健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

PCR検査結果の解釈

2020-08-04 21:58:16 | 研究
PCR検査の結果について、多くの人が興味を持っていると思います。そこで、少し解説してみたいと思います。
以下、サンプル採取とその後の処理に何ら問題がなかったことを前提に話をします。もちろん、私見です。

1)PCR検査で陽性
検体を採取した時点で、一定量のあるRNAがサンプル内に存在していた。つ

2)PCR検査で陰性
検体を採取した時点で、一定量のあるRNAがサンプル内に存在していなかった。これはRNAが存在しなかったかもしれませんし、存在していたが検出限界を下回っていた可能性もあります。

また、サンプル採取後にRNAが体内で増殖したり、新たにRNAが体内に入る(例えば、サンプル採取直後あるいは帰路時に体内に入る)ことも十分にあり得ることです。したがって、一定の間隔でPCR検査を継続的に実施しないと「いわゆる体内にRNAが存在しない証明」にはなりません。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Biological Sciences in Spac... | TOP | 大学院入学についての質問に... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究