大腸がんの患者が増えているというのはよく聞きますね。先日、大腸がんの治療や予防の新しい手がかりになる成果が発見されたと報道がありました(サイエンスポータル)。炎症が起きた時に、大腸組織に浸潤してくる免疫細胞の一種(マスト細胞)が生理活性物質のプロスタグランジンD2(PGD2)をつくり、このPGD2が腸炎の重症化やそれに続く大腸がんの発症を強く抑えることをマウスで発見したというもの。薬の投与でPGD2の働きを刺激すれば、大腸炎の症状が改善されて、大腸がんの発症が抑えられることもマウス実験で確認されたそうです。早く薬が開発されることを期待したいですね。
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