多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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直接投票で選ぶのがそもそも間違い…東京都知事

2016-06-18 | Weblog
自民党、舛添の後任の都知事候補選びに迷っているようです。

テレビ系の著名人にはもうコリゴリだが、かと言って実務型の役人出身者では知名度がないと選挙に勝てないとか。

要するにこれと言った候補がいないのでしょうが、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

そうすれば東京のような巨大自治体の首長を人民投票型の直接選挙で選ぶこと自体間違っているのではと考えたくなる。

誰でも知っている知名度が決め手になり、著名人でないと都知事になれなくなっています。

ところで人民投票型の投票で選ばれる典型は米国の大統領。

これは今までうまく回っていましたが、トランプ人気でおかしくなってきたがそれが今では多少は我に返ったようです。

米大統領は人民投票のリスクがありますが、それでも選挙期間が長いから時間が頭を冷やして我に返って冷静になる機会もある。

しかし都知事選の選挙期間はせいぜいひと月です。

これでは買い物で選ぶ時間がないので、聞いたことのある名前の品物を買ったらそれはイカモノだったという危険がともなう。

それと英国と言えば人民投票などとは無縁の代議政治の国と思っていたら、EU離脱は国民投票で運動期間中に残留派の議員が殺されたとか。

ここで結論。

少なくとも東京都や大阪府のような巨大自治体の首長は人民直接投票で選ぶの、やめてはどうでしょうか。

先の英国にしても国民投票などをやり始めたら殺人が起きそこらの途上国と同列になり、そもそも人民投票型の指導者で最も有名なのはヒトラーですから。

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