健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

遺伝子検査で子どもの才能を・・・・・

2011-07-01 08:32:56 | 研究
病気予防や肥満対策が主流だった遺伝子検査ビジネスの世界に、「才能や感性がわかる」という触れ込みの「新手」が登場しているそうです(ASAHI.COM)。ある本に付録として同封された綿棒で口内の粘膜をこすりとり、中国の政府機関が出資する会社で検査するそうです。特定の遺伝子がそれぞれ「色彩感覚」「チャレンジ精神」など15項目に関係するとし、検査を元に「優秀」「良好」「一般」「不利」の4段階評価した結果が約2カ月で届くというものらしいです。料金は1項目なら1050円または2100円ということです。この本、初版2万部。これまでの被験者の半数以上が10歳以下ということです。調べた項目は「頭の回転の速さ」など学習能力が6割以上で、「社交性」など性格関係の分野が続くということです。でも、どういう遺伝子をどのように検査しているかは不明のようです。ある専門家も「2万以上ある中の一つの遺伝子の働きは、いわばオーケストラの中の1人の演奏。一つで説明できるのは能力のごく一部にすぎない」と検査の意義を疑問視しているようです。さて・・・・・。
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