多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

多摩川で飲むビール…

2009-06-30 | Weblog
登山の人が山頂で飲むビールは格別だとか、ビーチで飲むビールは、とか言われます。多摩川でビールを飲むとしたらこの写真みたいなところがお勧めで、私自身、それを実行してもいます

こんなところで何がおもしろいかと言いますと、山頂やビーチと同じ解放感もありますが見どころはまわりの圧倒的な草ですな。確かに目の前には多摩川の本流が流れていますが、寄せては返す海の波と違って、上から下流へ川の流れは絶えずして色即是空で…、とじっと見詰めているとわびしくなって情けない

その点、夏草のボリュームは気分を解き放って、ということですがこの話を聞いていて、では自分もこういうところで飲んでみようと思ったら連絡でも下さい。連絡先のアドレスは以下ですがカバーにも書いてあります

genyomikai@nifmail.jp

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緑のオブジェ?

2009-06-29 | Weblog
この写真の木、多摩川に向かって枝がつき出ていて、本体にはクズがからみにからみついている、何だか天然のオブジェみたいです。名無しでもいいが、これをモニュメントに見立ててたとえば「死者追悼」とか名をつけてじっと見つめればズシンとくるでしょ。下手な石碑なんぞよりまわりの静寂とも相まって重量感があるのでは

と勝手なことを書いていますが、このクズのからみ方が実にしつこくて木にすれば迷惑この上ない。上に登る性質があるのかどうか知らないが、とにかくこの木を目の敵にして集中攻撃しています。それでと言うかご覧のように、どうも木は枯れてしまったようです

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多摩川の秘境?

2009-06-28 | Weblog
この写真、ちょっと細工をすれば知床の海岸線とか言ってもゴマカセそうですが、実は多摩川、それも奥多摩じゃなくて下流の都心に近い所です。特に写真の水辺は人跡未踏というか私も含め全然人が入った形跡がなく、もっとも何がおもしろくてこんな所に入るのよ、とも言えます

こういうところは静かだからホームレスさんがお住みになるのにさぞかし最適では、という気もしますが、草むらの中はかなり起伏があって小屋を建てるには向かない。無理して住むならそれはもうお気楽ホームレスライフを通り越して立派なサバイバルです

と、人跡未踏などと大げさに言いましたが、おそらくかなり昔に護岸を蛇篭で固めたがその後は誰も寄りつかないといったところでしょう。こう聞くと張り切って行ってみたくなる人もいるかも知れませんが、この辺の草むらにはヘビがいますぞ

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多摩川らしい景色

2009-06-27 | Weblog
先日、サイクリングロードばかりでなくときには川筋を歩いては、と言いましたがこの写真はその続きと思いなせえ。上流に向かって京王多摩川線の鉄橋が見えてきたあたりですな

自分はこういうのが多摩川の典型的・平均的風景と思っていますが、奥多摩や河口の人に言わせれば全然違うとなるでしょう。しかし多数決とは卑怯なりと言われるのはごもっともですが、流域の人口からいけばやはりこの写真みたいなのになるのでは

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多摩川の夏草

2009-06-26 | Weblog
夏の草が風にそよいで、葉の裏が白くヒラヒラと揺れる季節となりました。ときどき車の音はしますが大変静かでして、暑いのと紫外線が気にならない人には夏のパラダイスでもあるでしょう

多摩川の夏と言えば花火大会みたいなところがあります。そういうのはワンパターンとは言わないが、ときにはこの草地のような何もないところもよろしいでしょう。ところで花火ですが今年の調布の花火大会は7月18日ですが、何が言いたいのかわからなくなったのでやめにします

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多摩川八景…

2009-06-25 | Weblog
当ブログには連載記事シリーズ「多摩川百景」がありますが、実はこの名称、実在する「多摩川八景」というのをもじってつけたものです。ただ「百」というのは当座の出まかせで実際にいくつ作ったのか数えたこともありません

当然「八景」の方が権威があって、写真のような掲示板もありますので、詳しいことを知りたい方は実物の掲示板をご覧下さい

そこで「八景」があるなら、悪乗りして「多摩川うら八景」を選ぼうかと考えています。有力候補には、登戸のラブホテル群、河原のあちこちのホームレス小屋群など、堂々「うら世界遺産」級のもありますが、サテ選ぶのに困るほど数が多いか少ないか

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☆「多摩川雑学事典」      ご連絡先

2009-06-24 | Weblog
当ブログ「多摩川雑学事典」へのご連絡は以下のアドレスへどうぞ


genyomikai@nifmail.jp

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ときには川沿いを歩いては?

2009-06-24 | Weblog
多摩川沿いと言えば土手の上のサイクリングロードですが、河原に降りて川筋に沿って歩くのも悪くないですよ。難点は道が舗装してなく場所によってはぬかるみになったりして、さらには道そのものがない草むらだったりでサイクリングロードより当然時間もかかります。道標や案内版などもあまりありません

だから歩く人は釣り師や近所の物好きくらいですが、意外な眺めがあったりして奥が深い。ゆえあってサイクリングロードにはもう飽きた人がひっそりと楽しむ奥の細道的な趣ですな

それでそのうち割合入りやすくお勧めな所をご紹介しようというわけで、シリーズになるかどうかは分かりませんが、まずはこの写真、二ヶ領上河原堰堤の調布側あたりはいかがかな

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京王相模原線多摩川鉄橋 多摩川百景

2009-06-23 | Weblog
一連の多摩川の鉄橋モノ写真シリーズでもっと早く投稿してもよさそうなものでしたが、昨年から工事中だったので写真を投稿するのは遠慮していました。工事中の不細工な姿を皆様にさらしては気の毒という配慮からです。どうだ、優しいだろう

それでめでたく工事も終わったのでイザ投稿というわけですが、京王の車両を狙っていたら頼みもしないのに都営地下鉄新宿線の車両も通りかかったので、その写真を投稿する次第となりました

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多摩川の松並木

2009-06-22 | Weblog
以前、多摩川の松林という記事を投稿しました。今回の写真はそれとは別の松ですが相当の樹齢では。それに並木というほどの量はありませんが多摩川の河川敷の松の木ではかなり大きい

多摩川の並木と言えば何といっても桜で、松は暗くて古臭くあまり存在感がありません。多摩川沿いの名所とかには役所が大抵案内板を立てていますが、松の木のは少ないようです

多摩川の松の木の専門家というか評論家もいないと思いますが、もっと注目してもいいのでは。そのうち多摩川の松の木ウォッチャーという職種も出現するかもしれませんぞ

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多摩川にアジサイは少ない

2009-06-21 | Weblog
アジサイの季節ですが多摩川にはアジサイが少ない。なぜ少ないかと言われても困るが、要するに日当たりが良過ぎるということなのでしょう。生えていても大抵が野中の一本杉ならぬ一株アジサイで群落は見当たりません

写真はその中でも川の近くに生えていますが、もう少し小さい株なら水辺あたりにも生えていたような気もします。それも以前はもっと生えていた気がしますな

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多摩川とドナウ川の友好…

2009-06-20 | Weblog
多摩川の兵庫島にあるこの彫刻というかオブジェ、どこにでもありそうな気がしますが、下に書いてあることがフルっていて多摩川ドナウ川友好記念とかあって、アッと驚きます

以前、多摩川がドナウなら蒲田がウィーンでとか書きましたが、あれは当然シャレのつもりでしたが本気で考えている人もいたのでありました。だったら蒲田がウィーンなら河口の殿町干潟にはペリカンがいてもよさそうなことになります

東京の区や市が信州の山奥の村とかと姉妹都市縁組をしているのを見ると、なんだか戦時中の疎開先みたいでうら悲しい気持にもなりますが、それに比べると国際的でスケールが大きくて豪快かもしれません

鳥取県のハワイ温泉とか常磐ハワイアンと聞いて、その組み合わせに思わずハッとした、なんてのもありますが、それと似てますな。ところでハワイ温泉は漢字で羽合と書いてオチとなりますが、ドナウはサテ漢字でどう書くつもりか

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多摩川にはヘビがいる

2009-06-19 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
かなり以前に多摩川のマムシのことを書きました。ヘビが多いとしたら立川あたりより上流の河原の草むらかと思っていたら先日、調布のサイクリングロードで草むらからヘビが出てくるのを見かけました。調布が田舎かどうかは別として、今までにヘビを見かけなかった場所ですからそのうちオタマジャクシでも降ってくるかも…

ただしヘビという動物は、要領のいいウエイターみたいに来たかと思うとサッとソツなく姿を消すので写真は撮れませんでした。ここでサテ教訓となりますと、草むら、特に密生した草むらには不用意に入らないこと。これも観察していると不思議なもので、入っているのは若いママと小さな女の子とかで、男はガキもジジイも殆ど入りませんな

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夏雲が多摩川に浮かび…

2009-06-18 | Weblog
とカッコよく書き始めましたが別に文学的芸術的なことを書くつもりはなく、タイトルの「夏雲は多摩川に浮かび」の下の句には、是政橋はまだ完成しないと続きます。ただこの写真のような夏雲は、上昇気流がどうのと難しい条件があるのかそれとも自転車走行中はよそ見をするのが危険なので気がつかないだけか、多摩川沿いではあまり見かけません

で、その是政橋ですが、以前に競馬場への道は刑務所への道ということで取り上げ、そのときは工事中の写真を投稿しました。それと比べると工事が進んで今回は写真だけ見れば既に完成と言いたいところですが、内装工事と言うか道とかが全然できていないので、ドライバーの方は早トチリしないで下さい。建設のことはよく分かりませんが、多摩川の他の橋の工事を見ていても、橋というものは形は出来上がっても実際に渡れるまで、かなりかかるようです

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多摩川のややこしい矢口と矢野口

2009-06-17 | Weblog
最近このブログは二子玉川の兵庫島特集みたいになっていますが、悪乗りして今回も兵庫島の話です。写真の大して美しくもないこの看板、兵庫島は多摩川八景の一つであるという趣旨のことと兵庫島の簡単な由来が書いてあります。よく見ると右の方におもしろいシールも貼ってあります

ところで兵庫島の由来を補足しますと、新田義貞の子新田義興が多摩川の矢口で足利方と闘った際に新田方の武将由良兵庫助が討ち死にしたが、その遺体が流れ着いたのが兵庫島で、それ以降この兵庫島の中州はどんな洪水でも流されないのだそうです

この話で要注意で紛らわしいのは、この矢口は大田区の矢口渡駅のあたりじゃなくて、稲城と調布の間の現在の矢野口というとこですな。これを大田区と勘違いすると遺体が大田区の矢口より上流の二子玉川にサテどうやって流れてきたのかとなる。機動戦士ガンダムやウルトラマンは物理学的には成立し得ないことを証明した本があると聞きましたが、兵庫助も実はそうだったのか…などとワケが分からなくなってきます

で、ガンダムやウルトラマンが出て来て話がこじれ、「多摩川八景」や稲城の辺の足利時代の戦跡の話をするつもりだったのができなくなり見出しも当初予定を変更することになってしまいましたので、古戦場の話とかはまたの機会にします

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