例の御嶽山の噴火ですが、私、若い頃、山をやっていました。
写真はその頃の冬の八ヶ岳で懐かしいなあ。
やっていた頃、同じ火山で焼岳や浅間山は登山規制しているのに御嶽はなぜしないのか不思議に思っていました。
信仰登山の山だからか、などと想像したりしましたが結局、登りませんでした。
別に信心が深いわけでもないですが、昔の信者が苦行で登ったのに簡単にロープウエーというのに抵抗があったのかも。
ところで山をやっているときは雪崩で危ない目に遭ったり、遭難死亡事故の現場にも出くわした。
そういう体験もあってか、行動は慎重なほうでした。
ただどんなに慎重でも長いこと続けていれば確率みたいなのが働いてどこかで事故に遭うようです。
交通事故かギャンブルみたいなものですな。
さらに山の遭難事故は、危機管理でいうリスクじゃなく、管理不能なクライシスみたいなのもある。
実際、自分も装備も心構えも効かない場面もあると感じたこともありました。
最近は山ガールだか知らないがかなりの登山ブームですが、構えも甘くて確率の母集団も大きくなればそりゃ事故も増えるでしょう。
それでは山の遭難事故対策、どうすればいいか。
今回の事故を教訓に今みたいな登山のイメージが変わってブームが一度覚めるしかないのでは。