多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

日本のクラシック音楽と言えば伊福部昭

2025-03-18 | 音楽つぶやき

伊福部昭は『ゴジラ』などの映画音楽で知られていますがクラシックの曲も多い。

特に初期の戦前の作品はレベルが高く、日本人の作曲したクラシック曲は戦前の方が優れていたとすら思えます。

 

そこで提案:

この時期の伊福部昭の『日本狂詩曲』のような作品はクラシック音楽入門にも向いています。

クラシック入門というと昭和の昔の『運命』『未完成』『新世界』の時代でもないでしょう。

そこでクラシックをこれから聴いてみたい人は伊福部昭の『日本狂詩曲』あたりから始めては?

 

ところで日本のクラシック音楽と言えば黛敏郎や武満徹では?と言われるかもしれませんが、それに触れれば長くなるので別の機会に。


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狭くてストレス?…クラシックコンサート

2025-03-07 | 音楽つぶやき

かなり前ですがクラシックコンサートでの乱闘について触れました。

そしてトルストイの『クロイツェルソナタ』を引用しましたがその内容を平たく言えば、クロイツェルソナタのような名曲を聴いて気が高ぶってもコンサート会場では発散しようがないから「それは恐るべき反応を示さないではおきません。」ということでした。

それではクラシックコンサートで気が高ぶっても乱闘にならないようにするにはどうすればいいか?

クラシックコンサートでは、飛行機のエコノミーや新幹線の普通車並みの狭い座席に押し込め、私語や飲食禁止の厳しいルールを課して音楽で気を高ぶらせるのだから客同士のトラブルが起きない方が不思議なくらい。

一番簡単で確実なのはコンサートに行かないことです。

それが無理ならポップスのコンサート並みに客の反応を容認して発散させればいい。

さらには狭い座席だけでなく、欧州の劇場のボックス席や歌舞伎の桟敷席みたいな余裕のあるスペースを設け、そこでの飲食も大目に見ればストレスは減らせると思うがサテどうか?


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クラシックコンサートで殴り合いがあったが…

2025-01-29 | 音楽つぶやき

クラシックコンサートでは客同士のトラブルが結構あるそうです。

最近の「熱演」では数年前にサントリーホールで殴り合いがあったとか。

 

これはネットでも取り上げられ「いいパンチ入った」とか「まるでプロレス興行」とか活況でした。

ならばオーケストラも戦いのミュージックでも演奏して盛り上げればよかったのにと思ったりします。

 

そしてこうしたトラブルで思い浮かぶのは、トルストイの『クロイツェルソナタ』の次の一節:

「音楽は自分を忘れさせ、自分の位置を忘れさせます。…人は音楽の力に釣られて、じっさい自分の感じないことを感じ、自分の理解しないことを理解し、自分の出来ないことも出来るような気がするのです。」

しかし音楽が「行為をもって表現されないエネルギイや感情を、やたらに時と場所を考えずに呼びさましたら、それは恐るべき反応を示さないではおきません。」

 

確かに隣の客が狭い客席にいる「自分を忘れ」「恐るべき反応」を示しでもしたら、たまったものではない。

それではこうしたトラブルを避けるにはどうすればいいか、それに触れれば長くなるので今日はここでオシマイ。


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日本のクラシック音楽が衰退?

2025-01-26 | 音楽つぶやき

昨年の2月6日に小澤征爾さんが亡くなって1年近くが経ちましたが、小澤さんの全盛期の昭和の頃に比べ日本のクラシック音楽は衰退しているのでは?

 

「衰退」を正確に検証するには音楽市場の統計などの分析が必要ですが、それでも実感で分かるのは、クラシックファンでない人も名前を知っている演奏家がいなくなったことがあります。

小澤さんがその典型ですが、こうした演奏家がクラシックに関心を持つきっかけとなるのに、それがいなくなった。

 

鑑賞も演奏もカネのかかる趣味とされるクラシックが、経済低迷と少子高齢化の日本で衰退するのは仕方ないと言えばそれまでですが、この先サテどうなるか?


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昔のレコードジャケットは凝っていた

2025-01-12 | 音楽つぶやき

昔のLPレコードのジャケットは大変凝っていました。

今みたいに試聴が簡単ではなく、ジャケットも大きかったからジャケットのデザインでアピールに精出したのでしょう。

なかにはジャケットに気合が入り過ぎて肝心の曲の中身が思い出せないのもあるほど。

 

そうした熱意に心打たれてか、LPレコードの時代が終わった今でも処分せずに残っているのがあります。

ただそれではインテリアに使うかとなると、漬物と梅干しの食卓の和室のどこに飾ればいいものか?


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