奈良・東大寺二月堂・お水取り

　旧暦では、睦月二十九日・大潮で明日からが如月となる。朔日というのは旧暦の用い方で、月の満ち欠けの初日に中る。本日は大潮ではあるが睦月なのです。10年前のあの日は長潮であったので、津波の起きた時間で惨状は拡散したものだ。それが朔日であったり、望となっていたら被害の大きさは計り知れないことに。大潮と満干潮との関係もあるのだ。

　原発の惨状も推し量れる最大級に陥っていたろう。電気の供給に使うのは、きちんとした説明の上で遣ってもらいたい。嘘を吐いたり儲けようとの企みがあるからばれて右往左往する。あの仕組みをきちんと正して、その上での判断を仰げばよかったのを綺麗で快適で明るい未来なぞ謳うから結果は無残となる。核の塵の廃棄にも嘘で覆い隠して再稼働は否。

　Aさんの手当の約束をしていたので、明日の塩換えもあり水も分けてもらうので出向く。手当をしながら世間話に耳を傾けていると、近くの診療所（以前は町立だったが合併して市立）の話題が出た。既に何十年も前の事だが、海水浴に行っていて、溺れた我が子を助けて亡くなっているDr。治療で訪れた時、わたくしを待っていたかのように出現したのです。

　看護師さんにこちらのDrですか？と話しかけたら顔面蒼白。だ・誰がですか…背丈や顔の特徴を言っていると倒れそうになった。やっとお待ちくださいと診察室に取って返す。あらっ、何か拙いことを？と代わって出てきた看護師さんの言われるには、そのDrは亡くなられていますと返答。何故視えたのかは分かりませんが、と当時一緒に働いていたと話す。

　はて、わたくしにも分かりませんが、この方は以前からここで生活をされていません？天文台に行く途中でここに居られた姿を認めていました。それは何時？話の前後で、丁度亡くなられた時期と重なるらしい。不思議なこともあるものと、院内を見回せば東洋医学が専門で、何と枇杷葉の器具も置かれていた。最近は保険証を返却しているのでご無沙汰だ。

　で。そのDrとAさんの友人とが集まりで会ったことから、繋がっていた話をされたが個人的にはお二人への接触は全くない。Aさんがお二人を、わたくしに繋げてくれたのかは解明できないでいる。日航機の事故の時にもそうだった。どんなに説明しても理解は無理だろうし、異次元に居たことや視えた有様は一概に説明し難い。それが恐くて出不精も加速。

　ここまで読んできた方も、きっと鼻で笑うでしょう？わたくしが視えている景色は、あなたには違うものとして捉えていると察します。決して同じ画像は写ってはいないと確信します。写真の数々を観ていても、魂を掴まれた想いになるのは滅多とありません。信じるということには、その人の凡てを受け入れることでもあるので誰にでもは無理難題です。

　宇宙は当分の間星月夜なのだが、曇りから雨になってしまった。庭の花の勢いに閏雨には感謝して、こちらは読書に勤しもう。スターウォーズ（4・5・6）を取り出して観たり、ヤング・スーパーマン（10）も終了した。役者の演技力にも依るのだが、監督の器量にもと7・8・9には失望感が大きい。とんちんかんな配役にもガッカリ主役は誰よ？と残念感。