ゴエモンのつぶやき

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視覚障害者の生活便利に 大阪・難波で最新機器展示

2014年09月29日 02時34分46秒 | 障害者の自立

 視覚障害者用の最新機器などを紹介する西日本最大級の展示会「日本ライトハウス展 全国ロービジョンフェア2014」が27日、大阪市中央区の難波御堂筋ビルで開幕した。音声案内付きの家電製品や文字を拡大して読み上げる読書機器など、使いやすく工夫された機器などが100点以上並び、来場者の関心を集めている。28日まで。

 視覚障害者の支援活動をしている社会福祉法人「日本ライトハウス」(大阪市鶴見区)が平成10年から開いている。16回目の今年は34社・団体が出展した。

 会場には、運転開始から停止まで、温度設定などの状況を利用者に音声で知らせる据え置き型のリモコンが付いたエアコンなどが登場。本や新聞、はがきなどを読み取り、読みやすいように画面に拡大表示して音声で読み上げる読書機器などが話題を集め、来場者が熱心に操作方法を担当者に尋ねていた。

 また、スマートフォンを実際に触ることができる体験会「さわって知ろう! iPhone、iPad」(事前予約制)などのコーナーもあり、人気を集めた。会場を訪れた奈良市の50代の女性は「さまざまな機能の付いた機器を使えれば、視覚障害者の生活にとってはとても便利」と話していた。

 最近は、視覚障害に対応した家電などの種類が増えており、視覚障害者の家電への関心も従来より高まっているという。

 日本ライトハウスの竹下亘・情報文化センター館長は「以前は視覚障害者の来場がほとんどでしたが、近年は高齢化で視覚機能が衰え、将来に不安を抱える方も多い。機器の使い方だけでなく、生活全般についての質問もしてもらえば」と話している。

 28日には、江戸時代の「疱瘡(ほうそう)絵」の立体コピー図版を触って鑑賞できる展示コーナーも開設される。この日の問い合わせは竹下館長(電)090・3820・0978。

2014.9.28 07:02      MSN産経ニュース


アメリカの障害者劇団が公演 鳥の演劇祭で

2014年09月29日 02時27分13秒 | 障害者の自立

 鳥の劇場が鳥取市鹿野町で開催中の「鳥の演劇祭7」で27日と28日の午後5時から、米国の障害者劇団「TBTB」の公演が行われる。会場の鹿野往来交流館「童里夢(ドリーム)」で26日、メンバーら6人による通し稽古があり、6本の演目を熱演した。

 TBTB(シアター・ブレーキング・スルー・バリアズ)は「障害を突破する劇団」の意味。1979年からニューヨークを拠点に活動している。米国の演劇界を代表する劇作家らが書き下ろした「パワー・プレイ-障がいをめぐる6本のアメリカ短編戯曲」を、ステージ後方に日本語訳字幕を付けて上演する。

 劇団員は衣装や舞台転換も本番さながらに稽古。演目の一つ「なんでお前が幸せなんだ」では、スーパーマーケットで働く全盲の男性の完璧かつ楽しそうな仕事ぶりを苦々しく思う健常者の従業員や店長のやりとりを、ユーモア交じりにテンポよく展開していた。

 出演者の一人で副芸術監督のニコラス・ビセッリさんは「障害者への固定観念を変えていくのが私たちの仕事。この公演は私たちにとっても特別なギフトになる」と話していた。

 あいサポート・アートとっとりフェスタの関連イベントとして、29日午後2時から鳥の劇場でTBTBによる演劇ワークショップ(参加無料)も行われる。

2014年9月27日    日本海新聞

公演の演目を通し稽古するTBTBの劇団員=26日、鳥取市鹿野町鹿野の鹿野往来交流館「童里夢」

 


大阪)主婦描いたかるた、障害者作業所が絵はがきに

2014年09月29日 02時19分28秒 | 障害者の自立

 

 河内長野市の市制60周年を記念し、同市在住の主婦島本貴子さん(82)が市内の名所旧跡や祭りなどを描いた「いろはかるた」を作った。素朴なタッチで描いた色鮮やかな絵が好評で、全50枚の原画を障害者が働く作業所に無償で提供。絵はがきにして販売したところ、府外からも注文が舞い込む人気ぶりという。

 

 「堀や土塁(どるい) 戦国の名残り漂う烏帽子形(えぼしがた)公園」の一文が入った「ほ」の札には、仲良く手を取り合うかぶとを被った子どもたちが描かれている。市北部の同公園には標高182メートルの山があり、戦国期にかけて山頂付近に山城が築かれた。河内守護畠山氏の城で、今も堀や土を盛った土塁が残る。

 

 ほかに、「夕月(ゆうつき)橋から見る眺め 湖畔も美しい滝畑ダム」などがあり、どの絵にも情景を詠み込んだ句が添えられている。

 

 島本さんは尋常小学校2年の頃、女性教諭の勧めで犬の人形を描くと、「よくできたね」とほめられて自信を持った。以来、絵が趣味になったという。21歳から14年間、大阪市内の公立中学校で家庭科の教諭を務め、ミシンの動かし方などは黒板に絵を描いて説明し、生徒にも「わかりやすい」と好評だったという。週刊朝日の人気連載「山藤章二の似顔絵塾」に投稿し、特待生にもなった。

 

 絵の腕前を知る芝田啓治市長が昨年、市制60周年の記念に、いろはかるたの作製を依頼。島本さんは家族の協力を得ながら題材となる各地の名所などに足を運び、半年ほどかけて50枚のかるたを完成させた。

 

 市の広報誌で紹介されると、作品に魅了された市内の障害者団体でつくる市作業所連絡協議会の大谷多美子会長(73)は市役所を介して島本さんに会い、かるたの製品化を打診。すると、島本さんから「好きなように使って下さい」と、原画を無償提供された。

 

 思いがけぬ好意に驚き、感謝した大谷さんは「河内長野の良い所や歴史を自然に知ることができる」と協議会で絵はがきに加工することにした。市民交流センター(同市昭栄町)にある喫茶店「カフェドくすくす」で今月2日から販売を開始。店は障害者の就労訓練の場でもあり、売り上げが賃金になる。売れ行きは好調で愛知や兵庫などからも引き合いがあるという。

 

 島本さんは「好きで描いた絵が役に立てば、これほどうれしいことはない」と話している。

 

 絵はがきは1枚50円、5枚セット200円、全50枚セット2千円。送料自己負担で郵送も受け付ける。問い合わせはカフェドくすくす(0721・54・0491、月曜定休)。

 写真・図版

烏帽子形公園を紹介したかるた

2014年9月28日03時00分        朝日新聞


障害者雇用促進:カフェの名称は「Cotti菜」−−津 /三重

2014年09月29日 02時15分58秒 | 障害者の自立

 障害者雇用を促進するため、県が男女共同参画センター「フレンテみえ」(津市一身田上津部田、県総合文化センター内)に整備を進めているカフェの名称が「Cotti菜(こっちな)」に決まった。12月24日にオープンする。

 カフェは、野菜農場などを経営する社会福祉法人「朋友」(鈴鹿市若松中1)が運営する。障害者10人を雇用予定で、単純作業や接客などの働く姿を通して、障害者への理解を深めてもらう狙いだ。

 メニューは、和食を中心に、朋友の農場で採れた野菜を使ったサラダバーやスムージーなど。店舗名は、提供する野菜の「菜」と、三重の方言で使う「な」を掛け合わせ、「気軽に入店して」という思いも込めて付けた。

 カフェには42席を設け、入り口正面にカウンターを配置。店舗スタッフと来店者の交流を促進するとともに、調理や給仕などがしやすいよう作業工程順に厨房(ちゅうぼう)機器をレイアウトして、障害者が働きやすい環境にする。月曜(祝日の場合は翌日以後の休日でない日)と年末年始が定休で、営業時間は午前9時〜午後5時。

 オープン日には記念式典を予定している。

毎日新聞 2014年09月28日   〔三重版〕


点字ブロック上に放置自転車 市民苦情・仙台

2014年09月29日 02時11分58秒 | 障害者の自立

 仙台市青葉区中央4丁目のファッションビル「イービーンズ」北隣の市道で、放置された自転車や二輪車が点字ブロックをふさぎ、視覚障害者らの歩行を妨げている。放置自転車の影響を受けた市民からの苦情を受け、市は点字ブロックの位置をずらす方向で検討中だ。「視覚障害者を安全に誘導できない」との声が上がる現場に向かった。(報道部・氏家清志)

 市道は幅約6メートル、長さ約100メートルで車は進入できない。17日午後3時半ごろ、ビルの外壁に沿って自転車やバイクなど計約80台が放置されていた。うち14台の後輪は点字ブロックの上に置かれた状態。記者が点字ブロックの上を歩いてみると、23台の後輪が脚にぶつかった。
 後輪が点字ブロックの上に乗ったまま、自転車のサドルに腰掛けながら談笑する若者がいた。
 市道に面するうどん店の副店長の男性(33)は「週末は放置車両がもっと増える。目の不自由な人が店の前を通るのを見掛けるが、大変そうだ」と語る。
 市道には2時間まで無料の駐輪ラックが174台分備えられているが、満車だった。市道路管理課は「駐輪ラックが全て使われているから壁側に止めても良い、と考える人が多いのではないか」と推測する。
 同課は現場の市道を含む放置車両の多いエリアを職員が毎日巡回。駐輪場への誘導に加え、点字ブロック上の車両の整理に当たっているが、整理した後も新たに放置自転車などが現れるため、状況は改善していない。
 先日、視覚障害者から「自転車があって歩きづらかった」と苦情が市に寄せられた。市は点字ブロックを壁から離れた位置に移す方向で考えている。
 市視覚障害者福祉協会の高橋秀信会長は「どこでも起きうる問題で残念だ。点字ブロックの意味を知らない人が多いのではないか。社会の理解がもっと進んでほしい」と指摘する。

<点字ブロック>正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」で、視覚障害者を安全に誘導するために敷設されている。日本盲人会連合(東京)によると、進行方向を示す「誘導ブロック」と危険箇所などの位置を示す「警告ブロック」がある。

点字ブロック上に放置された自転車やバイク。視覚障害者が歩きづらい状況になっている=17日午後3時半ごろ、仙台市青葉区中央4丁目

2014年09月27日土曜日        河北新報