ダイキン工業は26日、主に重度障害者を雇用する第三セクター方式の子会社「ダイキンサンライズ摂津」(大阪府摂津市)に、新たな事務所棟を完成させ報道陣に公開した。同社はダイキンから空調機器の部品組み立てや加工を請け負っており、現在約140人の障害者が働いているが、事務所の増設により2023年までに210人まで拡大する方針だ。
延べ床面積は約2500平方メートルで事務所や会議室、食堂などがあり、投資額は9億円。エレベーターやトイレをバリアフリーにしたり、弱視の人向けに通路に見えやすいガイドラインを引いたりするなど働きやすいよう工夫している。
ダイキンの井上礼之会長は「大阪府内には意欲があっても就業できない障害者はまだ多い。今後、ダイキンでも雇用を拡大していく」と述べた。
SankeiBiz