは連絡してほしい」と利用を呼び掛けている。

 県は鳥栖、多久の両市に発達障害者の支援センターを設けているが、早期の発見と療育を目的に子どもとその保護者への対応に力を入れてきた。ただ、最近は成人からの就労に関する相談も増えてきたため、大人専用の窓口を開所した。

 SKYは佐賀市のNPO法人「それいゆ」が運営。スタッフ2人が常駐し、面談に応じている。今月18日までに県内を中心に29人から相談があり、20~30代が22人を占めた。中には「20件のアルバイト先を転々としている」「仕事が続かずうつ病になった」などの内容もあったという。

 SKYではこうした相談者に企業を紹介したり、会社訪問に同行したりするなどの支援をしている。障害者を雇用する側の理解を深めるため、企業や事業所を対象にした研修会も今後開くという。

 県障害福祉課は「職場になじめない人の中には自分の障害を理解している人もそうでない人もいる。気軽に相談に来てほしい」としている。相談は平日午前9時~午後5時で無料。土日祝日と年末年始は休み。事前の予約が必要。SKY=0952(20)2971。

県が5月に開所した発達障害者就労支援センター

=2018/06/21付 西日本新聞朝刊=