多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

水辺はトイレが近くなる?

2009-09-30 | Weblog
水が流れているところにいるとトイレが近くなる、という話があります。ただこの話、自分が思いついたのでもなければ、茶柱が立つと縁起がいいといったたぐいの迷信でもなく、アリストテレスが誰か、随分偉い人が言ったことではなかったか。出所は別として皆様はそうした経験がおありでしょうか

くだらないと無視する前に、水が流れているところは危険という潜在意識があるから緊張感が働き交感神経が刺激されてどうの…といった因果関係がないとも限りません。そこまで難しく考えなくても、水辺は温度が低いから、というのも一理あるでしょう。ということで条件反射みたいに案外こういうことが実際にあるのかも知れません

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広い川のほとりでゆったりと

2009-09-29 | Weblog
川幅が広いのがどこがおもしろい、とおっしゃるかもしれません。海は広いな大きいなじゃないですが、川幅も広いと気分もゆったり大きくなって、と言いたいところです

ところで河口では川幅が広いのは当たり前ですが、中・上流だと本来は次第に細くなるのがふくらんでいるわけで貴重です。そういう所は当然、堰でせき止められている手前となり、まあ写真のようなところはいかがでしょう、となります

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橋の上から川を眺める

2009-09-28 | Weblog
最近ガス橋の話題が続きますが別にガス橋に住みたいわけではありません。ところでこの橋は古いせいか、歩道の幅が狭く立ち止まってゆっくり川面を眺めるスペースなんかないですが、そういう余裕があってもいいのでは。ただ広過ぎるとホームレスさんがおうちを建てたりで、難しいところでしょう

写真はそのガス橋からの下流の眺めです。このあたりは川幅も割合あって(下流にいくほど川幅が広くなるという単純な話でもない)川ウォッチングには向いていると思うのですが。単に川幅が広ければいいのなら六郷橋あたりもありますが、あそこは人通りが多くてあまり橋の上で落ち着けないのでは。橋からの川面ウォッチングなどというのが趣味として定着するのはまだ時間がかかるでしょうか

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雲の写真をどう撮る? 多摩川の撮影スポット

2009-09-27 | Weblog
つい先日の投稿で、雲の写真は要するにシャッターチャンスなのだ、と偉そうなことをヌカシました。とにかく雲の形や色つやが決め手なのであって、まわりの多摩川の景色なんぞ考えてもどうせロクなところはないのですから、ひたすら雲を追い求めることでしょう

ではどこが絶好の撮影スポットかというと、多摩川の河川敷は空が広いから多摩川流域すべてであなたが素晴らしいと思った場所が最高のスポットです

ただこう言ってしまってはオシマイよでミもフタもない。強いて言えば上流ほど空が澄んでいることが多い、それとこれから、秋から冬にかけてが空も澄んで雲の動きも出るからお出かけになっては、というところでしょう

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多摩川の守り神? オオカミ様

2009-09-26 | Weblog
このおフダ(おフダは英語でどういうのでしょうか?)は登戸の舟島稲荷神社に貼ってありましたが、大口真神、つまりオオカミ様です。本物のオオカミと比べると目つきが悪い気もしますが、オオカミが守り神なのはお札にも書いてある御嶽山をはじめ、『もののけ姫』でもおなじみになりました

オオカミが守り神なら、最近は山地の畑でシカやイノシシの被害に困っているそうですから、モンゴルあたりから大々的にオオカミを輸入して放すというのはいかがでしょうか。ただし害獣はいなくなったが、ついでに最近流行の登山のお年寄りも襲われたとなっても私は責任持ちません

脱線したので、話を戻します

舟島稲荷に限らず他の多摩川沿いの稲荷社の狛犬にしても、お稲荷さんだから耳が長くて顔も長くて目が細いキツネ顔かというとそうでなく、犬ともオオカミともつかない顔つきのが多いようです

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多摩川の銘板

2009-09-25 | Weblog
ここは多摩川であるぞよ、ということを記した標識というか大看板は、この川は何川か気になるドライバーや乗客に分かりやすいよう、大体が橋や鉄橋のたもとの目立つ場所にあります

ところでこの写真のプレート、ガス橋のものですが目立たず気が付かない人もいるのでは。この前ご紹介したようにガス橋には由来を記した碑文があり、さらにこの銘板がある、といささか念が入っています

青さびで古色が出てなかなかの風格ですが汚いだけだという人もいるでしょう。ただこれは年代を出そうとわざと腐食させたのではないでしょう。それにしても橋の築造年代からすればさびがひど過ぎる気もしますが、結局は排ガスのせいかな

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太陽が顔を出したが…

2009-09-24 | Weblog
と書き出せば、下の句はすぐ隠れたと続くと考えるのが普通でしょう。ところが世の中それほど単純じゃなく、このときは出たり隠れたりを繰り返して最終的には時間をかけて天気が崩れた、という結末でした

それがどうした、何を言いたいとなると、多摩川でこうした不安定な空模様になるのは夏の初めか終わりあたりで今頃の時期からそろそろ落ち着いてきます、ということです

ただ前にも書きましたがこうしたシャッターチャンス、大抵はあっという間の出来事ですから、まわりに人がいようと満員電車の中だろうと、あわてず騒がず臆することなくカメラを取り出さないと撮れないようです

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是政橋の見所は… 多摩川百景

2009-09-23 | Weblog
当ブログでたびたび取り上げる是政橋ですが、橋を西南側の河原から見たのがこの写真です。多摩川の橋の中でもスマートで端正な姿で、色もこの前話に出たピンクとかでないのもよろしい。こう誉めれば皮肉にとられるだろうがまわりの豊かな緑も色を添えています

多摩川沿いでは山奥でもなくゴミゴミした街中でもなくちょうど程よいあたりにあって、ご存知の渋滞も府中の競馬場ギャンブルも、この写真を撮ったあたりからすれば全ては夢の別世界といったところでしょう。それではウォーキングにお出かけとなりますが、橋の両岸とも駅が近くにありいいことずくめと言えそうですが、どっこいその駅まで都心からは相当時間がかかり、やっぱり世の中、そんなに甘くありません

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再生処理水も多摩川のうち

2009-09-22 | Weblog
激しく流れる水流を見詰めていると、いつしかそれは意識の底を流れるようになり…、とかガラにもない書いたことがありましたが、この写真も多摩川のそうした流れの一つです

ただこの流れ、どこから流れてくるかハッキリ分かっていて、南多摩水再生センターの放水口、要するに下水を再生処理した水を多摩川に景気よく放流しているわけですな

最先端の処理技術で浄化した水を流しているから水質については自信満々だし写真をご覧になっても別にどうも、というところでしょうが、頭で分かっていてもスタート地点のトイレや台所を思えば…、というのもある。しかし皆さんそういうのは気にならないか、このすぐ近くは野鳥が多いし子供たちが浅瀬で水遊びをしています

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多摩川のピンクの豚

2009-09-21 | Weblog
この写真、多摩川の河川敷にあるピンクの豚の置物というか遊具、子供たちにかなり人気のようで、たいてい子供が乗って遊んでいてなかなか写真が撮れません

遊具というのは当然ながら子供サイズですが、これはかなりデカくてボテーッとしていて存在感がある。それにホームレスさんのおうちは大部分がブルーシートでピンクのシートのおうちなんかないことからもお分かりのように、そもそも多摩川にはピンクの物体は殆ど存在しない。ですからこの豚は多摩川のちょっとしたランドマークでかなり目立ちます

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ガス橋をわたれば大都会?

2009-09-20 | Weblog
この写真、ガス橋の上から大田区側を撮ったものですが目の前にキャノン本社と高層マンションが迫っています。これみたいに橋のたもとまでビルが密集しているのは隅田川とかでは当たり前の風景ですが多摩川では少ない。特に二子玉川より上流では

そもそもこの国では橋のたもとは大抵が隣町との境でさびしい町はずれで、橋の下にはホームレスさんがお住まいになっているというパターンが王朝の昔からありました。そして現在の多摩川の橋の多くも、大体この日本の伝統的パターンを踏襲しています

五条の橋の牛若丸と弁慶も、人の気配のない橋の上だから心おきなくバトルできたので、まわりのビルの窓からジロジロ見られていてはやりにくかったでしょう。江戸時代の自殺の定番コースだった橋の上からの身投げも同じでわびしいところだったからこの世にお別れできたのでは

ただガス橋の川崎側はガラッと様子が変わって少々さびしく、この非対称も面白いです

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清流に住む孤高のサギ?

2009-09-19 | Weblog
この前、猫にうちネコと外ネコがいるように多摩川のサギにも本流サギと支流サギがいると書きましたが、この写真は本家本元の本流サギです。写真が少々ボケているのも警戒心が強くて近寄れないからです

さらにこの写真のサギさんは特に潔癖なのかプライドが高いのか知りませんが、空き缶なんぞ全然転がってなくて水もきれいなところにいます。町の汚い川にいるサギもそれはそれで絵になるが、こういうところにいると正統派日本画になります

なおこの写真を見てサギ狩りに出かけたくなる人がいるとも思えませんが、念のため野生動物の撮影場所は公開しないことにさせて頂きます

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堰堤の眺めは美しいか?

2009-09-18 | Weblog
あんなものは環境破壊の景観破壊だと息巻く人もかなりいるでしょうがそれはさておき、多摩川のあちこちに堰堤があります。写真では分かりませんが堰堤のそばは水音もゴオーッと高く、いかにも川の水辺にいるという感じがします

だからというのでもありませんが、堰堤のそばではチョコマカとこまめに遊んだりせずボーッとしているだけでもいいのではないか。そうするとあなたの意識の深層にいつの間にか水の流れが入り込んで、思いがけないときに夢かマボロシか意識の底から、とんでもない形になって水の流れがあらわれてくるかもしれませんぞ

海岸や川沿いに住む人とそうでない人の違いは、心の中にこういう水のイメージというか水の世界があるかないかの違いなのかもしれません

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蒲田アロマスクエアの蒲田的オブジェ

2009-09-17 | Weblog
このオブジェ、多摩川沿いというには少々無理がりますが蒲田の近くの再開発ゾーンのアロマスクエアにあります。ここは都心の再開発オフィスゾーンをそのまま切り取って持ってきたようなところで、町工場と生活と風俗店と自転車と猫が充満している蒲田では珍しい例外的エリアです

ただそうは言っても全体がメタリックで形もメカニカルで、それに素材もピカピカ鏡面研磨のステンレスとかでなく適当にくすんでいるのが金属加工の町工場の街の蒲田らしくてよろしい。もっと蒲田らしくするならドリルの刃先みたいな形にしたら、という気もしますがそれだと服をひっかける人もいるだろうし、それに溝にゴミがたまって掃除も大変でしょう

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登戸ワンドのホテイアオイ

2009-09-16 | Weblog
この写真、登戸の多摩川沿いのラブホテルの近くにあるこのワンドみたいなところ、登戸ラブホテルワンドと自分は勝手に名づけていますが、水量のある池みたいになっていたかと思ったら完全に水が枯れて痕跡程度になったりで、何の脈絡もなくハチャメチャの変化をするのが面白い。お近くのラブホテルに入る人を観察しているより面白いかもしれません

ところで今年の夏は写真のように、エッチな植物かどうか知らないがホテイアオイが大繁殖しています。ちょっと分かりにくいですが真ん中あたりでチリチリしたのがホテイアオイで水面を完全におおっていて花も咲いています

ホテイアオイは特定外来植物かどうなのか、いろいろもめているみたいですが、都心のおしゃれな園芸店で小さな一株を結構なお値段で売っているのを見ると、やはり登戸ラブホテルワンドは別天地だな、と感じます

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