ロシアのウクライナ侵略と台湾有事緊迫で目が覚めたのか、防衛力強化の意識は高まっています。
ただそれでも目が向けられているのはもっぱら装備充実と兵員確保。
継戦能力確保のための防衛産業の育成や、有事の戦闘地域からの住民避難についてはやっと注目され始めたレベル。
両方に触れれば長くなるので戦闘地域からの住民避難について:
大東亜戦争では硫黄島からはあらかじめ住民避難ができたが、それができず一般人に多大の犠牲が出たのが沖縄と満州。
台湾有事で気になるのは沖縄で、特に本島以外の離島です。
大型ジェット機の発着できる空港や大型船の接岸できる岸壁が不足し、迅速に住民を避難させるのが難しい。
沖縄本島にしても大東亜戦争では本土や九州への住民の疎開が図られたが間に合いませんでした。
となると離島では有事の住民避難を念頭に、空港や港湾の整備拡張を急ぐべきです。
沖縄本島や奄美大島のような大きい島では、残る人と島外に避難する人の振り分けも必要でしょう。
防衛力強化ではウクライナが参考にされますが、島国の日本では住民避難は大陸のウクライナのようにはいかない。
そして自衛隊や防衛産業強化、有事の住民避難のようないろんな防衛課題を切り分けし優先順位付けするのが政治家の仕事ですが、岸田に期待するのは無理?