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洪水とダムの役割

2020年07月14日 13時34分00秒 | Weblog

洪水とダム

(熊本県南大水害と三峡ダム)



( 大雨で増水した白川 7/11 )


7月上旬

熊本県南では

とてつもない大雨が降り続け

地元の人も

体験や記憶にもない大雨と洪水とで

甚大な被害を受けている


水害により亡くなられた人は64

まだ行方がわからない人は 6

( 2020.7.13 現在 熊本県関係)

全国での死者は 70人を超える


また 家屋や建物の全壊・半壊

橋や道路、電気、水道、電話の

被害も 広範囲で規模も大きい


私は かつての熊本地震や

数々の水害体験を思い出す


球磨地区を中心として

かつて治水対策として

川辺川ダムの建設が計画され

いろんな議論を呼び

結果的に

樺島熊本県知事の表明で

現在建設事業が休止になっている

@@@@@@@@@@@@@@@@

今 梅雨前線が

九州を前面にして

ワイパーの如く

南北を往復しているが

その前線発生元の中国でも

大規模な水害が起きていて

多数の犠牲者も出ていて

三峡ダム付近はいろんなことで

危険な状態にあるらしい


今回の大雨は

インド洋の海水温の高まりが

要因の一つだとのことだと言う

(識者によっては

三峡ダムができたことによる

いろんな影響もあるのでは?

と推論する人もいる)


球磨地方では

40年前頃に 

川辺川ダム建設が計画され

それ以来ずっと論議されてきたが

12年前の2008年 

今の樺島知事が

「ダムに頼らない治水」を目指し

県としてダム反対を表明し

当時の民主党政権によって

建設事業が中止された経緯がある

(以上 一部Wikipedia による)


ダムは 

治水、利水、発電、観光などで

いろんな効用がある反面

漏水やヒビ、不具合、法面の崩壊など

想定外の非常事態などが起きると

一旦作った物は直ぐには壊しにくいし

費用や作業手順、代替水路・発電など

課題とすることも山積してくる

また 建設用地の立ち退き問題、

代替地探し、生態系への影響なども

しっかり検討しなくてはいけない


それがダムの悩ましい面だと言える


実は 

我が家の直ぐそばを流れている白川は

上流阿蘇の立野で 

治水専用ダムの建設が計画され

2020.7.05 に起工式が行われ

当初計画通り

2022年完成を目指すとのこと


この立野ダムについても

いろんな意見が交わされ

その後熊本地震もあり

本体着工が一年遅れて開始された


ダム放流などによる水害が

最近多く報告され

ダムって本当に

治水効果があるのかなあ  とか

却って被害をもたらしてしまうし

とか  考えると大変悩ましい‥


ps 2020.7.14

景勝地・三峡の瞿塘(くとう)峡にある

白帝城を謳った李白の詩 (86頁)


「早発白帝城」(早に白帝城を発す)

朝(あした)に辞す 白帝 彩雲の間

千里の江陵 一日にして還る

両岸の猿声 啼いて住(や)まざるに

軽舟已に過ぐ 万重の山

(「新漢詩の世界」(石川忠久著)

  大修館書店刊 2006.4 初版)

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