健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ドラッグデリバリー

2012-11-20 08:30:17 | 研究
皮膚に貼るだけで薬剤を体内に届けることができる「マイクロニードルアレイ」が開発されたそうです(財経新聞)。「マイクロニードルアレイ」は、100~2000ミクロンの長さの微細な突起をシート上に配した薬剤送達部材で、皮膚表面に貼ることで突起部分から薬剤を皮膚に浸透させ、体内に届けることができるというものだそうです。「マイクロニードルアレイ」の突起部分は皮膚に貼っても注射のような痛みを感じることはなく、患部に薬剤を効率よく届けることもできるため、薬剤投与の新しい手段として期待されているそうです。今回開発した「マイクロニードルアレイ」は、突起部分に注射剤成分として使用実績のある多糖類などを使用しており、突起そのものが数分以内に皮膚下で溶解し、突起中に充填された薬剤を体内に届けることができる自己溶解タイプとのこと。突起部分が体内で溶解しないタイプは突起部分が折れて体内に残る危険性があるのに対し、「マイクロニードルアレイ」は突起そのものが消失するため高い安全性を実現しているそうです。新しいドラッグデリバリー手段として注目されているそうです。
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メディカルスクール

2012-11-19 08:30:55 | 日記
 「医師養成大学院(メディカルスクール)を考える」と題したシンポジウムが開催されたそうです(医療介護CBニュース)。北米型のメディカルスクールを開設することで、単に成績が良い人でなく、医師になりたい人が入学する、大学で医学以外の学問に触れており、幅広い教養が身に付いている、大学医学部に付属病院をつくるのではなく、病院に医学部を付設することで、臨床重視の教育ができるようになる、など優れた臨床医を育てられるようになるとの意見がでたそうです。その一方で、法科大学院(ロースクール)の開設により弁護士が余る状況になったことを踏まえ、メディカルスクールでは開設前に需給予測をすべきだとの意見も。
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ほぼ全講義を英語化する大学

2012-11-18 08:30:47 | 日記
先日、山梨大学が2016年度までに、ほぼすべての講義でテキストを英語の書籍とし、英語で講義することを決めたと報道がありました(YOMIURI ONLINE)。衝撃的ですよね。全学的な講義の英語化は、国際教育に特化した大学を除けば極めて珍しいケースです。文部科学省大学振興課によると、全学的に講義を英語化し、英語の授業だけで卒業が可能な大学は、国際教養大学の例があるだけだそうです。山梨大学総務課によると、英語化するのは、日本文学など日本語の使用が必須な科目を除く全講義だそうで、来春から段階的に導入し、4年後をめどに完全移行するそうです。
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公開講演会「第58回日本宇宙航空環境医学会大会公開講演会 オリンピックへの道と健康科学」

2012-11-17 08:30:36 | 研究
本日は、公開講演会「第58回日本宇宙航空環境医学会大会公開講演会 オリンピックへの道と健康科学」が開催されます。
詳細は以下の通りです。
多くの皆様の御来場をお待ちしております。

『第58回日本宇宙航空環境医学会大会公開講演会』

日時:平成24年11月17日(土)
   15時00分~16時30分
場所:豊橋商工鍵諸 9F 大ホール
定員:200名(事前申込制:先着順)
対象:次世代を担う小中高校生およびその保護者、健康・スポーツ・運動指導者、他

この公開講演会もどなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。

公開講演会の会場は、愛知県豊橋市の豊橋商工会議所です。詳細は下記HPをご参照ください。皆様の御来場をお待ちしております。
http://www2.sozo.ac.jp/~JSASEM58/
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認定遺伝カウンセラー養成コース

2012-11-16 08:30:01 | 日記
先日、ある研究科が平成25年4月に認定遺伝カウンセラーの養成コースを新たに開設しますすると発表しました(日経プレスリリース)。先端的な技術の進歩によって、ゲノムの情報を利用した検査や診断など遺伝子医療が始まり、薬の副作用予測など、ゲノムの個人差を用いたオーダーメイド医療(個別化医療)が行われる時代を迎えています。そのゲノム情報に基づく遺伝子医療や個別化医療の恩恵を受けるには、正しく偏りない最新の情報提供・情報整理と検査等を決める際やその後の心理社会的支援、すなわち、遺伝カウンセリングが必須ですという視点からの新規開設のようです。こうしたカウンセラーがたくさん必要になるのでしょう。
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第58回日本宇宙航空環境医学会大会開催

2012-11-15 08:30:18 | 研究
今日から3日間、愛知県豊橋市の豊橋商工会議所にて第58回日本宇宙航空環境医学会大会が開催されます。これまで、準備に追われてきましたが、とうとう大会当日を迎えることになりました。これから3日間、まっずは無事に大会が終了してくれることを願っています。もちろん、一人で多くの方にご参加いただき、活発な意見交換がなされて実りある大会になればありがたいです。
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生体組織そのまま観察できる顕微鏡

2012-11-14 08:30:41 | 研究
生体組織を染色しないでそのまま観察できる顕微鏡が開発されたそうです(日本経済新聞)。生体組織は透明なため、現在は染色して細胞の姿などを浮かび上がらせて観察しするのが一般的です。そのため、前処理に手間がかかります。こうした手間を解消するために、2種類の光を照射して観察する「誘導ラマン散乱顕微鏡」を改良した技術が回開発されたというものです。具体的には波長約1マイクロメートルの光を0.03マイクロメートルだけ変える間に約90回観察するそうです。必要な時間は3~30秒で、切り出したラットの肝臓を観察すると細胞質や細胞核、脂肪、血管などが詳細に見えたそうです。動物が生きていても表面から約100マイクロメートルまでなら観察できるということで、マウスの耳の組織を見ることに成功したとも。病理診断など向けに、数年後の実用化を目指すそうです。
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世界初の「脂肪税」失敗

2012-11-13 08:30:30 | 研究
デンマーク政府が国民の健康増進を目的に昨年10月、飽和脂肪酸を一定以上含む食品に対して導入した税金の撤廃を決めたそうです(47NEWS)。世界初の「脂肪税」とみられたが、食品の価格上昇が失敗の原因となったそうです。デンマークは2・3%を超える飽和脂肪酸を含むバターなど乳製品や肉、加工食品を対象に飽和脂肪酸1キロ当たり16クローネ(約217円)を課税したそうです。飽和脂肪酸が動脈硬化の原因になるとされる上、国民の間に増えている肥満を改善するため、脂肪分の少ない食生活を普及させるのが目的だったそうです。しかし、失敗ですか。やはり脂肪を消費する対策の方がよいということでしょうか。
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心臓移植希望者の登録時上限年齢の引き上げ

2012-11-12 08:30:08 | 研究
心臓移植希望者の登録時の上限年齢を、現行の60歳未満から65歳未満に引き上げる「心臓移植希望者選択基準」の改正案が、厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会で了承されたそうです(医療介護CBニュース)。来年2月ごろからの運用を目指すということです。心臓移植希望者の上限年齢の引き上げは、診療の進歩や埋込型人工心臓の普及による移植希望者の高齢化を理由に、日本循環器学会が求めていたそうです。ただ、60歳以上の心臓移植の症例が日本ではほとんどないことや、これまで移植適応とされていた60歳未満の希望者の移植機会減少を避けるため、選択基準では60歳未満を優先するそうです。
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アラニンとプロリン

2012-11-11 08:30:47 | 研究
アミノ酸素材「アラニン・プロリン高配合糖質混合物」を運動時に摂取した際に、長時間、血糖値と肝グリコーゲンを維持することで、持久力を向上する?そんな研究成果が発表されました(マイナビニュース)。アラニン・プロリン高配合糖質混合物は、体内でエネルギー源となる糖の産生に関与する糖原性アミノ酸であるアラニンとプロリンを高配合し、糖と組み合わせた独自配合のアミノ酸素材だそうです。長時間にわたって行うマラソンやサッカーなどの持久系スポーツでは、後半や終盤でのスタミナ切れや、いわゆる「バテ」を感じる主な原因として血糖値の低下があげられ、競技におけるパフォーマンスや成績に影響を与えることが課題とされており、血糖値を維持することの重要性や糖の摂取の必要性が指摘されているそうですが、これらのスポーツでは栄養摂取のタイミングが限られており、一度の摂取でより効果が持続できる素材が求められていたそうです。
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