今上陛下ご譲位と新天皇陛下ご即位です。
これについて日本カトリック司教協議会なる組織が即位の儀式と大嘗祭は神道の宗教色があるから、日本国憲法の政教分離原則にそぐわないと批判しています。
カトリック神父のニュースと言えば児童の性的虐待くらいしか知りませんでしたが、こんなことも言っていた。
それはさておき神道の宗教色なるものについて変な遠慮をする政府も問題ですが、このカトリック組織、神道や天皇・ご皇室について何も分かっていません。
そもそもカトリック、ザビエル以来あれだけの布教労力を費やしても日本の信徒数は微々たるもので、費用対効果からすれば創価学会よりはるかにヘタ。
日本について余程理解が足らず要領も悪いからでしょう。
こうした口出しするヒマがあれば、なぜ自分たちが日本で受け入れられないのか、その理由の反省でもしたら?
話はそれましたが確かに神道には日本国憲法にあるような「宗教」の面もある。
しかし神道はそれを超えた日本の伝統・習俗であり天皇・ご皇室についても然り。
欧米のキリスト教や中東のイスラム教にしても同じです。
例えば英国の国王即位や米国の大統領就任の儀式はキリスト教的色彩が強いですが、これはこれらの国でのキリスト教が日本国憲法にあるような宗教を超えた伝統として受容されているからです。
そこで結論。
日本のカトリックからのこうした批判、国家神道と軍国主義を結び付けて批判する反日左翼と根は同じ。
そしてその裏にはこの国の伝統となれなかったことへの屈折した心理が見え隠れしているのでは?